- 未経験転職でも合格した人の志望動機や自己PRの書き方を知りたい
- 未経験転職での面接官の本音、通過・不通過のラインが知りたい
- 未経験の転職で「通る」志望動機の例文を参考したい
こんな方向けの、実体験記事です。
初めての読者のため、簡単に自己紹介させてください。
- 自分も悩まされていた「ありきたりのランキング記事」ではなく、実体験やインタビューでリアルの参考情報を届けるのはこのサイトのポイントです。
- そんな実体験から、未経験・第二新卒で転職したい人向けに、参考になる情報を提供しています
- 私は28歳まで2回未経験転職してきたキャリア迷い子のタマネギです。
この記事では、未経験採用の面接経験がある面接官20人へのインタビュー結果から、採用の決め手と不採用の理由を徹底的に調査し、以下の3つをお伝えします。
この記事で得られること
- 未経験転職の志望動機の書き方:採用担当者20人の調査結果から分かった「通る」「落ちる」の違い
- 面接官20人が語るリアルな採用基準:インタビューから分かった4つのインサイト
- 未経験でも使える志望動機の例文10選:Before/After形式で添削ポイントを解説
この記事の根拠
本記事は、未経験採用の面接経験がある面接官20人(人事担当者10名・現場マネージャー10名)へのインタビュー調査に基づいています。
- 未経験者の志望動機で採用を決めた理由
- 未経験者の志望動機で不採用にした理由
をヒアリングし、その傾向を可視化しました。
また、実際の転職成功・失敗事例も収集しています。
この記事を読んで、あなた自身の状況を当てはめて、自分ならではの未経験でも通過する志望動機を完成させるヒントが得られれば嬉しく思います。
目次
面接官20人に聞いた未経験で「通る志望動機」「落ちる志望動機」
リアルインタビューをベースに説明していきましょう。
- 調査概要
- 未経験でも採用の志望動機の決め手Top5
- 未経験で不採用の志望動機の理由Top5
- リアルインタビューから分かった4つのインサイト
- リアルインタビューに基づいた未経験転職の志望動機例文10選
- 未経験転職の内定まで最後の一歩:志望動機とセットで想定質問を考えておく
でお伝えしていきます。
調査概要
今回の調査は、面接官経験のある20名にインタビューを実施しました。
- 調査方法: オンラインインタビュー(クラウドソーシング経由)
- 調査対象: 面接官経験者20名(人事担当者10名・現場マネージャー10名)
- 設問内容: 「未経験者の志望動機で採用を決めた理由」「不採用にした理由」「重視するポイント」
未経験でも採用の志望動機の決め手Top5
面接官20人に「未経験者を採用した志望動機で、決め手になった要素」を聞いたところ、以下の結果になりました。
| 回答選択肢 | 票数 |
|---|---|
| 仕事の大変な点や地味な業務も理解したうえで、それでもやりたい理由を語っていた(仕事の現実理解) | 12票 |
| 未経験である前提に立ち、入社後の学習や立ち上がりのイメージが具体だった | 8票 |
| なぜこの会社・この仕事なのかを、自身の過去経験と結びつけて説明できていた | 6票 |
| 他社比較ではなく、「この環境でなければならない理由」が明確だった | 6票 |
| 前職の不満ではなく、将来どうなりたいかを軸に話していた | 4票 |
「仕事の現実理解」が12票で最多でした。
面接官のコメント(人事担当・30代)
憧れや華やかなイメージだけではなく、この仕事の現実を理解しているかが重要です。入社後、理想と現実のギャップで辞めないかを見ています。
未経験で不採用の志望動機の理由Top5
逆に、「未経験者を不採用にした志望動機の理由」も聞きました。
| 回答選択肢 | 票数 |
|---|---|
| 仕事内容よりも、待遇や働きやすさの話が中心だった | 10票 |
| なぜこの業界・この会社なのかを深掘りすると話が崩れた | 6票 |
| 現職・前職への不満が動機の中心になっていた | 6票 |
| 成長したい・挑戦したいなど、どこでも通じる話で終わっていた | 4票 |
| 未経験なのに、入社後すぐ評価される前提で話していた | 4票 |
「待遇・働きやすさが中心」が10票で最多でした。
面接官のコメント(人事担当・40代)
「残業が少ない」「給与が良い」だけを強調すると、「もっと条件の良い会社があれば辞めるのでは?」と思われます。待遇は大切ですが、それ「だけ」では不十分です。
リアルインタビューから分かった4つのインサイト
ここまでのインタビュー結果から見えてきた、重要なポイントを4つにまとめました。
- インサイト1:採用される志望動機の3要素
- インサイト2:不採用の志望動機の共通点3つ
- インサイト3:人事面接官と現場面接官の「見るポイント」が違った
- インサイト4:通過する志望動機は4つのパターンに分類できる
【インサイト1】採用される志望動機の3要素
面接官20人へのインタビュー結果から、未経験でも採用される志望動機には3つの共通要素があることが分かりました。どれも「気づかれにくいけど、面接官は必ず見ている」ポイントです。
要素①:「仕事の現実理解」がある(12票で最多)
仕事の大変な点や地味な業務も理解した上で、それでもやりたい理由がある。業界・職種の現実を調べた形跡がある。「楽しそう」だけでなく、「こういう苦労も覚悟している」という姿勢が見える。
例:
- ❌ 「IT業界は成長していて魅力的だと思いました」
- ✅ 「IT営業は技術知識の習得と顧客との信頼関係構築の両立が求められる大変さはありますが、それでも顧客の課題を解決できるやりがいに惹かれました」
面接官のコメント(人事担当・30代)
憧れや華やかなイメージだけではなく、この仕事の現実を理解しているかが重要です。入社後、理想と現実のギャップで辞めないかを見ています。
要素②:「入社後の立ち上がり計画」が具体的(8票)
資格取得・書籍学習・OJT計画など、入社後の学習プランが明確。「未経験ではありますが」の後に、具体的な準備や学習実績を示す。「○ヶ月で独り立ち」など、目標期間を明示。
例:
- ❌ 「未経験ですが、一生懸命頑張ります」
- ✅ 「未経験ではありますが、ITパスポートを取得済みで、現在は営業基礎の書籍で提案手法を学習中です。入社後3ヶ月で独り立ちを目指します」
面接官のコメント(現場マネージャー・40代)
「教えてください」という受け身の姿勢ではなく、「自分でこう学びます」という自走力が見えるかどうか。具体的な学習計画があると評価されます。
要素③:「会社固有の理由」が明確(6票)
競合他社との違いを理解している(事業の特色、顧客層、文化など)。「この会社でなければならない理由」が具体的。待遇面だけでなく、事業内容への共感を示す。
例:
- ❌ 「御社は業績が良く、福利厚生が充実していると聞きました」
- ✅ 「御社が中小企業向けに特化した価格帯と手厚いサポート体制で『誰でも使えるIT』を届ける姿勢に強く共感しています」
面接官のコメント(人事担当・50代)
給与や休日などの条件面ではなく、その会社の独自の強み・文化・顧客・事業内容に惹かれていることが伝わるか。「どこでも通じる志望動機」は刺さりません。
【インサイト2】不採用の志望動機の共通点3つ
逆に、不採用になる志望動機には明確な共通点がありました。実は「良い志望動機」より「NG志望動機」の方がパターン化しやすいんです。
ここでは、面接官が「これはNG」と挙げた3つのパターンを紹介します。
- NGパターン①:「待遇・働きやすさが中心」(10票)
- NGパターン②:「深掘りすると話が崩れる」(6票)
- NGパターン③:「前職への不満が中心」(6票)
NGパターン①:「待遇・働きやすさが中心」(10票)
よくあるNG例:
- 「御社は残業が少なく、ワークライフバランスが取れそうだと感じました」
- 「福利厚生が充実していると聞き、魅力を感じました」
- 「給与が良く、安定していると思いました」
面接官のコメント(人事担当・40代)
「残業が少ない」「給与が良い」だけを強調すると、「もっと条件の良い会社があれば辞めるのでは?」と思われます。待遇は大切ですが、それ「だけ」では不十分です。
NGパターン②:「深掘りすると話が崩れる」(6票)
ネットで拾ったような借り物の言葉で書いていると、面接で突っ込まれた瞬間に答えられなくなります。
例:
- 面接官:「なぜIT業界に興味を持ったのですか?」
- 候補者:「成長業界だと思ったからです」
- 面接官:「具体的にどんな成長を感じましたか?」
- 候補者:「…(沈黙)」
面接官のコメント(現場マネージャー・30代)
ネットで拾ったような借り物の言葉で書いていると、面接で突っ込まれた瞬間に答えられなくなります。自分の言葉で、調べた事実を語れることが重要です。
NGパターン③:「前職への不満が中心」(6票)
よくあるNG例:
- 「前職は人間関係が悪く、ストレスが溜まっていました」
- 「残業が多く、プライベートの時間が取れませんでした」
- 「評価制度が不透明で、頑張っても報われませんでした」
面接官のコメント(人事担当・50代)
「人間関係が悪かった」「ノルマがきつかった」という他責的な理由が中心だと、「入社後も不満を持ちそう」と警戒されます。
改善のポイント:
前職への不満を転職理由にする場合でも、「逃げの転職」ではなく「攻めの転職」に言い換える。
- ❌ 「残業が多くて辛かったから」
- ✅ 「より効率的な働き方で、顧客に向き合う時間を増やしたいと考えたから」
【インサイト3】人事面接官と現場面接官の「見るポイント」が違った
面接官には「人事」と「現場」の2つの立場があり、それぞれ見るポイントが微妙に異なります。実はこれ、知っているだけでかなり有利になります。
人事担当者(10人)が重視するポイント
1. リスク管理:すぐ辞めないか、他責思考ではないか
2. 適性:この職種・会社の文化に合うか
3. 一貫性:志望動機と退職理由が矛盾していないか
4. 条件面の優先度:待遇だけで来ていないか
志望動機で見る観点:
- 覚悟(仕事の現実理解)
- 他責の有無(前職への不満が中心ではないか)
- 条件だけで来ていないか
現場マネージャー(10人)が重視するポイント
1. 戦力になるまでのコスト:どれくらいで独り立ちできるか
2. 一緒に働けるか:コミュニケーション能力、素直さ
3. 自走できそうか:指示待ちではないか
志望動機で見る観点:
- 立ち上がりの現実感(学習計画の具体性)
- 自走できそうか(受け身ではないか)
両者に共通して重視するポイント
- 継続性:簡単には辞めなさそうか
- 意欲:本気でこの仕事がしたいのか
- 謙虚さと自信のバランス:過信も卑下もしていないか
志望動機に活かすポイント
両方に刺す最強の組み合わせは、「覚悟(仕事の現実理解)+ 計画(立ち上がりの具体策)」です。
- 人事には「覚悟」で「短期離職リスクが低い」と安心させる
- 現場には「計画」で「早く戦力になる」と期待させる
【インサイト4】通過する志望動機は4つのパターンに分類できる
採用の決め手となる要素を組み合わせることで、通りやすい志望動機のパターンが見えてきました。
ここでは、4つのパターンとそれぞれの特徴を紹介します。自分に合うパターンを見つけてください。
- パターン1:「過去経験→職務接続型」
- パターン2:「現実理解→覚悟・継続型」
- パターン3:「未経験前提→立ち上がり設計型」
- パターン4:「会社固有→選択理由明確型」
パターン1:「過去経験→職務接続型」
特徴:
前職の経験を、応募職種の業務に結びつける。ポータブルスキル(対人折衝力・管理能力・企画力など)で接点を作る。
必要素材:
- 前職の具体的なエピソード
- ポータブルスキルの言語化
例:
「前職の営業事務では6年間、既存顧客150社の受注・納期管理を担当し、『納期遅延ゼロ』を維持してきました。この経験から、顧客との細やかなコミュニケーション力と複数案件を並行管理する力を培いました。営業職では、この経験を活かし、既存顧客との長期的な信頼関係を築きたいと考えています」
パターン2:「現実理解→覚悟・継続型」
特徴:
仕事の大変さを理解した上で、それでもやりたい理由を語る。「憧れ」ではなく「現実」を見ている。
必要素材:
- 業界・職種の現実調査(求人票、OB訪問、業界記事など)
- 大変さを理解した上での意欲
例:
「IT営業は技術知識の習得と顧客との信頼関係構築の両立が求められる大変さはありますが、それでも顧客の課題をITで解決できるやりがいに惹かれました。現在はITパスポートを取得し、SaaSビジネスの書籍で法人営業の流れを学習中です」
パターン3:「未経験前提→立ち上がり設計型」
特徴:
入社後の学習計画・行動計画を具体的に示す。「教えてください」ではなく「自分でこう学びます」。
必要素材:
- 資格取得計画・学習書籍・OJT想定など
- 独り立ちまでの目標期間
例:
「経理は未経験ではありますが、現在は簿記3級を取得済みで、2級の取得に向けて学習中です。入社後は先輩方の業務に同行させていただき、6ヶ月で月次決算業務を独り立ちして担当できるよう努力します」
パターン4:「会社固有→選択理由明確型」
特徴:
その会社の独自性(事業・顧客・文化)への共感を語る。競合他社との違いを理解している。
必要素材:
- 企業研究(競合との違い、独自の強み)
- 事業内容への具体的な共感
例:
「御社が提供する中小企業向けのクラウド勤怠管理システムは、IT投資余力の少ない企業でも導入しやすい価格帯と手厚いサポート体制があり、『誰でも使えるIT』を届ける姿勢に強く共感しています。大企業向けではなく、ITリテラシーが高くない中小企業を支援する御社の事業に貢献したいと考えています」
リアルインタビューに基づいた未経験転職の志望動機例文10選
それでは、インタビューで分かった4つのインサイトを反映させて、実際の例文を見ていきましょう。
ここでは、10の職種・パターンを使った例文を、Before/After形式で紹介します。添削のポイントも一緒に確認してください。
- 例文1:アパレル販売 → IT営業(法人営業・SaaS)
- 例文2:営業事務 → 一般事務(総務・バックオフィス)
- 例文3:飲食店スタッフ → 人事職(採用担当)
- 例文4:営業職 → 製造業(生産管理)
- 例文5:コールセンター → Webマーケティング
- 例文6:事務職 → 経理職
- 例文7:接客業(ホテルフロント)→ カスタマーサクセス
- 例文8:介護職 → 経理職(医療法人・社会福祉法人)
- 例文9:エンジニア → 製造業(品質管理・生産技術)
- 例文10:販売職(家電量販店)→ 法人営業(ルート営業)
例文1:アパレル販売 → IT営業(法人営業・SaaS)
【添削前】
アパレル販売を3年やってきましたが、もっと大きな金額を扱う仕事に挑戦したいと思い、IT営業を志望しました。お客様と話すことは得意ですし、目標達成に向けて頑張ることが好きです。
IT業界は成長していると聞き、将来性があると思いました。貴社は業績も良く、働きやすそうな雰囲気を感じました。
法人営業は未経験ですが、販売で鍛えたコミュニケーション力を武器に、契約をたくさん取りたいと思います。
【添削後】
前職のアパレル販売では3年間で月間売上目標を平均115%達成し、お客様の潜在ニーズをヒアリングして最適な商品を提案してきました。この経験から、「課題を引き出し、解決策を提案する」営業の面白さを実感しました。
貴社が提供する中小企業向けのクラウド勤怠管理システムは、IT投資余力の少ない企業でも導入しやすい価格帯と手厚いサポート体制があり、「誰でも使えるIT」を届ける姿勢に強く共感しています。
法人営業は未経験ではありますが、販売経験で培った「ヒアリング力」と「目標達成へのコミット力」は活かせると考えています。現在はITパスポートを取得し、クラウド・SaaSの基礎知識を学習中です。入社後は先輩方の商談に同行させていただき、3ヶ月で独り立ちを目指し、貴社の事業拡大に貢献したいと考えています。
【添削のポイント】
- 要素①(現実理解):「大きな金額を扱いたい」という自己成長欲求を、「課題を引き出し解決策を提案する営業の面白さ」という仕事の魅力共感に転換
- 要素③(会社固有の理由):「業績が良い/働きやすそう」という印象論を、「中小企業向けの価格帯とサポート体制」という事業特性への理解に深化
- 要素②(立ち上がり計画):「コミュニケーション力で頑張る」という精神論を、「ITパスポート取得済み」という学習実績と「3ヶ月で独り立ち」という目標期間を明示
- NGパターン①回避:「働きやすそう」という待遇面の動機を削除し、事業内容への共感に置き換え
例文2:営業事務 → 一般事務(総務・バックオフィス)
【添削前】
一般企業で営業事務を5年やってきましたが、もっとバックオフィス全体に関わる仕事がしたいと思い、総務職を志望しました。パソコン作業は得意ですし、細かい仕事も得意です。
貴社は残業が少なく、ワークライフバランスが取れそうだと感じました。事務経験を活かせると思います。
真面目にコツコツ頑張りますので、よろしくお願いします。
【添削後】
前職では製造業の営業事務として6年間、既存顧客150社の受注・納期管理・請求書発行を担当し、「納期遅延ゼロ」を維持してきました。営業担当者が商談に集中できるよう、顧客からの問い合わせに即座に対応し、細やかなフォローを心がけてきました。
この経験から、「社内の様々な部署を支え、会社全体の業務を円滑に回す総務職」に挑戦したいと考え志望しました。貴社が社員200名規模で、総務が人事・経理・庶務を横断的にサポートする体制に、やりがいを感じています。
営業事務から総務への転職は未経験の領域もありますが、事務経験で培った「細やかなコミュニケーション力」と「複数案件を並行管理する力」は活かせると確信しています。現在は社会保険労務士の基礎知識を学習中で、入社後3ヶ月で基本業務を習得し、社内のサポート体制向上に貢献したいと考えています。
【添削のポイント】
- 要素①(現実理解):「バックオフィス全体に関わりたい」という漠然とした動機を、「社内の様々な部署を支え、会社全体の業務を円滑に回す」という職務理解に深化
- 要素③(会社固有の理由):「残業が少ない」という待遇面の動機を、「社員200名規模で総務が横断的にサポートする体制」という組織特性への理解に置き換え
- 要素②(立ち上がり計画):「コツコツ頑張る」という精神論を、「社会保険労務士の基礎知識を学習中」という学習実績と「3ヶ月で基本業務習得」という目標期間を明示
- NGパターン①回避:「残業が少ない」という待遇面の動機を削除
例文3:飲食店スタッフ → 人事職(採用担当)
【添削前】
飲食店で3年間接客をしてきましたが、もっと人と深く関わる仕事がしたいと思い、人事職を志望しました。お客様と話すことが好きですし、明るい性格には自信があります。
人事は会社の顔だと思いますし、やりがいがありそうだと感じました。貴社は福利厚生が充実していると聞きました。
人事の知識はありませんが、接客経験を活かして頑張ります。
【添削後】
貴社が「社員一人ひとりの成長を支援する人事制度」を掲げ、新卒・中途採用から入社後のオンボーディングまで一貫してサポートする体制に強く魅力を感じています。
前職のイタリアンレストランでは4年間、ホールスタッフとして年間約1,500組のお客様を接客し、「お客様が言葉にしないニーズを汲み取る力」を磨いてきました。特に記念日や家族の集まりでは、予算や好みを丁寧にヒアリングし、最適なコース・席を提案することで、リピート率30%を達成しました。
この経験から、「一人ひとりに寄り添い、その人の可能性を引き出す人事職」に挑戦したいと考え志望しました。人事は未経験ではありますが、飲食で培った「相手の本音を引き出すヒアリング力」と「細やかな気配り」は、採用面接や候補者フォローで活かせると確信しています。現在は人事労務の基礎知識を学習中で、入社後6ヶ月で採用業務を独り立ちして担当し、貴社の採用力強化に貢献したいと考えています。
【添削のポイント】
- 要素③(会社固有の理由):冒頭で「社員一人ひとりの成長を支援する人事制度」という企業の魅力を述べ、「福利厚生が充実」という制度依存から脱却
- 要素①(現実理解):「人と深く関わりたい」という漠然とした動機を、「一人ひとりに寄り添い、その人の可能性を引き出す人事職」という職務理解に深化
- 要素②(立ち上がり計画):「接客経験を活かす」という曖昧な表現を、「人事労務の基礎知識を学習中」という学習実績と「6ヶ月で独り立ち」という目標期間を明示
- パターン1(相手起点型):企業の魅力から入り、自分との接点を語る構成
例文4:営業職 → 製造業(生産管理)
【添削後】
私はこれまで通信機器メーカーの営業職として5年間、法人顧客への提案営業を担当してきました。月間売上目標を平均120%達成し、顧客からの納期要望に応えるため、工場の生産スケジュールを何度も調整してきました。
その過程で、「営業と製造の橋渡しをする生産管理職」のやりがいを実感しました。顧客の納期要望を実現するには、工場の生産能力・在庫状況・資材調達のタイミングを正確に把握し、最適な生産計画を立てる生産管理の役割が不可欠だと学びました。
貴社の生産管理職では、営業経験で培った「顧客視点」と「複数案件を並行管理する力」を活かし、納期遵守率向上に貢献したいと考えています。生産管理は未経験ではありますが、現在は生産管理の基礎知識を学習中で、入社後6ヶ月で基本業務を習得し、貴社の生産効率向上に貢献したいと考えています。
【添削のポイント】
- パターン4(スタンダード型):自己紹介・前職紹介から入る構成
- 要素①(現実理解):「営業と製造の橋渡しをする生産管理職のやりがい」という職務理解を示す
- 要素②(立ち上がり計画):「生産管理の基礎知識を学習中」という学習実績と「6ヶ月で基本業務習得」という目標期間を明示
例文5:コールセンター → Webマーケティング
【添削前】
コールセンターで2年間働いてきましたが、もっとクリエイティブな仕事がしたいと思い、Webマーケティングを志望しました。電話対応は得意ですし、パソコン作業もできます。
Webマーケティングは将来性があると思いますし、在宅勤務もできそうなので魅力を感じました。
未経験ですが、これから勉強して覚えたいと思います。
【添削後】
前職の通信会社のコールセンターでは3年間、お客様からの問い合わせ対応とプラン変更の提案業務を担当し、月間約400件の対応を行い、顧客満足度アンケートで平均4.5点(5点満点)を獲得してきました。
この経験から、「お客様の声を分析し、Webサイトやコンテンツで課題解決を支援するWebマーケティング」に挑戦したいと考え志望しました。コールセンターでは日々、お客様の「なぜこのプランが分かりにくいのか」「どこで躓いているのか」という声を聞いてきました。これらの声をWebサイトのUI改善やコンテンツ制作に活かせると確信しています。
Webマーケティングは未経験ではありますが、現在はGoogleアナリティクスとWebマーケティングの基礎知識を独学中で、個人ブログを運営してSEO・SNS集客を実践しています。入社後6ヶ月で基本業務を習得し、顧客視点でのWebサイト改善に貢献したいと考えています。
【添削のポイント】
- 要素①(現実理解):「クリエイティブな仕事」という抽象的な動機を、「お客様の声を分析し、Webサイトで課題解決を支援する」という職務理解に深化
- 要素②(立ち上がり計画):「これから勉強する」という未来形を、「Googleアナリティクスを独学中・個人ブログでSEO実践」という現在進行形の学習実績に転換
- NGパターン①回避:「在宅勤務ができそう」という待遇面の動機を削除
- パターン2(実績起点型):自分の成果から入る構成
例文6:事務職 → 経理職
【添削前】
一般企業で事務を5年やってきましたが、もっと専門性のある仕事がしたいと思い、経理職を志望しました。数字を扱うことは得意ですし、細かい作業も苦になりません。
貴社は安定していると思いますし、経理は長く働けそうだと感じました。
経理は未経験ですが、事務経験を活かして頑張ります。
【添削後】
経理は、単なる数字の記録ではなく、会社の経営状態を可視化し、経営判断をサポートする重要な仕事だと考えています。前職の総務事務では、予算管理や請求書処理を日常的に行う中で、「会社のお金の流れを正確に把握し、経営に貢献する経理職」に挑戦したいと考え志望しました。
前職では製造業の総務事務として6年間、備品購入の予算管理・請求書処理・支払管理を担当し、「支払遅延ゼロ」を維持してきました。特に年間予算300万円の備品購入では、各部署の要望をヒアリングし、優先順位を付けて予算内に収める調整を行いました。
経理は未経験ではありますが、事務経験で培った「数字への正確性」と「細やかなチェック」は活かせると確信しています。現在は簿記3級を取得済みで、2級の取得に向けて学習中です。入社後6ヶ月で月次決算業務を独り立ちして担当し、貴社の経営判断をサポートしたいと考えています。
【添削のポイント】
- 要素①(現実理解):冒頭で「経理は会社の経営状態を可視化し、経営判断をサポートする仕事」という職務理解を示す
- 要素②(立ち上がり計画):「事務経験を活かす」という曖昧な表現を、「簿記3級取得済み・2級学習中」という学習実績と「6ヶ月で月次決算独り立ち」という目標期間を明示
- NGパターン①回避:「安定している」という待遇面の動機を削除し、仕事内容への意欲に置き換え
- パターン3(動機・共感型):仕事の魅力から入る構成
例文7:接客業(ホテルフロント)→ カスタマーサクセス
【添削前】
ホテルのフロントで4年間働いてきましたが、もっとお客様と長期的に関われる仕事がしたいと思い、カスタマーサクセスを志望しました。接客は得意ですし、丁寧な対応には自信があります。
IT業界は成長していると思いますし、貴社は働きやすそうな雰囲気を感じました。
カスタマーサクセスは未経験ですが、接客経験を活かして頑張ります。
【添削後】
貴社が提供する中小企業向けのクラウド会計ソフトは、導入後も手厚いサポートで顧客の業務改善を継続的に支援する「カスタマーサクセス」の体制に強く魅力を感じています。
前職のシティホテルのフロントでは4年間、年間約3,000組の宿泊客を対応してきました。特にビジネス客には、宿泊目的や滞在予定を丁寧にヒアリングし、会食レストランの予約代行や観光プランの提案を行いました。その結果、リピート利用率が前年比15%向上し、お客様アンケートで「フロントスタッフの提案が良かった」という評価を月平均20件いただきました。
この経験から、「お客様の成功を長期的に支援するカスタマーサクセス」に挑戦したいと考え志望しました。カスタマーサクセスは未経験ではありますが、ホテルで培った「潜在ニーズを引き出すヒアリング力」と「細やかなフォロー」は活かせると確信しています。現在はクラウド会計ソフトの基礎知識を学習中で、入社後3ヶ月で既存顧客を独り立ちして担当し、顧客満足度向上に貢献したいと考えています。
【添削のポイント】
- 要素③(会社固有の理由):冒頭で「導入後も手厚いサポートで顧客の業務改善を継続的に支援する体制」という企業の魅力を述べる
- 要素①(現実理解):「長期的に関わりたい」という漠然とした動機を、「お客様の成功を長期的に支援する」という職務理解に深化
- 要素②(立ち上がり計画):「接客経験を活かす」という曖昧な表現を、「クラウド会計ソフトの基礎知識を学習中」という学習実績と「3ヶ月で独り立ち」という目標期間を明示
- パターン1(相手起点型):企業の魅力から入る構成
例文8:介護職 → 経理職(医療法人・社会福祉法人)
【添削前】
介護職として3年間働いてきましたが、もっとデスクワークがしたいと思い、経理職を志望しました。体力的にきつくなってきたので、事務職に転職したいです。
貴社は医療法人で、安定していると思いました。経理の知識はありませんが、これから勉強して覚えたいと思います。
【添削後】
前職では介護施設で4年間、高齢者の身体介護・生活支援を担当してきました。介護職では、利用者様一人ひとりの健康状態や服薬記録を正確に管理し、些細な変化も見逃さない「正確性」と「細やかな観察力」を培ってきました。
この経験から、「正確な数字管理で医療・福祉の現場を支える経理職」に挑戦したいと考え志望しました。貴社が医療法人として、地域の高齢者医療を支える中で、経理として医療費の適正管理や補助金申請をサポートできることに、やりがいを感じています。
経理は未経験ではありますが、介護職で培った「正確な記録管理」と「細やかなチェック」は活かせると確信しています。現在は簿記3級を取得済みで、2級の取得に向けて学習中です。また、医療法人会計の特徴も学習しています。入社後6ヶ月で基本業務を習得し、貴社の経営判断をサポートしたいと考えています。
【添削のポイント】
- 要素①(現実理解):「デスクワークがしたい」というネガティブな動機を、「正確な数字管理で医療・福祉の現場を支える」というポジティブな動機に転換
- 要素③(会社固有の理由):「安定している」という待遇面の動機を、「地域の高齢者医療を支える中で、経理として医療費の適正管理をサポート」という事業への共感に置き換え
- 要素②(立ち上がり計画):「これから勉強する」という未来形を、「簿記3級取得済み・2級学習中・医療法人会計も学習中」という現在進行形の学習実績に転換
- NGパターン③回避:「体力的にきつい」という他責的な理由を削除し、将来像を軸に話す
- パターン3(動機・共感型):仕事の魅力から入る構成
例文9:エンジニア → 製造業(品質管理・生産技術)
【添削前】
エンジニアとして5年間働いてきましたが、もっと製品づくりの現場に関わりたいと思い、製造業の品質管理を志望しました。プログラミングスキルもあります。
貴社は大手メーカーで、安定していると思いました。品質管理は未経験ですが、エンジニア経験を活かして頑張ります。
【添削後】
前職ではシステムエンジニアとして6年間、製造業向けの生産管理システム開発を担当し、年間約15社のシステム導入に携わりました。顧客の工場を何度も訪問し、生産ラインの課題をヒアリングする中で、「製品の品質を守り、改善を繰り返す品質管理職」のやりがいを実感しました。
貴社が自動車部品メーカーとして、「不良品ゼロ」を追求し、顧客の安全を守る姿勢に強く共感しています。エンジニア経験で培った「論理的に問題を分析し、解決策を導く力」は、品質管理の業務に活かせると確信しています。
品質管理は未経験ではありますが、現在はQC検定3級を取得済みで、2級の取得に向けて学習中です。また、製造業の品質管理手法(QC七つ道具等)も学習しています。入社後6ヶ月で基本業務を習得し、貴社の品質向上に貢献したいと考えています。
【添削のポイント】
- 要素①(現実理解):「製品づくりの現場に関わりたい」という漠然とした動機を、「製品の品質を守り、改善を繰り返す品質管理職のやりがい」という職務理解に深化
- 要素③(会社固有の理由):「大手メーカーで安定」という待遇面の動機を、「不良品ゼロを追求し、顧客の安全を守る姿勢」という企業理念への共感に置き換え
- 要素②(立ち上がり計画):「エンジニア経験を活かす」という曖昧な表現を、「QC検定3級取得済み・2級学習中・QC七つ道具も学習中」という学習実績と「6ヶ月で基本業務習得」という目標期間を明示
- パターン2(実績起点型):自分の成果から入る構成
例文10:販売職(家電量販店)→ 法人営業(ルート営業)
【添削前】
家電量販店で3年間働いてきましたが、もっと大きな金額を扱う仕事がしたいと思い、法人営業を志望しました。お客様と話すことは得意ですし、売上目標も達成してきました。
貴社は業績が良く、給与も良いと聞きました。法人営業は未経験ですが、販売経験を活かして頑張ります。
【添削後】
貴社が提供する産業資材のルート営業は、単なる御用聞きではなく、顧客の生産計画を理解した上で最適な提案を行う点に、やりがいを感じています。
前職の家電量販店では4年間、白物家電フロアを担当し、月間売上目標を平均120%達成してきました。ただ売るのではなく、お客様の家族構成や生活スタイルをヒアリングした上で、予算内で最も満足度の高い組み合わせを提案することを心がけました。
特に印象に残っているのは、買い替え予算が限られているお客様に対し、冷蔵庫のグレードを下げて洗濯機の機能を上げる提案をしたことです。お客様は当初「冷蔵庫が一番大事」と考えていましたが、ヒアリングの中で「洗濯の手間を減らしたい」という潜在ニーズを発見し、提案を変更しました。後日、お客様から「生活が本当に楽になった」とお礼の言葉をいただき、このアプローチで月間顧客満足度アンケート1位を獲得しました。
法人営業は未経験ではありますが、販売経験で培った「潜在ニーズを引き出すヒアリング力」と「目標達成へのコミット力」は活かせると確信しています。現在は法人営業の基礎知識を学習中で、入社後3ヶ月で既存顧客を独り立ちして担当し、顧客満足度向上に貢献したいと考えています。
【添削のポイント】
- 要素③(会社固有の理由):冒頭で「顧客の生産計画を理解した上で最適な提案を行う」という企業の営業スタイルへの共感を述べる
- 要素①(現実理解):「大きな金額を扱いたい」という自己成長欲求を、具体的なエピソードで「潜在ニーズを引き出す提案力」という職務スキルへの理解に転換
- 要素②(立ち上がり計画):「販売経験を活かす」という曖昧な表現を、「法人営業の基礎知識を学習中」という学習実績と「3ヶ月で独り立ち」という目標期間を明示
- NGパターン①回避:「給与が良い」という待遇面の動機を削除
- パターン1(相手起点型):企業の魅力から入る構成
未経験転職の内定まで最後の一歩:志望動機とセットで想定質問を考えておく
多くの人は、志望動機を書き終えたら、ホッとしてしまいます。
ここがチャンスです。
面接では会話でキャッチボールするのが基本なので、志望動機を言って終わりではなく、この志望動機のどこに面接官が質問を投げてくるのかを事前に想定しておくことで、ライバルと差をつけて、内定獲得の最後の一歩です。
ここでは、上で実際に提示した例文に対して、面接官から飛んでくる可能性が高い追加質問と、その答え方を紹介します。
- 例文1(IT営業)に対する追加質問
- 例文6(経理職)に対する追加質問
- 例文10(法人営業)に対する追加質問
例文1(IT営業)に対する追加質問
志望動機(例文1の一部):
前職のアパレル販売では3年間で月間売上目標を平均115%達成し、お客様の潜在ニーズをヒアリングして最適な商品を提案してきました。
想定質問1:「個人営業と法人営業で営業スタイルは全然違うと思うけど、大丈夫?」
答え方:
確かに商談規模や意思決定プロセスは異なりますが、”お客様の課題を聞き出して最適な提案をする”という本質は同じだと考えています。現在SaaSビジネスの書籍で法人営業の流れを学習中で、まずは先輩の商談に同席させていただき、質問の仕方や提案の組み立て方を学びたいです。
ポイント:
- 違いを認めた上で、共通点を示す
- 具体的な学習行動を示す
- 謙虚さを保ちつつ、自走する姿勢を見せる
想定質問2:「なぜうちの会社なの?他のSaaS企業でもいいんじゃない?」
答え方:
貴社が中小企業の業務効率化に特化している点です。前職の店舗も小規模事業者で、ITに詳しくないお客様に分かりやすく説明する力が培われました。大企業向けではなく、ITリテラシーが高くない中小企業を支援する貴社の姿勢に共感しています。
ポイント:
- 他社との違いを明確に示す
- 自分の経験と企業の特色を結びつける
- 表面的な理由(「業績が良い」等)ではなく、事業内容への理解を示す
例文6(経理職)に対する追加質問
志望動機(例文6の一部):
前職では製造業の総務事務として6年間、備品購入の予算管理・請求書処理・支払管理を担当し、「支払遅延ゼロ」を維持してきました。
想定質問1:「事務と経理では、求められる専門性が違うと思うけど?」
答え方:
確かに事務は幅広い業務を担当しますが、経理は会計という専門領域を深く追求する仕事だと理解しています。事務では予算管理や請求書処理を通じて、会社のお金の流れを把握する経験を積みました。この経験を土台に、経理として会計の専門性を深めたいと考えています。現在は簿記2級の取得に向けて学習中で、実務で活かせる知識を身につけています。
ポイント:
- 違いを認めた上で、接点を示す
- 経理の専門性への理解を示す
- 具体的な学習行動を示す
想定質問2:「簿記2級はいつ取得予定ですか?」
答え方:
次回の試験は6月ですが、現在は工業簿記と商業簿記の基礎を終えました。合格できなかった場合でも、業務で学びながら次回の試験に再挑戦します。簿記の知識は入社後の業務理解に直結すると考えていますので、試験勉強と実務を並行して進めたいです。
ポイント:
- 具体的な試験時期を示す
- 学習の進捗状況を示す
- 「合格できなかった場合」も想定し、前向きな姿勢を見せる
例文10(法人営業)に対する追加質問
志望動機(例文10の一部):
買い替え予算が限られているお客様に対し、冷蔵庫のグレードを下げて洗濯機の機能を上げる提案をしたことです。
想定質問1:「その提案をして、お客様は本当に満足されたんですか?」
答え方:
はい。最初は冷蔵庫を重視されていましたが、ヒアリングの中で”小さい子どもがいて洗濯物が多い”という悩みを伺いました。そこで、冷蔵庫は必要最低限の機能にして、洗濯機を乾燥機能付きに変更する提案をしました。後日『洗濯の手間が減って本当に助かった』とお礼の言葉をいただき、この経験から”お客様自身も気づいていない本当のニーズを引き出す重要性”を学びました。
ポイント:
- 具体的なエピソードで説得力を高める
- お客様の反応を示す
- そこから学んだことを明確に示す
想定質問2:「月間売上目標120%達成とありますが、どうやって達成したんですか?」
答え方:
3つのことを意識しました。1つ目は、毎日の振り返りです。成約できた案件・できなかった案件を記録し、何が良かったか・悪かったかを分析しました。2つ目は、商品知識の徹底です。カタログを家に持ち帰り、全商品の特徴を覚えました。3つ目は、競合他店の価格調査です。お客様が他店と比較しても納得できる説明を準備しました。
ポイント:
- 具体的な行動を3つに分けて説明
- 「なぜ達成できたか」を論理的に示す
- 自分で考えて動いたことを強調
追加質問対策の重要性
多くの人は、志望動機を書き終えたら、ホッとしてしまいます。
ここがチャンスです。
面接では会話でキャッチボールするのが基本なので、志望動機を言って終わりではなく、この志望動機のどこに面接官が質問を投げてくるのかを事前に想定しておくことで、ライバルと差をつけて、内定獲得の最後の一歩です。
追加質問対策のコツ
1. 志望動機の中で「突っ込まれそうな箇所」を洗い出す
- 数字(達成率、経験年数など)
- 「なぜ」「どうやって」を聞かれそうな箇所
- 他社との違い
2. 答え方のパターンを用意する
- 具体的なエピソードで説明
- 数字を使って説明
- 学習行動を示す
3. 声に出して練習する
- 頭で考えるだけでなく、実際に声に出して練習
- 友人や家族に面接官役をやってもらう
よくある質問(Q&A)
では、実際に未経験転職で志望動機を書くときに、気になる質問と回答を見てみましょう。
Q1. 転職回数が多いのですが、志望動機でどう伝えれば良いですか?
A. 転職回数の多さを隠すのではなく、「これまでの転職で何を学び、今回の転職でキャリアの軸を固める」という前向きな姿勢を示すことが重要です。
ポイント:
- 過去の転職を「逃げ」ではなく「挑戦」として言語化
- 今回の転職で「腰を据えて働きたい理由」を明確に示す
- これまでの経験で培ったスキルを棚卸しし、応募職種との接点を示す
例:
「これまで3回の転職を経て、営業・企画・マーケティングと幅広い経験を積んできました。その中で、『顧客の課題を解決する営業職』にやりがいを感じることが分かりました。今回は、この経験を活かし、貴社で長期的にキャリアを築きたいと考えています。現在は営業スキルを体系的に学ぶため、営業検定の資格取得に取り組んでいます」
Q2. 前職を短期間(1年未満)で辞めた場合、志望動機でどう説明すれば良いですか?
A. 短期離職の理由を正直に伝えつつ、「次は長く働ける環境を見極めた上で応募している」ことを示すことが重要です。
ポイント:
- 短期離職の理由を他責にしない
- 「入社前と入社後のギャップ」を冷静に分析
- 今回は同じミスを繰り返さないための準備(企業研究・OB訪問など)を示す
例:
「前職は入社後、想定していた業務内容と大きく異なり、自分のキャリアビジョンと合わないと判断し、1年で退職しました。この経験から、企業研究の重要性を学びました。今回は、貴社の事業内容・働き方を徹底的に調査し、OB訪問も行いました。貴社の○○という事業内容と、△△という働き方に強く共感しており、長期的に貢献したいと考えています」
Q3. 年齢が高い(35歳以上)のですが、未経験転職の志望動機でどうアピールすれば良いですか?
A. 年齢をハンデではなく「経験の厚み」として活かし、「なぜこのタイミングで未経験転職するのか」を明確に示すことが重要です。
ポイント:
- 年齢に見合った「覚悟」と「計画性」を示す
- これまでのキャリアで培った「マネジメント力」「課題解決力」などのポータブルスキルを強調
- 「若手と同じスタートラインに立つ謙虚さ」と「経験を活かす自信」のバランスを取る
例:
「37歳での未経験転職は、年齢的にもキャリアの最後のチャレンジだと覚悟しています。前職では営業マネージャーとして10年間、チームマネジメントと顧客折衝を担当してきました。この経験を活かし、経理職として経営判断をサポートする仕事に挑戦したいと考えています。現在は簿記2級を取得し、会計知識を体系的に学習中です。年齢に見合った責任感と、謙虚に学ぶ姿勢を持って、貴社に貢献したいと考えています」
Q4. 複数の職種で迷っているのですが、志望動機はどう書けば良いですか?
A. 複数の職種に応募する場合でも、それぞれの職種に対して「なぜその職種なのか」を明確に示すことが重要です。使い回しの志望動機は見抜かれます。
ポイント:
- 職種ごとに「自分の経験との接点」を変える
- 「その職種の魅力」を具体的に語る
- 企業研究を深め、「その会社のその職種」に応募する理由を明確にする
NG例:
「貴社の事業内容に魅力を感じ、営業職・企画職・マーケティング職のいずれかで貢献したいと考えています」
OK例(営業職に応募する場合):
「前職の接客経験を活かし、顧客の課題をヒアリングして解決策を提案する営業職に挑戦したいと考えています。貴社の営業職は、既存顧客との長期的な関係構築を重視する点に魅力を感じています」
OK例(企画職に応募する場合):
「前職の接客経験で培った顧客視点を活かし、ユーザーニーズを分析して商品企画を行う仕事に挑戦したいと考えています。貴社の企画職は、現場の声を重視する点に魅力を感じています」
Q5. 志望動機が思いつかないのですが、どうすれば良いですか?
A. 志望動機が思いつかない場合、「企業研究不足」か「自分のキャリアの棚卸し不足」のどちらかです。以下の手順で整理してください。
Step1: 自分のキャリアを棚卸しする
- これまでの仕事で「やりがいを感じた瞬間」を3つ挙げる
- これまでの仕事で「得意だったこと」を3つ挙げる
- これまでの仕事で「苦手だったこと」を3つ挙げる
Step2: 応募企業を徹底的に調べる
- 企業のホームページで「事業内容」「顧客層」「強み」を調べる
- 競合他社との違いを調べる
- 可能であればOB訪問や企業説明会に参加する
Step3: 自分と企業の接点を見つける
- 自分の「やりがい」と企業の「事業内容」の接点を探す
- 自分の「得意なこと」と企業の「求める人材像」の接点を探す
Step4: 志望動機の骨格を作る
この記事の「4つのパターン」から自分に合うパターンを選び、以下の3要素を盛り込む:
1. 仕事の現実理解:その仕事の大変さも理解している
2. 入社後の立ち上がり計画:具体的な学習計画がある
3. 会社固有の理由:その会社ならではの魅力を語る
Q6. 志望動機と自己PRの違いは何ですか?
A. 志望動機は「なぜこの会社・職種を選んだのか」を説明するもの、自己PRは「自分の強み・実績」をアピールするものです。
志望動機の軸:
- なぜこの業界・職種なのか
- なぜこの会社なのか
- なぜ今転職するのか
自己PRの軸:
- 自分の強みは何か
- その強みを裏付ける実績・エピソードは何か
- その強みを入社後どう活かすか
混同しがちなポイント:
志望動機の中で「自分の強み」を語るのはOKですが、中心は「企業への共感」と「入社後の貢献」です。自分の話ばかりにならないよう注意してください。
Q7. 「給与が良い」「残業が少ない」というのが本音の志望動機なのですが、どう言い換えれば良いですか?
A. 待遇面が本音でも、それ「だけ」を前面に出すのはNGです。待遇面を「手段」として、仕事内容を「目的」として語るのがコツです。
NG例:
「貴社は給与が良く、残業も少ないと聞き、応募しました」
OK例(給与が良いことが本音の場合):
「前職では営業成績を上げても評価制度が不透明で、正当な評価を得られませんでした。貴社は成果を正当に評価する給与体系があり、目標達成に向けて全力で取り組める環境だと感じています。営業職として、貴社の事業拡大に貢献したいと考えています」
OK例(残業が少ないことが本音の場合):
「前職では長時間労働が常態化し、顧客と向き合う時間よりも社内調整に時間を取られていました。貴社は業務効率化を推進し、顧客に向き合う時間を最大化する働き方を実現していると伺いました。この環境で、顧客満足度向上に集中して取り組みたいと考えています」
ポイント:
- 待遇面を「働きやすさ」ではなく「成果を出しやすい環境」として言い換える
- 待遇面の後に、必ず「仕事内容への意欲」を語る
Q8. 面接で志望動機を聞かれたとき、何分くらい話せば良いですか?
A. 1~2分程度(300~400字)が目安です。長すぎると面接官が飽きてしまいますし、短すぎると熱意が伝わりません。
理想的な構成:
1. 結論(20秒):「○○という理由で、貴社の△△職を志望しました」
2. 背景・エピソード(40秒):前職の経験や、なぜこの職種に興味を持ったのか
3. 企業への共感(40秒):なぜこの会社なのか(事業内容・文化・強みへの共感)
4. 入社後の貢献(20秒):入社後どう貢献したいか
練習方法:
- スマホで録音して、時間を測る
- 家族や友人に聞いてもらい、「分かりやすかったか」「熱意が伝わったか」をフィードバックしてもらう
- 面接本番では、面接官の反応を見ながら、適宜短縮・追加する柔軟性を持つ
まとめ
1. 志望動機で採用担当者の評価軸を押さえる
面接官20人へのインタビュー結果から、未経験でも採用される志望動機には明確な共通点がありました。どれも当たり前のようで、意外と見落としがちなポイントです。
- 仕事の現実理解:憧れだけでなく、大変さも理解している
- 入社後の立ち上がり計画:「教えてください」ではなく「自分でこう学びます」
- 会社固有の理由:待遇ではなく、事業内容への共感
逆に、不採用になる志望動機は「待遇中心」「深掘りすると崩れる」「前職への不満」が中心でした。
2. 「未経験ではありますが」は弱みではない
「未経験ではありますが」という前置きの後に、具体的な学習実績や行動計画を示すことで、未経験は弱みではなく「これから成長する余地」として評価されます。
面接官が見ているのは、「今持っているスキル」ではないんです。「入社後に戦力になるまでの道筋が見えるかどうか」を見ています。
3. 今日から始められること
志望動機を完成させるために、今日から始められることをまとめました。
1. 企業研究を深める:競合他社との違い、独自の強み、顧客層を調べる
2. 学習を始める:資格取得、書籍学習、オンライン講座など
3. 想定質問を考える:志望動機の中で突っ込まれそうな箇所を洗い出し、答えを準備する
この記事で紹介した例文を参考に、あなた自身の「過去経験」「志望企業の魅力」「学習計画」を当てはめて、志望動機を完成させてください。
転職活動、応援しています。
20代キャリアの実体験ノート 
