- 20代初めての転職で、企業分析は具体的な何の情報を収集すべきでしょうか?
- 新卒のような会社説明会もなく時間もない、20代転職の企業分析の効率的なやり方を知りたい
このような悩みを持つ方向けの記事です。
この記事で紹介する「企業分析の7つのチェックポイントと6つの具体的なやり方」を実行すれば、面接に大きく役に立ち通過率が高くなります。
実際に僕自身も、2回第二新卒で転職してきました(商社→IT→デジタルマーケティング)。
2回早期退職の経歴で、かつ最初は企業分析が足りず面接でうまく答えれなくて、面接官に露骨に嫌われていたが、
面接で、露骨に面接官に嫌われていました。
色々面接の試行錯誤して、最終的に未経験の業界から5社内定をいただいて、キャリアチェンジに成功できました。
【抜粋】内定
今日の記事前半で、「企業分析の役に立つ具体的な7つポイント」を解説して、
後半は、「企業分析の6つの具体的なやり方」「よくある質問」をご紹介していきます。
そして、最後には、僕自身が使ってたコツもいくつかご紹介します。
「会社HP・口コミを見る」のような当たり前なことではなく、原体験をから「どこの何の情報がどう面接に役に立つか」を実例公開しながら具体的にお伝えします。
目次
企業分析が転職に役に立つ具体的なポイント【画像付き説明】
主に、二つのポイントに役に立ちます。
- 入社後のミスマッチをなくすため
- 面接を通過するため
それぞれ見ていきましょう。
入社後のミスマッチをなくすため
特に僕らような第二新卒・早期退職した20代は、「入社後のミスマッチをなくすこと」は内定をもらうより重要なポイントだと思います。
一回仕事選びに失敗しているからこそ、次の転職先で同じようなことが起きないように、慎重に職場を選ぶべきです。
そのため、会社社風・チームの雰囲気・仕事内容などの観点から十分に企業分析することが正しい判断をするために大きく役に立ちます。
面接を通過するため【画像付き説明】
当たり前のことですが、企業分析せずに面接を受けるのが自殺行為です。
企業分析は、具体的に面接のどの質問に役に立つかを見ていきましょう。
- 志望動機
- 自己PR(長所)
- 入社後具体的にやりたい仕事はなに?
- 逆質問
具体例を画像付きで説明していきます。
志望動機
第二新卒・早期退職した20代にとって、志望動機=生命線です。
面接官に納得してもらう志望動機を作るには、企業分析が大きく役たちます。
【具体例】(サイバーエージェントを例に)
サイバーエージェントの事業内容を調査し、特徴は「ゲーム事業」「ゲーム関連の広告代理事業」両方あることが他社との区別点だと分かりました。
単純に「御社にこの事業に携わりたい」のよう誰でもできる志望動機より、会社特徴と志望動機とリンクさせる方が、説得力がグッと上がります。
自己PR(長所)
自己PRでよう注意すべきなのは、応募企業/業界の特徴と関連性のない自己PRは、単なる自慢話で逆にマイナスな評価になってしまいます。
企業分析で得た情報から、関連性のある長所を逆算してアピールするのが勝ちパターンです。
【具体例】(サイバーエージェントを例に)
入社後具体的にやりたいことは何?
入社後具体的にやりたいことを明確に持っていること = 長期的に働いてくれる人、と面接官の好評価に繋がります。
具体的な仕事をイメージするためにも、細かめの企業分析が大切と言えますでしょう。
【具体例】(サイバーエージェントを例に)
逆質問
逆質問の重要度は軽視されがちですが、実際は内定に繋がる肝心な最後の一歩です。
同じ評価の候補者の中から、逆質問タイムでうまくコミュニケーションを取れた人が往々にして最後の勝者になります。
その一方で、「逆質問で何を聞けばいいか」分からない人も多いではないでしょうか?
企業分析することで、例えば企業最近の動向や中長期的な経営目標をベースに、面接官に質問できるネタ材料も多くなるので、最後の一踏ん張りに大きく役に立ちますよ。
企業分析の具体的な7つチェックポイント【画像付き説明】
「企業分析しろと言われても、具体的に何の情報を収集すれば良いでしょうか」が分からない人も多いではないでしょうか?
tamanegi
ここで、原体験から企業分析の7つのチェックポイントをご紹介します。ご参考ください。
- 事業内容
- 中期経営目標
- 職種内容
- 20代成長環境
- 社風
- 採用ニーズの高いポジション
- 雇用諸条件
- 最新動向
それぞれ説明していきましょう。
事業内容
まずチェックすべきなのは、事業内容です。
「この会社で、自分のやりたい分野の仕事があるかどうか」を確認するためです。
【具体例】
中期経営目標
中期経営目標を把握することで、次のことが分かります。
- 応募したい事業の採用ニーズを予測できる
- 入社後、中長期的でもやりたい事業の仕事ができるか
「ゲーム事業」の仕事に転職したいとしましょう。
現在は「ゲーム事業」に注力してるが、中長期的に「メディア事業」にシフトしていく経営目標でしたら、間違いなくゲーム事業の予算が削減して、採用ニーズもやりたい仕事ができるチャンスが減ってしまいます。
それを知らずに入社すると、またミスマッチが起こり、2回目の早期退職に繋がってしまうでしょう。
【具体例】
職種内容
応募企業にやりたい事業内容があるか以外、職種内容も必ず確認しましょう。
職種内容を確認することで、次のことが分かります。
- 入社後具体的な業務内容
- キャリアパスもイメージできるようになる
特に2点目が大事です。
自分が経験した業務・身につけたスキルはこの職種内容で得られるのか、将来的にどう生かせるのかを企業分析の段階でも考えておきましょう。
【具体例】
キャリトレ掲載中の求人情報
職務内容と将来的に経験できる業務が記載されています。
20代成長環境&社風
仕事内容だけでなく、入社後の「居心地」も楽しく働けるかに大きく影響する要素です。
そのための判断材料として、「社風」と「20代成長環境」も把握しておきましょう。
【具体例】
出典:OpenWork
採用ニーズの高いポジション
当たり前ですが、各ポジションの採用ニーズが時間によって変動しています。
応募時点で、一番採用ニーズが高い=通過率が高いなので、必ず転職エージェントと確認するようにしましょう。
【具体例】
DODAのアドバイザーが、応募先内部情報に基づき、通過率しやすいポジションを一緒に考えてくれました。
雇用諸条件
入社後、豊かな生活が送れるかどうかの保証として、雇用諸条件もきちんと下記点を確認しましょう。
- 給与(年俸制か、初月給料ありか)
- 賞与(給与とは別途で支給するか)
- 残業手当(見なし残業か、別途支給か)
- 福利厚生(住宅補助・交通費があるか)
- 年間休日(年間120日保証か)
- その他手当
【具体例】
キャリトレ掲載中の求人情報
最新動向
会社のプレスリリースを見ることで、直近に何か大きな動きがあるかどうかも企業分析の段階で確認しましょう。
これを把握することで、
- 面接で、面接官とのコミュニケーションのネタになる
- 志望動機などに付け加えると、さらに説得力が増す
サイバーエージェントHPに、オフィシャルに会社の動向を発表しています。
企業分析の6つの具体的なやり方【画像付き説明】
一般的な企業分析なやり方は、以下のものが挙げられます。
- 新卒採用ページ
- プレスリリースページ
- IR情報
- 転職エージェント求人票
- 口コミサイト
- 知り合い・友人
「どこ見るのか」「得られる情報が何なのか」、それぞれ見ていきましょう。
新卒採用ページ
第二新卒で入社後の研修・仕事内容は、ほぼ新卒と同じなので、新卒採用ページの情報をチェックすることで、入社後の仕事内容と研修制度が把握できます。
また、新卒向けの説明は一般的に分かりやすくまとめてるので、特に未経験業界への転職はぜひ活用しましょう。
どこを見るのか
- 会社紹介
- 業界紹介
- 研修制度
- 社員対談
得られる情報
- 会社事業の理解
=面接で「志望動機」などの質問に大きく役に立つ - 業界の理解
=特に未経験への転職は、新卒向けの分かりやすい説明はチェック必須 - 研修制度
=入社後のキャッチアップが安心できるかの判断材料になる - 社員対談
=人間関係が良いのか / メンター制度が機能しているかの参考になる
【具体例】
1.業界の説明が分かりやすくまとめています。
2.研修制度/会社紹介などの情報が包括的に把握できる
プレスリリースページ
会社全体としての最新動向が把握できるので、志望動機や逆質問に活用できます。
どこを見るのか
- サービスリリース
- プレスリリース
得られる情報
- 新しくリリースされたサービス
=会社が最近注力してる事業方向性が把握できる - 逆質問のネタ
=新しい取り組みの背後にある意図を面接官に直接聞くのが◎
サイバーエージェントHPに、オフィシャルに会社の動向を発表しています。
IR情報
会社が正式的に、過去業績と中長期経営目標
※中小企業・ベンチャーの調べ方はこちら
どこを見るのか
- 事業内容
- 中期経営目標
得られる情報
- 事業内容だけでなく、各事業の割合も把握できる
=志望動機の裏付けに活用できる - これからの注力事業が把握できる
=やりたい仕事は中長期的に会社の注力事業であることは重要(濃い経験が積めるかに影響)
【具体例】
転職エージェント求人票
入社後の業務内容と雇用条件を一番詳細に書いているので、下記点をきちんと押さえておきましょう。
どこを見るのか
- 職種内容
- 雇用諸条件
得られる情報
- 応募職種の具体的な仕事内容
=仕事内容のミスマッチを無くす - 雇用諸条件
=ブラック企業を回避する
【具体例】
キャリトレ掲載中の求人情報
出典:キャリトレ
口コミサイト
会社HPや転職エージェント求人票は、どうしても良い情報しか掲載していないので、社風・20代成長環境などについて、第三者視点の評価を確認することが大切になってきます。
どこを見るのか
- 20代成長環境
- 社風
- ワークライフバランス
得られる情報
- 20代成長環境
=会社全体的に、若手にもチャンスを与える風土があるかを確認できる - 社風/ワークライフバランス
=明らかに風通し評価が悪い会社を入社前から確認できる
知り合い・友人
社内内部にしかわからない情報も、もちろん色々あります。
例えば、下記の項目は、応募先企業・業界で働いている知り合い・友人に聞くようにしましょう。
- 社内的に新設しようとする部署
=採用ニーズが高い - 昇給/評価制度
=転職エージェントも曖昧にしがちの部分
※知り合い・友人がない時どうすればいいか、はこちらをご参照ください。
よくある質問と回答【ここだけの情報】
応募先に知り合い・友人がない時はどうすればいいか?
結論からすると、やり方が2つあります。
いずれも無料で登録可能で、志望先の企業から在職中の社員と直接に繋がるチャンスがあります。ぜひ活用してみてくださいね。
【具体例】
Linkedinでサイバーエージェント在職中の人と繋げられる(申請制)
IR情報を各社毎に探すのが時間がかかる、それ以外の方法は?
各社IR情報をそれぞれのHPで探すのが手間だし、時間がかかります。
このような場合は、下記のサイトを活用しましょう。
上場企業すべての財務諸表を集めているので、社名を入力すれば検索できます。
中小企業やベンチャーの情報をどう調べる
大手の場合、有価証券報告書・HPなど色々な情報入手手段あるけど、ベンチャーなどの中小企業の情報を探したい場合、入手ルートが少なくて困っている人も多いでしょう。
そんなとき、下記2つを活用してみてください。
ベンチャー・中小企業の情報が多く登録しているサイトであり、比較的に網羅的に情報を探せます。
Wantedly
Startup-DataBase
給料/20代成長環境を軸にするランキング見たいけどどう調べれば?
売上と軸とするランキングが多いですが、20代成長環境や給料を軸とするランキングみたいときは、Openwork(Vorker)を活用しましょう。
転職エージェントから何の情報がもらえる?どこに役に立つ?
企業分析段階で、転職エージェントを活用するメリットは、主に「採用ニーズの高いポジション」を教えてくれるところです。
- 併願できる部署
- その中で、通過しやすい部署はどこ
こういった情報を企業側とヒアリングして情報を収集してくれます。採用ニーズが高いところ、当然通過率も比較的に高いので、そうすることで、応募のポジションを戦略的に選ぶことで、通過率を高めていきます。
要注意するのが、待ってるだけだとやってくれない転職エージェントもいるので、必ず自ら依頼するようにしましょう。
tamanegi
【具体例】
DODAのアドバイザーが、応募先内部情報に基づき、通過率しやすいポジションを一緒に考えてくれました。
DODA以外も、僕実際に20社転職サービスを使った時の感想と評価も、実例付きで紹介しているので、合わせてご参考してみてください。
紹介した全部の転職エージェントは「無料」「面接対策OK」ですので、ご安心ください。
tamanegi
転職サイトも合わせると、平均的な使用する転職サービス数が6社になる
参考:転職エージェント(人材紹介会社)利用社数(リクナビNEXT)
まとめ
20代・第二新卒の転職において、企業分析は面接通過に直結してる大切な事前準備です。
今日は、以下のポイントについて紹介してきました。
そして、企業分析について、よくある質問も回答してきました。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。何か参考になれれば嬉しいです。^ ^