- 20代/第二新卒で初めての転職、進め方がそもそもわからない
- 事前に何を準備しておけば良いだろう?
- 経験薄い中、転職先から内定もらうためのコツは?実体験の人の話を聞きたい
と考えてる20代向けの、「転職完全ロードマップ」です。
20代の転職、「実務経験が薄い」「転職経験もない」といった不利な状況の中で、回り道を踏んで失敗してしまう人も少なくありません。
実際に僕自身も、2回第二新卒で転職してきたが、(商社→IT→デジタルマーケティング)、2回早期退職の経歴、かつ転職の経験もなく色んな回り道をしてしまい、面接官に露骨に嫌われるまでつまずいていたが、
面接で、露骨に面接官に嫌われていました。
色々面接の試行錯誤して、最終的に未経験の業界から5社内定をいただいて、2回キャリアチェンジに成功できました。
内定【一部抜粋】
そこでこの記事では、僕が実際に20代で2回キャリアチェンジできた実経験から
- 転職活動の具体的な準備と進め方
- 20代がよく踏む回り道と回避の仕方
- 転職成功率を上げるためにやるべきこと
- 転職成功するための、転職エージェントの「使い倒し方」
- 20代転職でよくある質問
について、実例公開しながら詳しく解説していきます。
「転職エージェントに登録しなさい」のような上辺なことではなく、「転職エージェントを使い倒すやり方」を含め、「20代の転職活動を成功させるために、どの流れで何を注意しながらやっていけばいいか」を実例公開しながら具体的にお伝えします。
tamanegi
目次
20代転職活動の準備と進め方【4つの時期と10個のポイント】
20代で初めての転職、右も左もわからず、「どこから始めればいいか」のところから悩んでる人も少なくないでしょう。
このパートでは、「20代転職ロードマップ」の10個のポイントを4つの時期に分けて説明していきます。
- 転職検討中
- 転職の他に解決策あるかをまず考える
- 転職の目的を言語化する
- 自分の市場価値を常に意識して把握する
- 転職準備中
- 転職のスケジュールを立てる
- 職務経歴書/履歴書を作成する
- 志望業界の求人情報を収集する
- 企業分析を細かく行う
- 転職選考中
- 書類選考を闇雲に出さず賢く応募する
- 面接合格は事前準備と事後改善に尽きる
- 内定後
- 内定から入社までの5ステップ
転職検討中|3つのポイント
まず注意すべきなのは、転職活動は在職中から既に準備し始めるべきなことです。
X:すぐでも転職したい→いきなり求人探す/自己PRの実績を作る
◯:転職チャンスにアンテナを常に張る→自己PRの実績含め転職用の材料を常に意識する
なぜかというと、いきなりに転職をし始める人には、下記の状況に直面し、
- 準備が足りない ▶︎ 選考通過できず ▶︎ 心が折れる
- 情報収集が足りない ▶︎ もっと良いチャンスを逃す ▶︎ 後悔
- 内定が出ずに焦る ▶︎ 内定もらったらどこでもいい ▶︎ 転職先で辛い目に合う
大抵な場合失敗してしまうからです。
それでは、在職しながら「転職検討中」の時期に何をやるべきでしょうか?
- 転職の他に解決策あるかをまず考える
- 転職の目的を言語化する
- 自分の市場価値を常に意識して把握する
3つのポイントを順番的に見ていきましょう。
転職の他に解決策あるかをまず考える
転職を検討し始める起因は色々あると思いますが、もしその起因は、今の会社でも解決できるものであれば、僕は今の会社の残ることをお勧めします。
なぜかというと、下記の3点の理由が挙げられます。
- せっかく築いた社内の人脈がもったいないから
- 本当に転職が必要な場合、転職回数が少ない方が選考に有利だから
- 長く働いた方が、当然ながら市場価値が高いから
なので、「特定少数の人との人間関係」や「部署の仕事内容」が起因の場合、仕事をやめずにまず部署の異動を人事に打診してみましょう。
一方で、「心に限界がきた」「成長とやり甲斐が感じられない」が起因の場合は、潔く転職の決断をして早めにキャリアの軌道修正をしましょう。
転職の目的を言語化する
精神論に聞こえがちですが、転職活動を成功させるために大切なポイントです。
なぜかというと、下記2点が挙げられます。
- 志望動機に直結 = 選考通過のポイント ※特に第二新卒/20代
- 転職先選びに直結 = 転職後自分が幸せになれるかのポイント
特に、早期退職した20代や第二新卒に対して、「うちの会社が入ってまたすぐ退職してしまうか」が面接官が一番気になっているポイントなので、
明確な転職の目的 = 納得してもらいやすい志望動機、これは内定への「生命線」と言っても過言ではありません。
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転職目的を言語化する際の注意点
転職の目的を明確にする際に、現職への不満だけに目を向けるのでなく、実現したいキャリアに向けて「未来に見据えた視点」から思い描くことがポイントです。
「現職への不満」=「給料が低い」「人間関係が悪い」などのような理由は、どこの会社でもあり得るなことなので、それだけが転職の目的になっちゃうと「うちの会社に入ってもすぐやめるかも」と面接官に判断されて落とされてしまう可能性が高いです。
一方で、20代初期の転職は本質的「ポテンシャル採用」であるため、「実現したいキャリアに向けて主体的に動いてる姿勢」を面接官にアピールすることが、実績が薄くてもポテンシャルとやる気を買われて内定獲得の確率が高いわけです。
政府主導の第二新卒採用調査でも、評価基準は「実績より人物本位」の傾向が見られます。
自分の市場価値を常に意識して把握する
20代の転職活動、転職自体が初めての人が多いです。そのゆえに、自分の市場価値を把握できていない人も多いため、
・過度に悲観視する人 = 経験の浅い自分を欲しがる会社があるわけがない
・過度に楽観視する人 = 若さあるから、その会社にもワンチャンいけるでしょう
が出てきます。
どっちも転職活動を成功させるに、マイナスなことです。
市場価値を正しく把握することは、間違いなく転職活動に大きく役にたちます。
そのメリットとして、下記の通りです。
- 想定外のキャリアチャンスに出会える
- 希望のポジションに行くために足りないものが見えてくる
- 妥当な年収の相場感覚が把握できる
各メリットの詳しい説明と、市場価値を把握するための具体的なやり方の詳細はこちらの記事でご参考ください。
転職準備中|4つのポイント
「転職の目的」が明確できたら、次には実際の転職準備にとりかかりましょう。
- 転職のスケジュールを立てる
- 職務経歴書/履歴書を作成する
- 志望業界の求人情報を収集する
- 企業分析を細かく行う
転職のスケジュールを立てる
まずは、転職活動の大まかなスケジュールを立てましょう
転職活動にかかる期間は人それぞれですが、平均的に3~6ヶ月がかかるとの調査データがあります。
出典:リクナビNext
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もちろん、スケジュールを立てるのも必須ではありません。
大事な決断ですし時間をかけて自分のペースに合わせて転職活動を進めたいなら、それはそれで良いですが、
最低限として、下記2点だけは注意しておくことようにしましょう。
- 現職の繁忙期を避けておく
- 次の会社の入社受け入れ可能な期間を確認しておく
特に2点目について、必ず事前に転職エージェント経由で把握しておきましょう。
中途だと毎月受け入れ可能な会社もあるが、第二新卒/20代中途採用になってくると、会社側の教育体制の都合で入社受け入れ可能な時期が変わったりすることも全然あり得ます。
それを事前に把握しておかないと、他の会社と平行して選考が進めれないとか、退職などの手続きが伸びて規定な入社日に間に合わないとかの事故も発生してしまう可能性があるからです。
職務経歴書/履歴書を作成する
まずは、職務経歴書と履歴書の違いから説明しましょう。
目的:内定後に人事情報として保管されるもの
フォーマット:JIS規格のものに従う(参考:DODA)
書き方:PCでも手書きでもOK
目的:書類選考と面接選考に使われるもの
フォーマット:自由だが2枚内に纏める(参考:DODA)
書き方:必ずPCで書く
その中で、「職務経歴書」の方が選考に直結してるので、非常に重要な書類です。
特に、第二新卒・早期退職した20代にとって、「面接選考」より「書類選考」の方が通過率が低いとも言われています。
応募数 17社
書類選考落ち 8社
採用中止 1社
面接結果待ち 0社
書類選考結果待ち 4社
面接予定 2社
検討中 1社
書類選考通過 4社
一次選考落ち 2社— 中島(旧姓:三河屋)くんは転職したい! “drink” portrait (@nakajima_drink) August 4, 2020
理由として、「業務経験が浅いため、そもそも書くものがない」というのももちろんありますが、
そのほかに、初めての転職のため、「受かる書き方」「応募のコツ」が分からないことで落とされてしまうケースも十分あるかと思います。
僕自身も1回目の転職で結構書類選考で落とされてしまいましたが、2回目の転職では90%以上書類選考通過率を維持できるようになったので、そのノウハウとコツを下記の項目ごとにまとめました。
- 刺さりやすい職務経歴の書き方
- 自己PRにかけるエピソードがない時にすべきこと
- 応募せずに、職務経歴書の良し悪しを判断するコツ
- 書類選考免除のチャンスを獲得するコツ
「第一希望の会社なのに、面接すら受けれない」のが非常に勿体無いことですので、ぜひ参考してみてください。
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志望業界の求人情報を収集する
応募書類の作成と並行して、志望業界の求人情報も収集しておきましょう。
ここで重要なのが、検索条件をむやみに絞ってしまわないことです。
自分にぴったりの求人を見逃してしまわないよう、広い視野を保ってあらゆる情報を仕入れるようにしましょう。
(1). 求人情報を集める
自分の希望にぴったりの求人を見つけるためには、なるべく多くの情報を集めることが重要です。
条件を狭めてしまうと、見るべき情報を見逃してしまう恐れがあります。
したがって、はじめのうちは、気になる求人を徹底的にピックアップすることを意識してください。
そしてある程度候補が見つかった段階で、「転職の目的」や「理想のキャリアプラン」と照らし合わせながら、絞り込んでいきましょう。
(2). 業界の情報を集める
転職活動は、ひたすら求人を探すだけではなく、よりマクロな視点で情報収集を行う必要があります。
特に志望業界の動向を見極めておくことは重要です。
業界そのものが成長過程にある場合は、企業の採用意欲も高い傾向にあります。
一方業界全体が縮小している場合、企業は採用を控えることが多く、転職の難易度は高まるでしょう。
仮に転職できたとしても、業界そのものが衰退しているのであれば、年収が伸び悩んだり、最悪の場合倒産してしまったりする可能性も否定できません。
業界の市場規模や将来性を見極めたうえで、志望企業を決めていきましょう。
(3). 転職市場の動きをチェックする
転職市場の動きも見極めることが重要です。
というのも、近頃はコロナウイルスの感染拡大に伴い、多くの企業で採用を控える動きが目立つようになってきているからです。
募集を取りやめたり、選考を中断したりする企業も後を絶ちません。
加えて、有効求人倍率は2019年12月以降、連続して下降しており、転職のハードルは非常に高くなっているという現状です。
したがって、転職活動を実際に行う前にまずは、
- そもそも今本当に転職する必要があるのか
- 競争率が高くなるなかで、アピールできるスキルや強みはあるか
を事前にじっくりと検討しておくことをおすすめします。
企業分析を細かく行う
20代/第二新卒の転職は、新卒やベテランの転職を比べて、圧倒的に企業分析が不利な状況にあります。
- 新卒:就職イベントや会社説明会など手厚い対応
- 30代以降の転職:人脈を生かして深い情報を得られる
ただ裏を返せば、ライバルが不利な状況にあるからこそ、企業分析を徹底的に人の方が差をつけれるチャンスとも言えます。
そこで、僕自身の経験をベースとして、他人と差をつける企業分析のやり方を「7つのチェックポイント」と「6つの具体的なやり方」にまとめました。
「会社HP・口コミを見る」のような当たり前なことではなく、原体験をから「どこの何の情報がどう面接に役に立つか」を実例公開しながら具体的に説明しています。
- 企業分析は具体的にどう面接に役に立つか
- 「どこのなんの情報をどの項目」を見ればいいか
- 大手は情報多いけど、中小企業の情報はどう探すのか
などの疑問を持ってる人は、ぜひ参考してみてください。
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転職選考中|2つのポイント
長い準備を経て、いよいよ本番の選考に臨めるようになりました。
だけど、転職選考の初期段階でよくあるのは、
- 応募書類出したら落とされる、一方で出さないとうまく書いてるかすら分からないというジレンマ
- 面接で自分がうまく答えたと思ったのに、なぜか落とされる
のような繰り返しで、内定が全然でないことに焦ってしまう自分でした。
tamanegi
ただ、そんな状況から抜き出せるためには、確実に使える「選考テクニック」があるので、ここからご紹介していきましょう。
- 書類選考を闇雲に出さず、賢く応募するすべき
- 面接選考合格は事前準備と事後改善に尽きるべき
書類選考を闇雲に出さず、賢く応募すべき
転職経験のない20代/第二新卒が書類選考でよく犯すミスは、「応募書類の出来具合を確認せず、とりあえず書類選考に応募する」のような「数で勝負する」やり方です。
面接とは違い、書類選考で落とされても何のフィードバックがないので、応募したところで何か改善点が見つかるわけではなく、チャンスを無駄遣いしてるだけです。
非常もったいないなことです。
それでは、どうすれば良いでしょうか?
そのテクニックとしてもとても簡単で、「スカウト型転職サービス」をうまく活用することです。
tamanegi
スカウト型転職サービスを活用するやり方が分かれば、
- 応募せずとも、応募書類の良し悪しを確認する方法
- 書類選考免除できる会社を見つける方法
がわかるので、書類選考の通過率が大幅に引き上げることができます。
具体的なやり方はこちらでご紹介しておりますので、ぜひご参考ください。
「スカウト型転職サービスに登録しなさい」のような上辺な売り込みではなく、「どこのどの基準をみて、自分の職務経歴書の良し悪しを判断する」までやり方を実例公開しながらご説明します。
面接選考合格は事前準備と事後改善に尽きるべき
面接には、「こう答えれば必ず通る」という絶対論はありません。
ですが、各質問の裏には必ず意図があるので、それを把握して何を答えるべきかを自分なりに考えて面接に臨む方が通過率が高まります。
ここでいう「事前準備」は、面接の回答を考えるだけではなく、質問の裏にある意図を理解することから、面接の回答を考えて練習することまで、全部含んでいます。
このを具体的に理解してもらうために、
- 事前準備のやり方
- 事後改善のやり方
- 面接よく聞かれる質問の裏にある意図
- 面接よく聞かれる質問の解答例
をまとめましたので、詳細はこちらの記事でご参照ください。
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内定後|1つのポイント
まずは、内定を獲得できて、おめでとうございます^ ^
内定もらえて、とりあえずホッとできますが、内定した後やるべきことも実際に多くあります。
それ気をつけないと、下記ようなことが起きて、失敗してしまう人も多いのです。
- 長く内定保留して決定せず印象が悪くなった
- 退職日の交渉がうまくいかなくて予定通りに入社できなかった
それでは、内定から入社までの5つのステップをご紹介しましょう。
- ステップ1:内定通知の対応
- ステップ2:雇用条件の確認
- ステップ3:内定承諾/辞退
- ステップ4:入社日/退職日の決定
- ステップ5:入社手続き
ステップ1:内定通知の対応
企業から内定をいただいた時、必ず一緒に聞かれることが二つあります。
- 他社の選考状況
- 返答期限
他社の選考状況
他社の選考状況については、「正直に伝える」ようにしましょう。
既に内定を出してるので、選考状況だけが原因で内定が取り消されることはないですので、ご安心ください。
返答期限
他に第一希望が選考中でしたら、返答期限を転職エージェント経由で調整してもらいましょう。
他社と平行して選考受けてる場合も多いので、企業側が理解していますし、多少内定保留期間を待ってくれます。
tamanegi
ステップ2:雇用条件の確認
入社後、「こんな条件と思ってなかった。。」と後悔しないように、しっかり雇用条件を確認しましょう。
雇用条件の確認リストを作成いたしました。ぜひ漏れなくチェックしておくようにしましょう。
【金銭面】
- 給与額(月給)/賞与額
- 給与/賞与の支払い方法/支払い日
- 昇給制度
- 時間外手当(残業)
- 上記以外の支給(通勤交通費や住宅手当など)
- 就業諸経費の有無(営業交通費などの負担があるか)
- 退職金額あるか
【仕事面】
- 研修期間(仕事内容・待遇)
- 仕事内容
- 配属予定部署
- 勤務地
- 勤務形態
- 勤務時間(始業終業時間)/時間外労働の有無
- 転勤/異動の有無
- 転籍/出向の可能性
【福利厚生】
- 休日/有給休暇
- 休日出勤の有無
- 休暇(夏季・年末年始)
- 休職に関する取り決め
- 社会保険があるか
ステップ3:内定承諾/辞退
当たり前なことですが、回答期限まで「内定を受諾か辞退か」を明確に返事しましょう。
そして、辞退するとき、企業側に「辞退の理由」も合わせて伝えることがマナーです。
辞退の理由も正直に伝えて良いと思いますが、企業側に内定をいただいた感謝の気持ちを合わせて伝えるのが好ましいでしょう。
ステップ4:入社日/退職日の決定
退職日を決めてから、入社日を決めるよう流れがおすすめです。
なぜかというと、入社日を先に決めてしまうと、想定外のことで退職日が伸びしてしまい、予定通りに入社できなくなるケースも結構多いからです。
退職日を決めるにあたり考慮すべきこととして、下記の項目が挙げられます。
- 業務引継ぎ期間(1ヶ月)
- 有給の消化(半月〜1ヶ月)
- 「退職〇〇月前に報告」のような会社規定有無
内定〜退職〜入社までは、一般的2~3ヶ月になっていますが、
会社によって「退職〇〇月前に報告」のような規定があったりするので、退職の際は特に留意して確認しておきましょう。
ステップ5:入社手続き
入社にあたり、以下の資料準備が求められるケースが多いです。
しっかりと確認して余裕を持った準備を進めていきましょう。
- 労働契約書
- 源泉徴収票
- 給与振込先の届書
- 年金手帳
- 雇用保険被保険者証
- 扶養控除申告書
- 健康保険被扶養者異動届け
20代/第二新卒の転職でよく踏む回り道
20代や第二新卒での転職は、初めての転職は右も左も分からなくて、色々な回り道を踏み失敗してしまう人も少なくありません。
ここからは、「よく踏む回り道と解決策」をご紹介します。
これらのポイントを気をつければ、回り道を避けて転職活動がもっとスムーズに進めれるようになります。
- 転職先の選択肢を最初から絞ってしまう
- 遠慮して転職エージェントを使い倒していない
- 書類選考の重要性を軽く見過ぎ
- 直接会社に応募する
- 一人で戦おうとする
- 未経験への転職なのに一般的な自己PRで臨む
転職先の選択肢を最初から絞ってしまう
前述もしましたが、初めての転職で自分の市場価値を把握していない人が多くいます。
それが原因で、
- 過度に悲観視する人
= 経験の浅い自分を欲しがる会社があるわけがない
= 「大手絶対無理だろうな?中小だけ探そうか」 - 過度に楽観視する人
= 若さあるから、その会社にもワンチャンいけるでしょう
= 「どうぜ転職なら年収〇〇欲しい」「大手しか選考受けない」
のように、転職の初期から自ら選択肢を絞ってしまう人がいて、転職につまづきやすいです。
「どこに応募できるんだろう」と分からない時は、主観で決めずに、なるべくいろんなルートから広く情報を収集した上で、客観的に自分を評価してから選択肢を絞った方がおすすめです。
最初から企業選定の幅を広げて見た方のメリットとしては、以下が挙げられます。
- 想定外のチャンスに出会える可能性がある
- 書類選考を免除できるチャンスに出会える
僕自身も、第二新卒でキャリトレに登録してみると、
「Adobe」「アクセンチュア」のような、自分が想定もしていなかった名だたる会社や、
「フロムスクラッチ」のような、デジマ業界絶賛ブレーク中のベンチャー企業からも声がかけてくれていて、
自分には知らなかった想定外の選択肢を気づかせてくれました。
解決策
転職の初期は、「求人情報量が多い転職サービス」を使いましょう。
なぜかというと、応募可能な求人をなるべく多く収集して、自分の市場価値を把握できるからです。
この段階でおすすめする、転職サービスは二つです。
- 大手総合型転職エージェント
- スカウト型転職サービス
大手総合型型転職エージェント
業界特化のエージェントより、「リクルートエージェント」「DODA」「マイナビ20’s」のような大手総合型エージェントのおすすめです。
<強み>
- 取り扱う求人案件数が圧倒的に多い
- 未公開求人数も多数ある
- 書類選考通過率が高い
<強み>
- 業界に精通している
- 求人もマッチ率が比較的に高い
- フォロー体制が比較的に手厚い
スカウト型転職サービス
スカウト型転職サービスの特徴としては、自分から応募することではなく、企業やヘッドハンターからスカウト(求人オファー)を受けられるところです。
利用するメリットとして、下記が挙げられます。
- 自ら求人探さず、スカウト通じて市場価値を把握できる
- マイペースで転職活動を進められる
スカウト型サイトは企業側があなたを探してくれますので、自分にどんなレベルのスカウトが届くのかを知ることで、
「どこにどのポジションに応募できる」の市場価値を把握できて、転職先の選定に大きく役に立ちます。
実際に届くメールは以下のような感じです。
キャリトレ経由で届いたスカウトメールです。
ビズリーチ経由で届いたスカウトメールです。
転職サービスを登録するだけでは意味がないので、100%活用する方法もぜひご参考ください。
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遠慮して転職エージェントを使い倒していない
転職エージェントはほぼ全員登録しますが、実際のところ、登録しただけで、うまくエージェントを活用しきれていない人がほとんどと言っても過言ではないです。
その原因として、下記のものが挙げられます。
- 転職エージェンの活用方法が分からない
- 経歴やスキルに自信がなくて、積極的に質問する勇気がない
20代/第二新卒の転職は特にこのようなケースが多いです。
「早期退職した自分の経歴ではどうせ門前払いでしょう」
「面談に行ってもあまり相手にされてないでしょう」、
転職中の20代の皆さん、一度はそう思っていませんか?
そう遠慮する必要はないとは言いつつ、僕も経験者なので心境は十分に理解できますし、一部のエージェントは「早期退職者・20代・第二新卒」には冷たい態度をとるのも事実です。
そんな状況に面した時の解決策をご紹介しましょう。
解決策
自信が無くて転職エージェントに相談しづらいと思う時は、「20代/第二新卒に特化した転職サービス」を利用しましょう。
大手総合エージェントとは違って、20代/第二新卒/未経験に特化している転職サービスのため、「20代ならでは悩み」を察してくれるアドバイザーも多数いるので、格段に相談しやすいです。
また、20代向けの求人数においては、大手総合エージェントよりも多いので、求人情報の収集にも大いに役に立ちますよ。
例として、キャリトレでは、第二新卒・未経験向けの求人数だけで、既に14,907件あります。他社と比べて圧倒的に多いです。
それぞれのサービスの詳細はこちらの記事で紹介していますので、合わせてご参考ください。
書類選考の重要性を軽く見過ぎ
前述のように、書類選考の通過率は、実際のところ面接よりも低いです。
約2ヶ月転職活動の集計結果〜(曖昧)
職種:WEBデザイナー
実務経験必要でも応募してみたのを含めて、
応募数:約30件
書類選考落ち:約18件
返事なし:約6件
コロナ影響で求人見送り:1件
面接:約8件
内定:3件数字合わないな?どれか忘れてるけど多分こんな感じ
— ちゃんり(就職活動終了) (@rrrnoiroiro) July 9, 2020
それを理解せず、「応募書類の出来具合を確認せず、とりあえず書類選考に応募する」のような「数で勝負する」やり方が非常にもったいないなやり方で、おすすめしません。
tamanegi
解決策
- 応募せずとも、応募書類の良し悪しを確認できる
- 書類選考免除できる会社を見つけれる
の方法も実際ありますので、これらの方法を活用すれば書類選考の通過率を大幅アップさせることができます。
具体的なやり方はこちらでご紹介しておりますので、ぜひご参考ください。
個人で直接に会社に応募する
「転職エージェントはなんか胡散臭い」
「どうせポジショントークしかしないだろうし、自分で応募した方が気楽です」
と思って、個人て直接に会社に応募する人も少なくありません。
まずその考え方が間違っていないです。「胡散臭い転職エージェントは存在する」のが事実です。
tamanegi
営業ノルマしか頭にないエージェントにムカつき、メールで喧嘩していました。
とはいえ、そういったエージェントがあくまで少数派で、サポートがしっかりしているエージェントの方が圧倒的に多いです。
そして、客観的に見ても、「把握してる情報量」「面接の経験」「求人企業との関係値」において、転職エージェントの方が圧倒的に強いですので、
転職エージェントの活用方法を把握した上で、登録するだけでなくうまく使い倒せれば転職の成功率がグッと上がります。
一方で、直接応募する場合、下記のデメリットが確実に出てくると言えるでしょう。
- 書類選考通過率が落ちてしまう
- 面接選考通過率も落ちてしまう
実例公開しながら、それぞれご説明しますね。
書類選考通過率が落ちてしまう
直接応募する場合、
- 第三者視点で書類を添削してくれる人がいない
- 推薦状がなく、選考で優先順位が下げられてしまう
のデメリットが生じて、選考の通過率が下がってしまいます。
一方で、転職エージェントを活用できた場合は、下記のようなサポートが得られるので、客観的に見る場合、転職において有利に立つ場合が多いでしょう。
- 書類を添削してくれる
- 通過しやすいポジションなどの内部情報を収集してくれる
- 推薦状をつけて、企業側にあなたを推薦してくれる
① 書類を添削してくれる
依頼すれば、基本的にどのエージェントでも対応してくれますよ。
使用エージェント:DODA
② 通過しやすいポジションなどの内部情報を収集してくれる
希望企業の内部情報を収集し、どのポジションが今通過しやすいか、応募戦略を一緒に考えてくれます。
使用エージェント:DODA
③ 推薦状をつけて、企業側にあなたを推薦してくれる
転職エージェントの方が企業側と長年パートナー関係があるので、推薦状がつけて推薦してくれた場合、選考が優先されます。
使用エージェント:DODA
面接選考通過率も落ちてしまう
直接応募する場合、
- 面接対策がなく、第三者視点でアドバイスがもらえない
- 面接後、企業からのフィードバックがもらえない
のデメリットが生じて、選考の通過率が下がってしまいます。
一方で、転職エージェントを活用できた場合は、下記のようなサポートが得られるので、客観的に見る場合、転職において有利に立つ場合が多いでしょう。
- 面接対策は無料で何回もしてくれる
- 面接後、企業側からのフィードバックと次回面接向けのアドバイスがもらえる
① 面接対策は無料で何回もしてくれる
依頼すれば、基本的にどのエージェントでも対応してくれますよ。
使用エージェント:DODA
② 面接後、企業側からのフィードバックと次回面接向けのアドバイスがもらえる
これは、転職エージェントを活用する、「一番のアドバンテージ」とも言えます。
毎回面接後、転職エージェントが面接官のフィードバックと次回面接向けのアドバイスを、企業にヒアリングして教えてくれますので、「うまくできた」「できなかった」ところを分析できて、次回面接に活かせます。
そして、次回面接官の職位に合わせて、適切なアドバイスも教えてくれるので、「カンニング」レベルのサポートです。
毎回面接後、フィードバックと次回面接のアドバイスを、企業側にヒアリングして裏で教えてくれます。
使用エージェント:リクルートエージェント
解決策
「単に転職エージェントに登録してください」、だけが解決策になりません。
登録して、かつ各エージェントの特徴を知り、活用する方法を把握しないと、
- ポジショントークに釣られる
- まともなサポートをしてもらえない
の状況になってしまい、結局失敗してしまうからです。
20代・第二新卒が初回の転職で、そんな状況に陥らないように、
- 転職エージェントの選び方
- 各転職エージェントの特徴【実例公開】
- 転職エージェントの活用方法
を全部画像付きで説明しておりますので、ぜひ参考してみてください。
一人で戦おうとする
20代で転職する人がよくあるのは、「転職活動を一人で戦おうとする」ことです。
業務経験豊富で、人脈もたくさんある30代以降の転職なら、友人・知り合いの紹介だけでも十分で一人で転職活動を進めれますが、
「業務経験も浅い」「人脈もあまりない」20代・第二新卒にとって、一人で戦う場合、
- 情報入手手段が少なさすぎて、良い求人情報を逃してしまう
- 転職活動が長期化して、モチベが維持できなくなる
- 内定がなかなか出ず、挫折と孤独で心が折れてしまう
のようなデメリットがあり、大抵な場合転職活動が失敗してしまうので、おすすめしません。
20代の転職で一人で戦おうとする理由を分析すると、下記のものがあげられます。
- 早期退職自体が家族/先輩/友人に支持されないので、一人で戦うしかない
- 自分も早期退職自体が「恥ずかしいことだ」と思い、沢山の人に知られたくない
- そもそも、どういった相談ルートがあるのか知っていない
こんな状況の中で、どういった解決策があるのかご紹介しましょう。
解決策
この問題を解決するには、マインドとテクニック両方が必要です。
マインドを変えよう
前述のように、20代での早期退職自体に対して、
- 自分が逃げた
- 根性がないとみられる
- 家族・先輩をがっかりさせた
のように、自分を責めてマイナスに捉えるマインドセットは、捨ててください。
20代は、自分のキャリア方向性を形成する上で、紛れもなく一番大切な時期です。
一方で、働くことのない学生の立場から、最初の職場でぴったりな仕事に出会える人はほんの僅かしかないで、実際働いて、「自分の想像したキャリアと違った」「成長性が感じれない」とかで悩む人がほとんどです。
最初の職場でキャリアミスマッチを感じ、転職に至った若手が3人に1人がいます。
出典:厚生労働省
なので、恥ずかしいだと思う必要が全然ありません。
むしろ、20代前半・いわゆる第二新卒の時期内であれば、まだポテンシャルが買われて他業界に転職できる軌道修正可能な時期なので、活用しない手はないです。
「第二新卒」という制度は、世界見渡しても日本しかない制度なので、キャリアを軌道修正できる大変ありがたい制度です。
実際に転職まで踏み切られなくも良いです。「今の仕事で果たして望んだキャリアを形成できるか」を感じた時は、
まず転職市場で自分にどんな選択肢があるのかを覗いてみてください。
やはり現職の方が良いなら、無駄な思いを捨てて腰を据えて現職で頑張っていけば良いで、
想定外にチャレンジしたいと思えるチャンスがあるなら、潔く決断して軌道修正した方が自分のキャリアのためになります。
tamanegi
転職のテクニックを把握しよう
転職を考え始める時に、よく使う相談のルートとしては、
- 転職サービス(転職サイト・エージェント)
- ハローワーク
- SNS
- 求人情報/広告
などがあります。
出典:オリコン調査
転職エージェントはあくまで一つの手段にすぎないですが、この中で転職活動を成功するために一番効率的なやり方です。
なぜかというと、良くも悪くも商売としてやってるのでノウハウが一番溜ってるからです。
ただ、何回も伝えてきましたが、その前提となるのは、転職エージェントを登録するでなく使い倒すことです。
転職エージェンの具体的な活用方法は、下記の記事でまとめましたので、合わせてお読みくださいね。
未経験への転職なのに、志望動機に肉付けしないで臨む
20代/第二新卒は、未経験への転職を試みる人も多くいますが、
「求人で未経験OKと書いているから、応募業界の知識を今現在でつけなくても大丈夫」
と思ってる人も多くいるのではないでしょうか?
それは大きな油断です。
ここで、誤解してるポイントが2つあります。
- 未経験OKは、業務未経験OKにすぎない
- 未経験OKは、足切りラインの基準にすぎない
まず説明して置きたいのは、未経験にしても、二つの定義があります。
- 業務未経験
- 知識未経験
求人票で書いた「未経験OK」は、「業務未経験OK」を指してるだけで、「知識未経験OK」とは言ってません。
なぜかというと、知識は別に自学でも勉強できるもので、本気で未経験に転職したいなら、それくらいの行動は示さないと説得力がないからです。
実例を見てみましょう。
下記二人の応募者がいる場合、あなたが面接官ならどちらを採用しますか?
私はWebマーケティングの業界にチャレンジしたいです。
業務未経験ではありますが、現在Webマーケを独学して、自分のブログも立ち上げて、XXXXPVまで育てています。
今後は御社でもっとスケールの大きいなマーケティングの仕事ができればと思っています。
私はWebマーケティングの業界にチャレンジしたいです。
未経験ではありますが、学習スピードが早いので、精一杯キャッチアップしてまいります。
明白的に、業界知識を自発的に勉強している方が、「未経験への挑戦の本気さ」「志望動機の説得力」が伝わりますので、採用されるでしょう。
業界未経験OKは、あくまで足切りラインの基準であり、もちろん関連の知識が少しでもあった方が選考の中で、有利な立場にたちます。
解決策
転職開始してからではなく、現職在職中から、
- 関連知識の勉強
- 関連経験の積み上げ
のような事前準備は開始するようにしましょう。
そうすることで、いざ転職するときに、志望動機に肉付けできるエピソードがあるので説得力が増します。
実際、僕の場合でも、2回キャリアチェンジ(商社→IT→Webマーケ)できたのも、事前に独学してアピールできる実績を作ったからです。
① 商社→IT
商社に在籍しながら、ExcelVBA/Javaなどを独学して、簡単なページを作って自己PRに使いました。
② IT→Webマーケ
Webマーケを独学して、アウトプットしていました。
転職成功率を上げるために在職中に準備しておくべきこと
在職中から準備しておくべきことは以下の通りです。
- 情報収集は「早めに」「広めに」
- 在職中、転職に活かせそうな仕事を優先して引き受ける
- 未経験業界に関連のありそうな勉強をしてアウトプットする
- 資金を貯める
情報収集は「早めに」「広めに」
前述パートを引用する
在職中、転職に活かせそうな仕事を優先して引き受ける
転職したい業界がある程度決めたら、転職先の業界に関連性のある仕事を選別して、優先して引き受けるのがおすすします。
例えば、
- ゲーム業界に転職したいなら、ゲーム関連のプロジェクトに自薦して参加する
- 経理に未経験に転職したいなら、勉強会の参加や同期に知識を教えてもらう
など、今の職場で働きながらでもできることは多々あります。
次の仕事に関連のありそうと判断した場合は、積極的に手をあげるように心がけましょう。
そうすることで、未経験への転職で、志望動機の裏付けできる材料ができて、成功率を大きくアップさせることができるでしょう。
未経験業界に関連のありそうな勉強をしてアウトプットする
前述パートを引用する。
資金を貯める
転職活動は何かと資金がかかるものです。交通費はもちろん、資格を取得する場合はその費用を捻出せねばなりません。
また、退職後に転職活動を行う場合は、生活費を捻出するための資金も必要です。
リクナビNEXTの調査によると、1,000人の転職経験者のうち、転職のために資金を貯めていたのは70%以上にのぼります。
一方、実際の支出額は在職中に転職活動を行った人よりも、退職後に転職活動を行った人のほうが多い傾向にあるようです。
在職中に転職活動を行う人はもちろん、退職後に転職を考えている場合はなおのこと、転職資金を貯めておいたほうが、余裕を持って転職活動ができそうです。
余裕のない転職活動は、気が焦るため、失敗につながるもととなります。
転職エージェントに使われるな!使い倒すための全テクニック
20代・第二新卒の転職に関するよくある質問
20代/第二新卒が転職でよくある質問をまとめました。
- 転職活動は、最適な時期とかありますでしょうか?
- 転職活動が会社にバレるのではないかと不安です。
- 未経験の職種への転職は難しいですか?
それぞれ、ご説明していきます。
転職活動は、最適な時期とかありますでしょうか?
結論として、第二新卒が転職しやすい特定の時期がないです。
下記グラフは、第二新卒者の内定獲得が増える時期を示したグラフです。
月別 転職者1,000人当たりの第二新卒者の人数(2016~2018年度平均)
出典:DODA調査
この調査で、1年間を通して大きな差はなく、あえて言うなら、2月、3月に数値が伸びているくらいがわかります。
転職活動が会社にバレるのではないかと不安です。
転職活動が周囲にバレないようにするには、なるべく不自然さを見せないことが何より大切です。
- オフィスカジュアルの職場に面接用スーツで出社する
- 出社・退社時間が不自然に変わる
- 会社のメールアドレスで転職活動をする
のような変化がある場合、周囲に悟られる可能性があります。
転職活動をしていることを良しとしない会社もありますので、現職に残る可能性がゼロではない場合は、細心の注意を払っておきましょう。
未経験への転職は難しいですか?
もちろん通常よりは難しいですが、入念な事前準備ができておけば十分可能です。
下記のような事前準備は、未経験への転職の大切な第一歩です。
- 市場価値の把握
- 志望動機を裏付ける実績を作る
- 面接の事前準備と事後改善