- 未経験で転職できた人の自己紹介のコツと事例を知りたい
- 未経験転職での面接官の本音、どこを見て通過不通過を決めているのか知りたい
- 未経験の転職で「通る」自己紹介の例文を知りたい
こんな方向けの、実体験記事です。
初めての読者のため、簡単に自己紹介させてください。
- 私は28歳まで2回未経験転職してきたキャリア迷い子のタマネギです。
- そんな実体験から、未経験・第二新卒で転職したい人向けに、参考になる情報を提供しています
- 自分も悩まされていた「ありきたりのランキング記事」ではなく、実体験やインタビューでリアルの参考情報を届けるのはこのサイトのポイントです。
この記事では、未経験採用の面接経験がある面接官20人へのインタビュー結果から、自己紹介の採用の決め手と不採用の理由を徹底的に調査し、以下の3つをお伝えします。
この記事で得られること
- 未経験転職の自己紹介の書き方:採用担当者20人の調査結果から分かった「通る」「落ちる」の違い
- 面接官20人が語るリアルな採用基準:インタビューから分かった4つのインサイト
- 未経験でも使える自己紹介の例文10選:Before/After形式で添削ポイントを解説
この記事の根拠
本記事は、未経験採用の面接経験がある面接官20人(人事担当者10名・現場マネージャー10名)へのインタビュー調査に基づいています。
- 未経験者の自己紹介で採用を決めた理由
- 未経験者の自己紹介で不採用にした理由
をヒアリングし、その傾向を可視化しました。

この記事を読んで、あなた自身の状況を当てはめて、自分ならではの未経験でも通過する自己紹介を完成させるヒントが得られれば嬉しく思います。
目次
面接官20人に聞いた未経験で「通る自己紹介」「落ちる自己紹介」
リアルインタビューをベースに説明していきましょう。調査概要、決め手Top5、不採用理由Top5、そして4つのインサイト・例文10選・追加質問まで、以下でお伝えしていきます。
調査概要
今回の調査は、未経験採用の面接経験がある面接官20名にインタビューを実施しました。
- 調査方法: 面接官20人へのインタビュー
- 調査対象: 未経験採用の面接経験がある方(人事担当者・現場担当者を含む)
- 設問内容: 自己紹介について「採用の決め手になったポイント」「不採用にしたポイント」をヒアリング
結果を「通る自己紹介の決め手Top5」「落ちる自己紹介の理由Top5」として票数付きで整理しました。
未経験でも採用の自己紹介の決め手Top5
面接官20人に「未経験者を採用した自己紹介で、決め手になった要素」を聞いたところ、以下の結果になりました。
| 順位 | 内容 | 票数 |
|---|---|---|
| 1位 | 経歴の説明が整理されており、追加質問がしやすかった | 10票 |
| 2位 | 明瞭で結論先、会話として成立していた | 8票 |
| 3位 | 長すぎず、要点だけでどんな人かがすぐ分かった | 6票 |
| 4位 | 過去の経験と、今後やりたいことが自然につながっていた | 4票 |
| 5位 | 特別な話ではないが、「この人となら現場で会話できそう」と感じた | 4票 |
「経歴の説明が整理されており、追加質問がしやすかった」が10票で最多でした。
面接官のコメント(人事担当・30代)
未経験者でも、「いつ・どこで・何をしたか」が整理されていると、そのあとの質問がしやすく、評価しやすいです。「いろいろやってきました」では深掘りできません。
未経験で不採用の自己紹介の理由Top5
逆に、「未経験者を不採用にした自己紹介の理由」も聞きました。
| 順位 | 内容 | 票数 |
|---|---|---|
| 1位 | 経歴の説明が曖昧で、深掘り質問に耐えなかった | 16票 |
| 2位 | 話が長く、結局何をしてきた人か分からなかった | 12票 |
| 3位 | 仕事と関係の薄い自己語りが多かった | 8票 |
| 4位 | 志望動機や自己PRと内容がつながっていなかった | 4票 |
| 5位 | 会話のテンポや受け答えに違和感があった | 4票 |
「経歴の説明が曖昧で、深掘り質問に耐えなかった」が16票で最多でした。
面接官のコメント(現場マネージャー・40代)
自己紹介のあと「もう少し詳しく」と聞いても、具体的な答えが返ってこないことが多い。年代・会社・職種・主な業務を一言ずつ用意しておいてほしいです。
リアルインタビューから分かった4つのインサイト
面接官20人へのインタビュー結果から、採用される自己紹介と不採用になる自己紹介の違いを4つのインサイトとしてまとめました。自分の自己紹介を改善するときの指針にしてください。
【インサイト1】採用される自己紹介の3要素
未経験でも採用される自己紹介には、3つの共通要素があることが分かりました。
要素①:「経歴の説明が整理されている」(10票で最多)
面接官は「いつ・どこで・何をしたか」が時系列や役割で整理されていると、深掘りしやすく評価します。未経験でも、前職の期間・職種・主な業務を一言で言えるようにしておくことが決め手になります。
例
- ❌ 「いろいろな業務を経験してきました」
- ✅ 「〇〇株式会社で営業事務を3年間担当し、受発注と請求書発行を日常業務として行っておりました」
面接官のコメント(人事担当・30代)
未経験者でも、「いつ・どこで・何をしたか」が整理されていると、そのあとの質問がしやすく、評価しやすいです。
要素②:「明瞭で結論先、会話として成立している」(8票)
「結論を先に短く言う→必要なら補足」の順がよいです。「〇〇で△△をしていました。その中で□□を学び、今回の応募に活かしたいと考えています」のように、要点から話します。
例
- ❌ 経歴の細かいエピソードから入り、最後にやっと志望理由が出てくる
- ✅ 「営業事務を3年やり、そのなかで顧客対応に興味を持ち、今回営業職に未経験で応募しました」と先に要点を言い、あとで経歴を補足
面接官のコメント(現場マネージャー・30代)
最初に「何をしてきた人か」「なぜ応募したか」が分かると、会話として成立していて聞きやすいです。
要素③:「長すぎず、要点だけでどんな人かがすぐ分かる」(6票)
1分前後で収め、氏名・現職(前職)・担当業務・転職理由の骨子・締めの挨拶に絞ります。細かいエピソードは「追加で聞かれたら話す」に回します。
例
- ❌ 趣味や学生時代の話が長く、経歴の全体像が見えない
- ✅ 挨拶・氏名・経歴の要点(1〜2文)・転職理由の一言・締めで、1分以内に収める
面接官のコメント(人事担当・40代)
1分程度で「誰で・何をしてきて・なぜこの仕事を志望しているか」が分かると、そのあとの質問がしやすくなります。
【インサイト2】不採用の自己紹介の共通点
不採用になる自己紹介には、明確な共通点がありました。
NGパターン①:「経歴の説明が曖昧で、深掘り質問に耐えなかった」(16票)
「いろいろやってきました」「色々な経験を積みました」など抽象的な表現だけだと、面接官が「いつ・何を」と聞きたくても聞けません。年代・会社・職種・主な業務を一言ずつ用意する必要があります。
よくあるNG例
- 「前職では様々な業務に携わり、多くのことを学ばせていただきました」
- 「営業や事務など、色々な経験をしてきました」
面接官のコメント(人事担当・40代)
「いろいろ」では深掘りできません。いつ・どこで・何をしたかを一言で言えるように準備しておいてほしいです。
改善のポイント:直近の職歴を「△年〇月から〇〇会社で□□として、△△業務を担当していました」と1文にまとめる。
NGパターン②:「話が長く、結局何をしてきた人か分からなかった」(12票)
エピソードや趣味の話が長くなり、経歴の全体像が見えないパターンです。まず「誰で・何をしてきて・なぜこの仕事を志望しているか」を短く言い切ることが重要です。
よくあるNG例
- 趣味や学生時代の話から入り、本題の経歴にたどり着くまでに時間がかかる
- 一つのエピソードを詳しく話しすぎて、全体像が伝わらない
改善のポイント:経歴の要点を1〜2文に絞り、転職理由を一言で述べてから、必要なら補足する。
NGパターン③:「仕事と関係の薄い自己語りが多かった」(8票)
趣味・学生時代の話が中心で、仕事でどう動くかが伝わりません。仕事に関係する経験・スキル・意欲を前面にし、それ以外は最小限にします。
よくあるNG例
- 「趣味は読書で、週に2冊は読みます」
- 「学生時代はサークルでリーダーをしていました」
改善のポイント:自己紹介の主役は「経歴の要点」と「転職理由」。趣味や学生時代は、聞かれたら話す程度に留める。
【インサイト3】人事面接官と現場面接官の「見るポイント」が違った
面接官には「人事」と「現場」の2つの立場があり、インタビューではそれぞれ見るポイントに傾向の違いがあることが分かりました。
人事担当者(10人)が重視するポイント
- コミュニケーションの取りやすさ
- 志望動機・自己PRとの一貫性
- 会社とのフィット感
- 経歴の正確さと、入社後の定着・成長のイメージ
自己紹介で見る観点:経歴が正確に伝わっているか、志望動機や自己PRと矛盾していないか、会話として成立しているか
現場マネージャー(10人)が重視するポイント
- どんな業務をどれくらいやってきたか
- 未経験分野でどう学ぶ気があるか
- チームでどう動けそうか
- 実務に近い「できること・伸ばしたいこと」
自己紹介で見る観点:経歴の内容が具体的か、応募職種との接点が一言でもあるか、追加質問に答えられそうか
両者に共通して重視するポイント
- 経歴が整理されていること
- 結論が先に分かること
- 長すぎないこと(インサイト1の3要素)
自己紹介に活かすポイント
人事にも現場にも伝わるように、「経歴の整理」「結論先出し」「1分で要点だけ」を守ります。志望動機・自己PRと矛盾しない流れにすると、両方に刺さりやすくなります。
【インサイト4】通過する自己紹介は4つのパターンに分類できる
採用の決め手となる要素を組み合わせると、通りやすい自己紹介のパターンが4つに整理できました。自分に合うパターンを選ぶと、構成しやすくなります。
パターン1:「経歴整理型」
現在(直近の職歴)→過去(それ以前の流れ)→身についたスキル→志望理由・締め。時系列で分かりやすい型です。
例:「〇〇社で営業事務を3年担当しておりました。その前は△△社で2年、一般事務をしておりました。受発注と顧客対応の経験を活かし、今回営業職に未経験で応募いたしました。」
パターン2:「結論先出し型」
「〇〇を△年やっており、今回□□に未経験で挑戦したいと考えています」と要点を最初に言い、そのあとで経歴の補足をします。
例:「営業事務を3年経験し、今回営業職に未経験で挑戦したく応募しました。前職では受発注と顧客対応を担当しておりました。」
パターン3:「接続型」
前職の経験→転職理由→新職種への活かし方、の流れ。志望動機と自然につなげやすい型です。
例:「営業事務で顧客対応を重ねるなかで、直接お客様の課題を解決する営業に携わりたいと考え、未経験ではございますが、ヒアリング力を活かして貢献したいと思い応募しました。」
パターン4:「時間制約対応型」
「30秒でお願いします」なら挨拶+氏名+直近の職歴+志望の一言。「1分で」なら4パート型(挨拶・経歴の要点・転職理由と意欲・締め)で話します。指示に合わせて長さを変える型です。
インサイトまとめ
4つのインサイトから言えるのは、未経験でも「経歴の整理」「結論先出し」「1分で要点だけ」を押さえると、通る自己紹介に近づくということです。
- インサイト1:経歴の整理・結論先・要点だけの3要素が採用の決め手
- インサイト2:経歴が曖昧・話が長い・仕事と関係の薄い自己語りはNG
- インサイト3:人事と現場で見るポイントに傾向の差はあるが、共通して「経歴の整理」「結論先」「長すぎない」を重視
- インサイト4:通過する自己紹介は経歴整理型・結論先出し型・接続型・時間制約対応型の4パターンに整理できる
1分自己紹介の型(4パート型)を覚えれば準備完了
面接官20人調査で評価された「経歴の整理」「結論先出し」「長すぎない」を、そのまま実現できる再現可能な型が4パート型です。1分で話せる自己紹介の型を押さえましょう。
インサイト1の3要素(経歴の整理・結論先・要点だけ)は、この4パート型で満たせます。挨拶→経歴の要点→転職理由と意欲→締め、の流れで話すと、相手に伝わりやすく、追加質問もしやすくなります。
4パート型の全体像
| パート | 内容 | 目安時間 | 話すこと |
|---|---|---|---|
| 1 | 挨拶と基本情報 | 10秒 | 挨拶・氏名・「本日はよろしくお願いします」 |
| 2 | 経歴の要点 | 20秒 | 直近の職歴(いつ・どこで・何を)・主な業務を1〜2文 |
| 3 | 転職理由と新職種への意欲 | 20秒 | なぜ転職するか・なぜこの職種か・未経験だが活かしたいこと |
| 4 | 締めの言葉 | 10秒 | 「以上です」「ご質問があればお聞かせください」など |
合計で約1分(250〜300字程度の話し言葉)です。
パート1:挨拶と基本情報(10秒)
- 「本日はお時間をいただきありがとうございます。〇〇と申します。」
- 名前ははっきり、聞き取りやすい速さで。必要なら「〇〇と書きます」と補足してもよいです。
- 「よろしくお願いいたします」で一旦区切ります。
パート2:経歴の要点(20秒)
- 誰か:氏名はパート1で済ませているので、ここでは「経歴」に集中します。
- いつ・どこで・何を:直近の職歴を「△年〇月から〇〇会社で□□として、△△業務を担当していました」のように1〜2文で話します。
- 前職が複数ある場合は、直近を中心にし、それ以前は「その前は××で2年ほど営業をしておりました」と1文で触れる程度にします。
- 数字を1つ入れると伝わりやすいです(例:「3年間」「約50社」)。
- インサイト1の「経歴の説明が整理されている」を意識して、深掘りされても答えられるようにしておきます。
パート3:転職理由と新職種への意欲(20秒)
- なぜ転職するか:「〇〇を経験する中で、□□に携わりたいと考えるようになりました」など、理由を一言で伝えます。
- なぜこの職種・このタイミングか:未経験の場合は「未経験ではありますが、前職で身につけた△△を活かし、□□として貢献したいと考え、応募しました」のように、謙虚さと意欲のバランスを取ります。
- 志望動機や自己PRと矛盾しない範囲で簡潔に。長い理由は「志望動機の質問」で話す前提にします。
パート4:締めの言葉(10秒)
- 「以上が自己紹介です。」「ご不明な点がございましたら、お聞かせください。」
- 余裕があれば「本日はよろしくお願いいたします」で締めてもよいです。
- ここで話し終わることで、面接官が追加質問に入りやすくなります(インサイト1「追加質問がしやすかった」につながります)。
4パート型の実践例
以下は「営業事務未経験、前職は一般事務2年」を想定した1分の話し言葉の例です。読み上げると約55秒です。
「本日はお時間をいただきありがとうございます。山田花子と申します。よろしくお願いいたします。
大学卒業後、〇〇株式会社で一般事務として2年間勤務しておりました。主に伝票処理と社内窓口対応を担当し、正確さとスピードを意識して業務に取り組んでまいりました。
その中で、営業部門のサポート業務に携わる機会があり、顧客対応や資料作成にやりがいを感じ、営業事務として未経験ではございますが、これまでの経験を活かして貢献したいと考え、今回応募いたしました。
以上が自己紹介です。本日はよろしくお願いいたします。」
- パート1:挨拶・氏名
- パート2:2年間・一般事務・伝票と窓口
- パート3:営業サポートでの気づき→営業事務志望・未経験だが活かしたい
- パート4:以上です・よろしくお願いします
職種・年数・数字だけを自分用に変えれば、そのまま使える形で練習できます。
「30秒で」と言われた場合
「30秒でお願いします」と指示された場合は、挨拶+氏名+直近の職歴+志望の一言に短縮します。
例:「本日はよろしくお願いします。〇〇と申します。前職では△△会社で2年間、営業事務を担当しておりました。今回、営業職に未経験で挑戦したく、応募いたしました。よろしくお願いいたします。」
リアルインタビューに基づいた未経験転職の自己紹介例文10選
インタビューで分かった4つのインサイトを反映させた、実際の例文を見ていきましょう。
例文1:アパレル販売 → 営業
Before(添削前)
NG要素:経歴が曖昧(「いろいろ」)、仕事と関係の薄い自己語り(趣味が長い)
“`
本日はよろしくお願いします。田中と申します。アパレルで販売の仕事をしていて、お客様対応とか在庫管理とか、いろいろやってきました。実は趣味がファッションで、週末は洋服を見にいったりして、そういう経験を営業に活かしたいなと思い、未経験ですが挑戦したくて応募しました。よろしくお願いします。
“`
After(添削後)
“`
本日はお時間をいただきありがとうございます。田中と申します。よろしくお願いいたします。
〇〇株式会社でアパレル販売を3年間担当しておりました。接客と在庫発注、そして週1回の売上レポート作成を通じて、お客様のニーズを聞き取り提案する経験を積んできました。
その中で、法人のお客様にも提案する営業に携わりたいと考え、未経験ではございますが、これまでの接客とヒアリング力を活かして貢献したいと思い、今回応募いたしました。以上が自己紹介です。本日はよろしくお願いいたします。
“`
添削ポイント
- 経歴を具体化:「いろいろ」をやめた。「3年間」「アパレル販売」「接客・在庫発注・売上レポート」と整理した。面接官20人中10人が「経歴の説明が整理されており、追加質問がしやすかった」を採用の決め手にしている。
- 仕事と関係の薄い自己語りを削る:趣味の話を省き、前職の業務と営業への接点(ニーズヒアリング・提案)に絞った。長すぎず要点だけ伝える形にした(同6票「長すぎず、要点だけでどんな人かがすぐ分かった」)。
例文2:飲食店スタッフ → Webマーケティング
Before(添削前)
NG要素:話が長い、結局何をしてきた人か分からない
“`
本日はよろしくお願いします。佐藤です。飲食店で働いていて、最初はホールだったんですけど、あとからキッチンもやって、SNSの投稿も任されて、フォロワーが増えたときは嬉しくて。そこからマーケティングに興味が湧いて、未経験ですけど、Webマーケの仕事がしたいなと思って、御社に応募しました。よろしくお願いします。
“`
After(添削後)
“`
本日はお時間をいただきありがとうございます。佐藤と申します。よろしくお願いいたします。
〇〇飲食店でスタッフとして2年間勤務し、ホールとキッチンに加え、店舗のSNS投稿を担当してまいりました。投稿内容の改善を重ね、フォロワー数を約1.5倍に伸ばした経験があり、その過程でWebマーケティングに強く興味を持ちました。
未経験ではございますが、集客や訴求の感覚を現場で培った部分を活かし、御社のマーケティングに貢献したいと考え、応募いたしました。以上です。本日はよろしくお願いいたします。
“`
添削ポイント
- 結論先出し+経歴の整理:最初に「2年間・スタッフ・SNS担当」と要点を言い、そのあとで「フォロワー約1.5倍」の数字とマーケへの興味を補足。面接官20人中8人が「明瞭で結論先、会話として成立していた」を評価している。
- 長さの削減:エピソードを1つに絞り、1分で収まるようにした(同12票「話が長く、結局何をしてきた人か分からなかった」を避ける)。
例文3:営業事務 → 経理
Before(添削前)
NG要素:経歴の説明が曖昧、数字なし
“`
本日はよろしくお願いします。鈴木と申します。営業事務を長らくやっておりまして、請求書とか入金の確認とか、経理に近い業務も経験してきました。数字を扱う仕事が好きで、経理として未経験ですが、これまで培ったことを活かしたいと思い応募しました。よろしくお願いします。
“`
After(添削後)
“`
本日はお時間をいただきありがとうございます。鈴木と申します。よろしくお願いいたします。
△△株式会社で営業事務を4年間担当し、請求書発行と入金確認を日常業務として行ってまいりました。月平均で約80件の請求書を処理し、未入金のフォローも担当しておりました。
その経験から、経理として数字の流れ全体に関わりたいと考え、未経験ではございますが、正確性と丁寧な確認を強みに貢献したいと思い、今回応募いたしました。以上が自己紹介です。本日はよろしくお願いいたします。
“`
添削ポイント
- 経歴の整理と数字:「長らく」を「4年間」に、「請求書・入金確認」を「月平均約80件」「未入金フォロー」と具体化。面接官20人中10人が「経歴の説明が整理されており、追加質問がしやすかった」を採用の決め手にしている。
- きっかけの明確化:「経理に近い業務」だけでなく、「請求・入金の経験から経理として数字の流れに関わりたい」と流れをはっきりさせた。
例文4:コールセンター → ITエンジニア
Before(添削前)
NG要素:仕事と関係の薄い自己語り、経歴が曖昧
“`
本日はよろしくお願いします。高橋です。コールセンターでお客様の電話対応をしていました。システムの不具合の問い合わせも多く、そのたびにエンジニアの方に確認していたんですよね。自分でもITの勉強を始めて、プログラミングが面白くて。未経験ですが、エンジニアになりたくて御社を受けました。よろしくお願いします。
“`
After(添削後)
“`
本日はお時間をいただきありがとうございます。高橋と申します。よろしくお願いいたします。
〇〇社のコールセンターで2年間、お客様対応を担当しておりました。システム不具合の問い合わせが全体の約3割を占めており、内容を整理してエンジニア部門に引き継ぐ業務を通じて、ITで課題を解決する仕事に興味を持ちました。
その後、独学でプログラミングを学び、未経験ではございますが、お客様の声を聞いてきた経験を活かし、御社の開発に貢献したいと考え、応募いたしました。以上です。本日はよろしくお願いいたします。
“`
添削ポイント
- 経歴の整理:「2年間」「コールセンター」「システム不具合問い合わせ約3割」「エンジニア部門への引き継ぎ」と役割と数字を入れた。深掘り質問に耐えられるようにした(不採用16票「経歴の説明が曖昧で、深掘り質問に耐えなかった」を避ける)。
- 仕事に関係する部分に絞る:「プログラミングが面白くて」だけにせず、「不具合対応→ITで課題解決に興味→独学→貢献したい」の流れで仕事と意欲をつないだ。
例文5:製造業(品質管理) → コンサル
Before(添削前)
NG要素:話が長い、結局何をしてきた人か分からない
“`
本日はよろしくお願いします。伊藤と申します。製造業で品質管理を5年ほどやってきました。不良率を下げるために現場と何度も話し合いをして、改善案を出して、だんだん数字が良くなって。そういう課題解決の経験をコンサルで活かしたいと思っています。未経験ですが、御社のコンサルタントとして働きたいです。よろしくお願いします。
“`
After(添削後)
“`
本日はお時間をいただきありがとうございます。伊藤と申します。よろしくお願いいたします。
〇〇製造で品質管理を5年間担当し、不良率低減のため現場と改善活動を進めてまいりました。その結果、担当ラインの不良率を約30%削減した経験があります。
課題のヒアリングと解決策の提案を重ねる中で、より多くの顧客の課題に携わりたいと考え、コンサルタントとして未経験ではございますが、品質管理で培った論理的な分析と提案力を活かして貢献したいと思い、応募いたしました。以上が自己紹介です。本日はよろしくお願いいたします。
“`
添削ポイント
- 結論先出しと経歴の整理:「5年間・品質管理・不良率約30%削減」を先に示し、そのあとでコンサル志望の理由を短く補足。面接官20人中8人が「明瞭で結論先、会話として成立していた」を評価している。
- 長さの制御:エピソードを1つに絞り、1分で「誰で・何をしてきて・なぜコンサルか」が伝わる形にした。
例文6:小売店(店長) → Webマーケティング
Before(添削前)
NG要素:経歴の説明が曖昧、数字なし
“`
本日はよろしくお願いします。山本です。小売で店長をしていました。お店の集客のためにチラシを出したり、SNSも試したりして、お客様が増えるのを実感しました。マーケティングにもっと本格的に携わりたくて、未経験ですがWebマーケで働きたいと思い、御社に応募しました。よろしくお願いします。
“`
After(添削後)
“`
本日はお時間をいただきありがとうございます。山本と申します。よろしくお願いいたします。
〇〇小売で店長として3年間、売上と集客施策を担当しておりました。チラシとSNSを組み合わせたキャンペーンを実施し、前年比で来店数が約15%増加した経験があります。
その過程でマーケティングの効果を実感し、Webマーケティングとして未経験ではございますが、集客と訴求の経験を活かして貢献したいと考え、応募いたしました。以上です。本日はよろしくお願いいたします。
“`
添削ポイント
- 経歴の整理と数字:「3年間・店長・売上と集客施策」「前年比来店数約15%増」と具体化。面接官20人中10人が「経歴の説明が整理されており、追加質問がしやすかった」を採用の決め手にしている。
- きっかけの明確化:「マーケにもっと本格的に」を「キャンペーン実施→効果実感→Webマーケで貢献したい」の流れにした。
例文7:一般事務 → 営業事務
Before(添削前)
NG要素:仕事と関係の薄い自己語り、きっかけが薄い
“`
本日はよろしくお願いします。渡辺と申します。一般事務を2年やっていて、書類整理や電話対応をしています。会社の雰囲気はとても良くて、営業の方がお客様と話しているのを見て、自分もそういう仕事がしたいなと思いました。営業事務は未経験ですが、頑張りたいです。よろしくお願いします。
“`
After(添削後)
“`
本日はお時間をいただきありがとうございます。渡辺と申します。よろしくお願いいたします。
〇〇株式会社で一般事務を2年間担当し、伝票処理と社内窓口、電話対応をしてまいりました。営業部門のサポートで、見積書の下書きや顧客名簿の更新に携わる機会があり、営業事務の仕事に興味を持ちました。
未経験ではございますが、正確な事務処理と顧客対応の基礎を活かし、御社の営業事務として貢献したいと考え、応募いたしました。以上が自己紹介です。本日はよろしくお願いいたします。
“`
添削ポイント
- 経歴の整理と接点の具体化:「書類整理・電話対応」に加え、「営業サポート・見積書下書き・顧客名簿更新」と、営業事務につながる業務を明示。面接官20人中16人が不採用にした「経歴の説明が曖昧で、深掘り質問に耐えなかった」を避ける。
- 「雰囲気が良い」に頼らない:具体的な業務経験から「営業事務に興味を持った」とつなげた。
例文8:介護職 → 人事
Before(添削前)
NG要素:話が長い、結局何をしてきた人か分からない
“`
本日はよろしくお願いします。中村です。介護の仕事を3年していて、利用者様のケアのほか、新人さんの指導も任されました。人に教えることや、採用の説明会に参加したことがきっかけで、人事の仕事に興味を持ちました。未経験ですが、人に関わる仕事を続けたいです。よろしくお願いします。
“`
After(添削後)
“`
本日はお時間をいただきありがとうございます。中村と申します。よろしくお願いいたします。
介護施設で介護職として3年間勤務し、利用者様のケアに加え、新人スタッフのOJT指導を担当してまいりました。指導を通じて、人が育つことの喜びと、採用・育成の重要性を実感し、人事に携わりたいと考えました。
未経験ではございますが、現場で人と向き合ってきた経験を活かし、御社の採用・育成に貢献したいと思い、応募いたしました。以上です。本日はよろしくお願いいたします。
“`
添削ポイント
- 経歴の整理と結論先出し:「3年間・介護職・利用者ケア+新人OJT」を先に述べ、そのうえで「人事に携わりたい理由」を短く補足。面接官20人中6人が「長すぎず、要点だけでどんな人かがすぐ分かった」を評価している。
- 長さの制御:「採用説明会に参加」などの細かいエピソードを省き、指導経験→人事志望の流れだけに絞った。
例文9:物流(倉庫) → EC運営
Before(添削前)
NG要素:経歴の説明が曖昧、数字なし
“`
本日はよろしくお願いします。小林と申します。物流の倉庫で4年働いていて、入出庫やピッキング、発送の手配をやっていました。ECのサイトを見るのが好きで、自分もECに関わる仕事がしたいと思い、未経験ですが応募しました。よろしくお願いします。
“`
After(添削後)
“`
本日はお時間をいただきありがとうございます。小林と申します。よろしくお願いいたします。
〇〇物流センターで倉庫作業を4年間担当し、入出庫管理とピッキング、発送手配を日々行ってまいりました。月間で約3,000オーダーを扱うなかで、効率化やミス防止の工夫を重ねてきました。
その経験から、ECのバックオフィスや運営に携わりたいと考え、未経験ではございますが、物流で培った在庫と発送の感覚を活かして貢献したいと思い、応募いたしました。以上が自己紹介です。本日はよろしくお願いいたします。
“`
添削ポイント
- 経歴の整理と数字:「4年間・倉庫・入出庫・ピッキング・発送」「月間約3,000オーダー」「効率化・ミス防止」と具体化。面接官20人中10人が「経歴の説明が整理されており、追加質問がしやすかった」を採用の決め手にしている。
- きっかけの明確化:「ECサイトを見るのが好き」だけにせず、「物流の業務経験からEC運営・バックオフィスに携わりたい」と仕事の流れで説明した。
例文10:接客業(ホテル) → 広告営業
Before(添削前)
NG要素:経歴の説明が曖昧、志望動機・自己PRとつながりが弱い
“`
本日はよろしくお願いします。加藤と申します。ホテルで接客を3年していました。お客様の要望を聞いて、宿泊や宴会の提案をすることが多かったです。広告の仕事に興味があり、未経験ですが営業として御社で働きたいです。よろしくお願いします。
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After(添削後)
“`
本日はお時間をいただきありがとうございます。加藤と申します。よろしくお願いいたします。
〇〇ホテルでフロントと法人向け宴会の提案を3年間担当し、お客様のご要望のヒアリングとプラン提案をしてまいりました。月に約50件の宴会・イベント相談を担当するなかで、法人の課題に合わせた提案力を磨いてきました。
その経験を、広告営業として企業様の課題に応える仕事に活かしたいと考え、未経験ではございますが、御社の営業として貢献したいと思い、応募いたしました。以上です。本日はよろしくお願いいたします。
“`
添削ポイント
- 経歴の整理と数字:「3年間・フロントと法人向け宴会・ヒアリングとプラン提案」「月約50件の宴会・イベント相談」と整理。面接官20人中4人が不採用にした「志望動機や自己PRと内容がつながっていなかった」を避けるため、前職の「ヒアリング・提案」と広告営業の「企業の課題に応える」を明示的につないだ。
- 結論先出し:「ホテル接客3年→要望ヒアリングと提案→広告営業で活かしたい」の流れを最初から分かりやすくした。
読者が自分に置き換えやすいよう、会社名は「〇〇」「△△」のままにし、職種・年数・数字だけ変えて使える形で統一しています。自分に近い例文を選び、4パート型と添削ポイントを参考に、自分用の原稿を作成してみてください。
未経験転職の内定まで最後の一歩:自己紹介とセットで想定質問を考えておく
自己紹介のあと、面接で必ず聞かれるのが「追加質問」です。面接官は、自己紹介の内容を深掘りして、応募職種で活躍できそうかを判断します。ここでは、例文1・6・10に対する想定質問と回答の方向性、追加質問対策のポイントをお伝えします。
例文1(営業)に対する追加質問
自己紹介で「接客とヒアリング・提案」と言った部分が、そのまま深掘りされやすいポイントです。
想定される追加質問(3〜5例)
1. 「アパレル販売で、お客様のニーズを聞き取り提案する、とおっしゃいましたが、具体的にどのような場面でしたか?」
- 回答の方向性:接客中にサイズやコーデの相談を受けたとき、在庫や別アイテムを提案したエピソード。週1の売上レポートで、どの商品が伸びたかを分析し、陳列やプッシュを変えた経験があれば一言添える。
2. 「営業は未経験とのことですが、アパレルと法人営業の違いはどう考えていますか?」
- 回答の方向性:個人客と法人の違い(単発 vs 継続、意思決定者の数)を簡潔に。未経験だが、ヒアリングと提案の基本は共通だと前職で学んだ、と締める。
3. 「なぜ営業職を選んだのですか? 他職種も検討しましたか?」
- 回答の方向性:前職で「提案して喜んでもらえた」経験が大きいこと。他職種(例:マーケ)も見たが、直接お客様と話してニーズに応える営業に一番惹かれた、と短く。
「具体的な場面」「未経験の理由」「他職種との比較」を1つずつ短く答えられるようにしておくと安心です。
例文6(Webマーケティング)に対する追加質問
自己紹介で「前年比来店数約15%増」と数字を出したため、施策内容の深掘りが来やすいです。
想定される追加質問(3〜5例)
1. 「チラシとSNSを組み合わせたキャンペーンで、来店数が約15%増えたとのことですが、どのような施策でしたか?」
- 回答の方向性:チラシの配布エリア・クーポン内容、SNSでの告知タイミングやハッシュタグを簡潔に。自分が担当した部分(企画・制作・投稿のどれか)を明確に。
2. 「Webマーケティングは未経験ですが、入社後は何から学びたいですか?」
- 回答の方向性:まずは広告運用(リスティングやSNS広告)またはコンテンツ施策の基礎。資格(Web検定、広告運用系)や社内OJTで学ぶ意欲を一言。
3. 「店舗の集客とWebマーケの違いはどう考えていますか?」
- 回答の方向性:店舗はエリア限定、Webは全国・データで効果測定しやすい、など。違いはあるが、「誰に何を伝えて、どう行動してもらうか」の考え方は活かしたい、と締める。
未経験なので「何から学ぶか」「違いをどう捉えているか」を用意しておくことを推奨します。
例文10(広告営業)に対する追加質問
自己紹介で「法人向け宴会・イベント提案」「月約50件」「ヒアリングとプラン提案」と言ったため、具体的なエピソードと「広告営業との接点」の深掘りが来やすいです。
想定される追加質問(3〜5例)
1. 「法人向けの宴会・イベント提案で月約50件を担当されたとのことですが、一番大変だった点は何ですか?」
- 回答の方向性:予算・人数・日程のすり合わせ、他部署との調整など、具体的に1つ。そのうえでどう対応したか(ヒアリングの仕方、提案の出し方)を短く。
2. 「広告営業は未経験ですが、ホテルでの提案と何が同じで、何が違うと捉えていますか?」
- 回答の方向性:同じ=お客様の課題・要望を聞いて、最適な案を提案する流れ。違う=法人が相手、媒体・予算・効果測定の話が中心、など。未経験だが接点は活かしたい、と締める。
3. 「御社の広告営業に応募した理由を、もう少し教えてください。」
- 回答の方向性:志望動機と矛盾しない範囲で。例:媒体の特徴、業界、研修制度など、御社ならではの点を1つ挙げ、そこで提案力を磨きたい、と短く。
追加質問対策の重要性
- 面接官20人中16人が、不採用の理由として「経歴の説明が曖昧で、深掘り質問に耐えなかった」を挙げています。自己紹介で「経歴の整理」をしただけでは不十分で、そのあとの質問に具体的に答えられることが通過の条件です。
- 自己紹介の原稿を作ったら、その中に出てきた「数字」「役割」「きっかけ」ごとに、「それについて詳しく聞かれたら何と答えるか」を1〜2文でメモしておくことをおすすめします。
- 想定質問への回答は、志望動機・自己PRと矛盾しない内容にしておきます。矛盾があると「志望動機や自己PRと内容がつながっていなかった」(4票)と見なされかねません。
自分が使う自己紹介に近い例文(営業・Webマーケ・広告営業など)の想定質問を参考に、自分用の想定質問と回答の要点を3〜5個用意しておくと、面接で安心して答えられます。
「自己紹介」「志望動機」「自己PR」の違いと組み合わせ方
面接で聞かれる「自己紹介」「志望動機」「自己PR」の役割の違いを整理し、どう使い分け・組み合わせるかを具体的に示します。3つがつながっていると、面接官に伝わりやすく、評価されやすくなります。
自己紹介・志望動機・自己PRの違い
| 項目 | 自己紹介 | 志望動機 | 自己PR |
|---|---|---|---|
| 目的 | 「あなたは誰か」を短く伝え、会話の土台を作る | 「なぜこの会社・この仕事か」を伝え、納得感を与える | 「どんな強み・経験があり、どう活かすか」を伝え、採用後のイメージを持たせる |
| 主な内容 | 氏名、経歴の要点(いつ・どこで・何を)、転職理由の骨子、締め | きっかけ、会社・職種を選んだ理由、入社後にやりたいこと | 強み・実績・エピソード、その職種でどう活かすか |
| 時間の目安 | 30秒〜1分 | 1〜2分(深掘りで延びる) | 1〜2分(深掘りで延びる) |
| 面接での順番 | 冒頭で依頼されることが多い | 自己紹介のあと、または別のタイミング | 自己紹介・志望動機のあと、または別のタイミング |
- 自己紹介:経歴の整理と「どんな人か」の第一印象。志望動機や自己PRの「入口」になる。
- 志望動機:自己紹介で触れた「なぜ転職するか」「なぜこの職種か」を、具体的な理由・エピソードで説明する。
- 自己PR:自己紹介で触れた「前職で何をしてきたか」「何を身につけたか」を、強み・実績・行動で説明する。
面接での使い分け方
1. 「自己紹介お願いします」
4パート型(挨拶・経歴の要点・転職理由と意欲・締め)で、1分以内に収める。志望動機や自己PRの「要約」を入れるイメージで、詳細は後で話すと伝えてもよい。
2. 「志望動機を教えてください」
自己紹介で「〇〇に興味を持ち、今回応募しました」と言った部分を、きっかけ・会社選びの理由・入社後のイメージで膨らませる。自己紹介と矛盾しないようにする。
3. 「自己PRをお願いします」
自己紹介で「前職で△△を担当し、□□を身につけました」と言った部分を、強み・具体的なエピソード・その職種での活かし方で膨らませる。自己紹介と矛盾しないようにする。
ポイント
自己紹介で「経歴の整理」「結論先出し」をしておくと、その後の志望動機・自己PRの質問で「先ほど申し上げた〇〇について、もう少し詳しく」とスムーズに深掘りされます。面接官20人中10人が「経歴の説明が整理されており、追加質問がしやすかった」を採用の決め手にしています。
3つを組み合わせて回答する実践例
想定:営業事務未経験、前職は一般事務2年。
- 自己紹介(1分)
- 「〇〇で一般事務を2年間担当し、伝票処理と営業サポートをしていました。営業事務に興味を持ち、未経験ですが応募しました。以上です。」
- 志望動機(深掘り)
- 「先ほど申し上げた営業サポートで、見積書の下書きや顧客名簿の更新をした際に、営業事務の仕事にやりがいを感じました。御社は〇〇という点に惹かれ、ここで営業事務として貢献したいと考えました。」
- 自己PR(深掘り)
- 「先ほどの一般事務では、正確さとスピードを意識して伝票処理をしており、ミス率を抑えつつ、締め日前の集中期にも対応してきました。その正確性と段取り力を、営業事務の書類作成や顧客対応に活かしたいです。」
組み合わせのコツ
- 自己紹介で「一般事務2年」「営業サポート」「営業事務に興味」と言っておく。
- 志望動機では「営業サポートのなかで見積・名簿に携わった→営業事務に興味→御社を選んだ理由」とつなげる。
- 自己PRでは「正確さ・段取り・ミス率」を具体例で話し、「営業事務でどう活かすか」で締める。
- 3つで内容がつながっていると、「志望動機や自己PRと内容がつながっていなかった」という不採用理由(4票)を避けやすくなります。
職種・年数だけ変えれば、自分用の流れとして使える形で準備してみてください。
よくある質問(Q&A)
未経験転職の自己紹介でよくある質問をまとめました。自分の状況に当てはめて、参考にしてください。
Q1. 自己紹介は何分くらい話せば良いですか?
A. 多くの面接では30秒〜1分が目安です。「1分でお願いします」と言われることもあるので、1分で話せる長さ(約250〜300字)で準備しておくと安心です。
ポイント
- 指示がなければ、挨拶・氏名・経歴の要点・転職理由の骨子・締めで、1分以内に収める。
- 「30秒で」と言われた場合は、挨拶+氏名+直近の職歴+志望の一言に短縮する。
- 面接官20人の調査では、「長すぎず、要点だけでどんな人かがすぐ分かった」が採用の決め手の一つ(6票)となっている。
例
1分版は本記事の「1分自己紹介の型(4パート型)」と例文10選を参照。30秒版は「〇〇と申します。△△で□年、〇〇業務を担当しておりました。今回、□□に未経験で挑戦したく、応募しました。よろしくお願いします。」のように要点だけに絞る。
Q2. 前職の実績がない場合、自己紹介で何を話せば良いですか?
A. 実績の有無より、「いつ・どこで・何をしたか」が整理されていることと、転職理由が一言で分かることが重要です。数字は「担当年数」「扱った件数」など、事実ベースで1つ入れられれば十分です。
ポイント
- 面接官20人中10人が「経歴の説明が整理されており、追加質問がしやすかった」を採用の決め手にしている。大きな成果がなくても、役割と業務内容をはっきり伝えると評価されやすい。
- 「実績はありませんが、〇〇を担当し、△△を心がけて取り組みました」のように、姿勢や学びを一言添えてもよい。
- 「実績がなくて不安です」とネガティブに終わらせず、「未経験ですが、〇〇を活かして貢献したい」と前向きに締める。
NG例
「特にこれといった実績はありません。」で終わる。
OK例
「目立った実績はありませんが、2年間で請求書処理を月80件ほど担当し、ミスなく回すことを心がけてきました。その正確性を営業事務で活かしたいです。」
Q3. 応募職種と前職の業務がまったく違う場合は、自己紹介でどう伝えれば良いですか?
A. 接点を一言で示すことが大切です。「前職では〇〇をしていました。そのなかで□□(応募職種に関係するスキル・気づき)を得て、今回の職種に興味を持ちました」と流れを作ります。
ポイント
- 職種が違っても、「ヒアリング力」「正確な事務処理」「チームで動く経験」など、転用できる要素はある。その「接点」を自己紹介で明示する。
- 面接官20人中4人が「過去の経験と、今後やりたいことが自然につながっていた」を採用の決め手にしている。無理にこじつけず、本当に感じた接点でよい。
- 深掘り用に「なぜその接点に気づいたか」を1エピソード用意しておく。
例
コールセンター→ITエンジニアの場合。「お客様のシステム不具合の問い合わせ対応を通じて、ITで課題を解決する仕事に興味を持ちました。独学でプログラミングも学び、未経験ですが応募しました。」
Q4. 自己紹介と志望動機・自己PRの違いは何ですか?
A. 自己紹介は「誰か・何をしてきたか・なぜ応募したか」を短く伝える入口です。志望動機は「なぜこの会社・この仕事か」を理由とともに説明し、自己PRは「強み・実績・どう活かすか」を説明するものです。
ポイント
- 自己紹介は1分前後、志望動機・自己PRはそれぞれ1〜2分が目安。自己紹介で触れた内容を、志望動機・自己PRで詳しく話す形にすると、一貫して伝わる。
- 詳しくは本記事の「『自己紹介』『志望動機』『自己PR』の違いと組み合わせ方」の章を参照。
Q5. 面接で「自己紹介お願いします」と言われたとき、何から話し始めれば良いですか?
A. 挨拶と氏名から始め、続けて直近の経歴(いつ・どこで・何を)を1〜2文で話すと、相手が聞きやすいです。
ポイント
- 「本日はお時間をいただきありがとうございます。〇〇と申します。よろしくお願いいたします。」のあと、「△△で□年間、〇〇業務を担当しておりました。」と経歴の要点に入る。
- 面接官20人中8人が「明瞭で結論先、会話として成立していた」を採用の決め手にしている。結論(要点)を先に言い、必要なら補足する順番が有効。
- 趣味や学生時代から入ると、「仕事と関係の薄い自己語りが多かった」(8票)と見られやすいので、経歴から入ることを推奨。
例
「本日はよろしくお願いします。〇〇と申します。前職では△△会社で2年間、営業事務を担当しておりました。以上です。」→ ここから「もう少し詳しく」と深掘りされれば、転職理由や強みを話す。
Q6. 転職回数が多い場合、自己紹介で経歴をどう整理すれば良いですか?
A. 直近の職歴を中心に話し、それ以前は「その前は〇〇で△年」と一言でまとめると、長くならず伝わりやすいです。転職理由の共通軸(例:成長したい、専門性を深めたい)を一言入れると、一貫性が伝わります。
ポイント
- すべての会社を時系列で詳しく話すと、長くなり「話が長く、結局何をしてきた人か分からなかった」(12票)になりやすい。直近1〜2社を中心にし、古い経歴は簡潔に。
- 「転職を重ねたなかで、〇〇という軸でキャリアを積んできました。今回もその軸で御社に応募しました」のように、一貫した理由を添えるとよい。
- 深掘りで「なぜ転職したか」を聞かれたら、志望動機・退職理由の内容と矛盾しないように答える。
NG例
3社すべてを同じ分量で説明し、2分以上かかる。
OK例
「直近は〇〇社で2年間、△△を担当しておりました。その前は××社で3年、同様の業務をしておりました。一貫して□□に携わりたく、今回御社に応募しました。」
Q7. 年齢が高い(35歳以上)場合、自己紹介でどうアピールすれば良いですか?
A. 経験年数と役割をはっきり伝え、「その経験をどう活かすか」を一言入れると、年齢よりもキャリアの整理と意欲が伝わります。
ポイント
- 「〇〇として△年、□□業務を担当してきました。未経験の職種ではありますが、これまでの〇〇(論理性・調整力・正確性など)を活かして貢献したいです」のように、経歴の整理と活かし方をセットで話す。
- 面接官20人の調査では、自己紹介の採用の決め手は「経歴の整理」「結論先」「要点だけ」であり、年齢そのものは設問に含まれていない。要点を押さえた自己紹介が有効。
- 年齢を言う必要はない。聞かれたら「〇〇歳です」と事実を伝え、そのうえで「経験を活かしたい」と前向きに締める。
例
「〇〇と申します。これまで△△業界で15年、□□を担当してまいりました。今回、未経験の〇〇職に挑戦したく、御社に応募しました。長年の経験で身につけた△△を活かしたいと考えております。よろしくお願いいたします。」
Q8. 自己紹介で失敗やミスを話すのは大丈夫ですか?
A. 自己紹介の主役は経歴の要点と転職理由なので、失敗・ミスは無理に話さなくて大丈夫です。強みや学びとして触れる場合は、「〇〇で失敗したが、△△を学び、その後□□に活かした」と短く1文に収めるとよいです。
ポイント
- 面接官が知りたいのは「どんな人か」「何をしてきたか」「なぜ応募したか」。失敗談は自己PRや深掘りで聞かれたときに話すと、文脈が伝わりやすい。
- 自己紹介で失敗談が長くなると、「話が長く、結局何をしてきた人か分からなかった」(12票)や「仕事と関係の薄い自己語りが多かった」(8票)と見られかねない。
- 失敗を話すなら、「どう立て直したか」「何を学んだか」「今後にどう活かすか」まで一言でそろえる。
NG例
自己紹介の中心を失敗談にして、経歴の全体像が伝わらない。
OK例
「前職では一度、納期の遅れを招いたことがあり、その反省から事前の確認とスケジュール管理を徹底するようになりました。その経験を、御社では〇〇に活かしたいです。」と1文で触れる程度。
まとめ
1. 自己紹介で採用担当者の評価軸を押さえる
面接官20人インタビューでは、採用の決め手は「経歴の説明が整理されている」(10票)、「明瞭で結論先、会話として成立している」(8票)、「長すぎず、要点だけでどんな人かがすぐ分かる」(6票)でした。
不採用の理由は「経歴の説明が曖昧で、深掘り質問に耐えなかった」(16票)、「話が長く、結局何をしてきた人か分からなかった」(12票)、「仕事と関係の薄い自己語りが多かった」(8票)です。この評価軸を押さえた自己紹介を心がけると、通る可能性が高まります。
2. 「経歴の整理」が採用の決め手になる
いつ・どこで・何をしたかを1〜2文で言えるようにする。数字(年数・件数など)を1つ入れると伝わりやすいです。
1分自己紹介の型(4パート型)で、挨拶・経歴の要点・転職理由と意欲・締めの流れを用意する。本記事の例文10選を参考に、自分用に書き換えて練習してください。
3. 今日から始められること
- 直近の職歴を「いつ・どこで・何を」で1文にまとめてみる。
- 4パート型の原稿を書き、1分で話せるか声に出して練習する。
- 自己紹介で言った「数字」「役割」「きっかけ」について、深掘り質問を1つずつ想定し、答えをメモする。
本記事で紹介した調査結果と4パート型・例文10選を、自分ならではの「通る自己紹介」づくりのヒントにしてもらえれば幸いです。自己紹介の準備を今日から始めて、面接に臨んでください。
20代キャリアの実体験ノート 