【面接官20人×転職者20人インタビュー】システムエンジニアはやめとけ?辞めた人の理由・やめてよかったこと・向いている人|実体験とインタビューから徹底解説

  • 「システムエンジニア やめとけ」と言われる理由を知りたい
  • 実際に辞めた人の実態や体験談が知りたい
  • やめてよかった?後悔する?両方の声が聞きたい
  • 向いている人・向いていない人の特徴を知りたい

こんな方向けの、実体験&リアルインタビュー記事です。

初めての読者のため、簡単に自己紹介させてください。

  • 私は28歳まで2回未経験転職してきたキャリア迷い子のタマネギです。
  • 未経験・第二新卒で転職したい人向けに、参考になる情報を提供しています。
  • 「ありきたりのランキング記事」ではなく、実体験やインタビューでリアルの参考情報を届けるのがこのサイトのポイントです。

この記事では、採用担当者20名実際にIT業界・SEを辞めた転職者20名へのインタビュー調査をもとに、やめとけと言われる理由、辞めた人の本音、やめてよかったこと・後悔、向いている人・向いていない人、会社選びのポイントをお伝えします。客観的に判断するための材料を提供します。

この記事で得られること

  • 面接官20人+転職者20人の実データ(辞めた理由、やめてよかった・後悔の両論)
  • 採用側と本人で見方が違う「辞めた理由」の視点差
  • 職種別(SE・プログラマー・運用等)の退職傾向
  • やめとけと言いたくなる人・向いている人の特徴(採用側の回答)
  • 早期退職を防ぐ会社選びのポイント(面接官のアドバイス vs 辞めた人が後から気づいたこと)
  • 「やめとけ」を冷静に見るための採用側の見解と、転職希望者へのメッセージ

この記事の根拠

採用担当者20名と転職者20名へのマルチインタビュー(2026年2月実施)により、「やめとけ」に対する見解・辞めた理由・やめてよかったこと・向いている人などを票数で可視化しています。面接官が「周りで見聞きしたこと」と、転職者が「自分で体験したこと」を対比し、両方のリアル声を届けます。

そして、僕自身が商社からエンジニア(株式会社シンプレクス)に未経験で転職した実体験に基づいて執筆しています。

【元社員が徹底解説】シンプレクスが本当に”やばい”なのか?「激務」「評判悪い」「将来性」

この記事を読んで、あなた自身の状況に当てはめて、単にやめとけを聞いて辞めるのではなく、「本当にやめといた方が良いか」などのヒントが得られれば嬉しく思います。


目次

システムエンジニアはやめとけ?辞めた人の理由を面接官20人+転職者20人に聞いた

調査概要(Part A 面接官 / Part B 転職者)

本調査は、Part A(面接官)Part B(転職者)の2つの視点で構成されています。

  • Part A(採用担当者20名):入社後に早期退職する人を見てきた採用側の視点。辞めた人の理由、やめとけと言いたくなる人の特徴、職種別の退職傾向、会社選びのアドバイスなどをヒアリング
  • Part B(転職者20名):実際にIT業界・SEを辞めた本人の視点。辞めた理由、やめてよかったこと、後悔していること、入社前に知っておきたかったこと、辞めた後のキャリアなどをヒアリング

面接官と転職者に同じテーマを聞くことで、採用側と本人で見方がどう違うかを票数で可視化しています。

辞めた理由Top5:面接官が答えた「採用側から見た」理由(X2)

採用担当者に「入社後に早期退職する人で、よくある理由」を聞いた結果です。

回答内容票数
「開発すると思ってたのに、テストや運用ばかりだった」というギャップ12票(最多)
納期前の残業や休日対応が多く、体調を崩した9票
研修が短くて、現場で質問できる人もおらず、一人で抱え込んでつぶれた9票
単純作業ばかりでスキルが身につかず、このまま大丈夫か不安になった7票
配属先が合わなくて、希望と違う現場だった(案件ガチャ等)7票

12票で最多だったのは「開発すると思ってたのにテスト・運用ばかりだった」というギャップです。採用側から見ても、期待と現実のズレが退職理由のトップとして認識されています。残業・体調や研修不足・サポート体制の弱さも9票ずつで並び、単純作業への不安や配属ミスマッチも7票ずつ挙がっています。

辞めた理由Top5:転職者が答えた「本人が感じた」理由(Y3)

実際に辞めた転職者に「辞めた理由」を聞いた結果です。

回答内容票数
納期前の残業や休日対応が多く、体調を崩した/崩しそうになった10票(最多)
「開発すると思ってたのに、テストや運用ばかりだった」というギャップ9票
研修が短くて、現場で質問できる人もおらず、一人で抱え込んでつぶれた8票
帰ってからも勉強しないといけなくて、休日も学習に追われた7票
単純作業ばかりでスキルが身につかず、このまま大丈夫か不安になった7票

10票で最多だったのは「納期前の残業・休日対応で体調を崩した」こと。本人が実際に感じたつらさとしては、体調・残業がギャップよりやや上位になっています。ギャップも9票で続き、研修不足・一人で抱え込む環境は8票。帰宅後・休日の勉強に追われた経験も7票で、学習負担の重さが本人の声として裏付けられます。

面接官と転職者で見方が違う「辞めた理由」

同じ「辞めた理由」でも、採用側と本人では見え方が違うことが分かりました。

  • 採用側はギャップを最も多く挙げる(12票):会社から見ると、「開発したい」と入ってきてテスト・運用ばかりの現実にギャップを感じて辞める人が目につきやすい
  • 本人は体調・残業を同じくらい強く感じていた(10票):辞めた本人にとっては、毎日の残業や体調の限界が切実だった

どちらも研修不足・質問できる人がいない環境を挙げており、サポート体制の弱さは両者の共通認識です。ギャップは事前の情報収集や現実理解である程度防げる一方、残業・体調は会社選び(残業の実態確認)や、入社後の相談・異動希望の有無でも結果が変わり得ます。両方の視点を知っておくことで、自分に当てはまりそうな理由を事前に避ける判断がしやすくなります。

辞めるきっかけになったこと(Y6)

「いつ・何をきっかけに辞める決断をしたか」を転職者に聞きました。

回答内容票数
体調を崩した/健康面で限界を感じた9票
転職エージェントや知人から「今が転職のチャンス」と言われた5票
プロジェクト終了や契約更新のタイミングで区切りが良かった5票
上司や人事に相談し、円満退職の方向で話が進んだ4票
我慢の限界で、とにかく早く辞めたかった4票

9票「体調を崩した・健康面で限界」が最多。残業・プレッシャー・緊急対応などが積み重なり、健康をきっかけに決断する人が多いことが分かります。プロジェクト終了などの区切りや、転職のタイミングを勧められたことをきっかけにする人もそれぞれ5票でした。

選考・企業選びへのヒント

  • 辞めた理由は面接官と本人で視点が違う。両方知ったうえで、自分に当てはまりそうな理由を事前に避ける
  • ギャップ対策:配属先・業務内容を明確に聞き、「最初はテスト・運用から」という現実を理解しておく
  • 体調・残業対策:残業の実態・口コミを確認し、求人票を鵜呑みにしない
  • 研修・サポート対策:研修の期間・内容、メンター・相談できる人がいるか確認する

職種別「早期退職しやすい環境」|面接官の傾向+転職者の実体験

採用側が見た職種別の退職傾向(X4)

職種によって、早期退職しやすい環境や理由に傾向があるかを採用担当者に聞きました。

回答内容票数
システムエンジニアは設計・クライアント対応の板挟みになりやすく、ストレスで辞めやすい11票
プログラマーは納期・デスマーチの残業が多く、体調面で辞める人が多い10票
保守・運用は夜間・休日の緊急対応が負担になり、辞める人もいる7票
SESの場合は案件ガチャで希望と違う現場に配属され、ギャップで辞める人が多い6票
職種より、配属先・プロジェクトの環境次第で変わる5票
職種による大差はない3票

SE(システムエンジニア)は11票で「設計・クライアント対応の板挟みでストレス辞め」が最多。プログラマーは10票で「納期・デスマーチの残業で体調面で辞める人が多い」との回答が目立ちます。保守・運用は7票で夜間・休日の緊急対応の負担、SESは6票で案件ガチャによるギャップが挙げられました。一方で、「職種より環境次第」とする回答も5票あり、職種だけでなく配属先・プロジェクトの影響も大きいことが分かります。

転職者の元職種×辞めた理由(Y1×Y3クロス集計)

実際に辞めた転職者の元職種と、辞めた理由をクロス集計した結果です。

元職種選ばれやすかった理由
システムエンジニア(7人)残業・体調(4票)、納期・プレッシャー(4票)、クライアントの無理な要求(3票)
プログラマー(5人)残業・体調(3票)、勉強に追われた(3票)、スキル不安(2票)
保守・運用(2人)残業・体調(2票)、緊急対応の負荷
テスト・QA(2人)ギャップ(2票)、スキル不安(2票)
セールスエンジニア(1人)クライアント無理要求、スキル差
その他(3人)分散

SE出身者は残業・体調、納期・プレッシャー、クライアント対応の負荷を強く感じていた人が多く、プログラマー出身者は残業・体調に加え、勉強に追われることやスキル不安を挙げる傾向がありました。テスト・QA出身者は「開発したいのにテストばかり」というギャップを感じた人が多くなっています。

職種別の選考・企業選びへのヒント

  • SE志望:設計・クライアント対応の負荷やストレス要因を、配属先・案件の聞き取りで確認する
  • プログラマー志望:納期・残業の実態、デスマーチが起きやすいプロジェクトかどうかを確認する
  • 保守・運用志望:夜間・休日の緊急対応の頻度や体制を確認する
  • SES・人材派遣:配属先・案件の決め方、希望を反映できるかを事前に確認する
  • 職種より環境次第とする回答も5票あるため、具体的な配属先・プロジェクトの実態を見極めることが重要

やめてよかった?後悔?転職者20人が答えた「辞めた後の本音」

「やめてよかった」と思うことTop5(Y4)

実際に辞めた転職者に「やめてよかったと思うこと」を聞きました。

回答内容票数
残業・休日出勤から解放されて、心身に余裕ができた12票(最多)
夜間・休日の緊急対応がなくなった10票
帰ってからや休日の勉強に追われなくなった9票
納期や仕様変更のプレッシャーから解放された8票
人間関係をリセットできた6票

12票で最多だったのは「残業・休日出勤から解放されて心身に余裕ができた」こと。緊急対応がなくなった(10票)、勉強に追われなくなった(9票)、プレッシャーから解放された(8票)と続き、労働環境・学習負担・プレッシャーからの解放感が「やめてよかった」の主な理由となっています。人間関係のリセットを挙げた人も6票いました。

会社も納得した退職|採用側から見た「やめてよかった」ケース(X5)

採用担当者に「退職された方で、会社としてもやめてよかったと感じたケース」を聞きました。

回答内容票数
明らかに適性が合わず、本人も会社も「続けてもお互い良くない」と感じた9票
体調を崩しており、休職・退職の方が本人のためだった7票
希望と違う配属で、転職の方が本人のキャリアに良かった5票
教育体制が整っておらず、他社の方が伸びる環境だと思った4票
そのようなケースはあまりない/覚えていない4票

9票「適性が合わず、お互い続けても良くないと感じた」と回答。会社視点では、ミスマッチの解消や本人の体調・キャリアを踏まえた退職を肯定的に捉えているケースがあります。体調を理由にした退職を「本人のためだった」と評価する回答も7票あり、一概に退職がネガティブというわけではないことが分かります。

後悔していること・「もう少し続けてみたかった」(Y5)

「逆に、後悔していること・もう少し続けてみたかったと思うことはありますか?」を聞きました。

回答内容票数
もう少しスキルを積んでから転職したかった8票
技術やプログラミング自体には興味が残っている6票
とくに後悔はない。辞めて正解だった6票
転職のタイミングが早かったかもと思う5票
人間関係は悪くなかった。辞める理由は環境や会社選びだった4票
給与面では、今の仕事の方が下がった4票

8票「もう少しスキルを積んでから転職したかった」と回答。一方で6票「とくに後悔はない・辞めて正解だった」と答え、やめてよかった派と後悔派が混在しています。技術への興味が残っている人(6票)も多く、「業界や技術そのものが嫌だったわけではない」という声も少なくありません。

やめてよかった vs 後悔|両論を知ったうえで決める

やめてよかったと感じる人が多い一方で、後悔している点を挙げる人も一定数います。重要なのは、一つの体験談で決めつけず、両論を知ったうえで自分なりの判断をすることです。技術への興味が残っている人や、会社・環境が原因だったと感じる人は、業界を変えずに会社を変えて続ける選択肢もあることが、後述の「IT業界に残った人が続けた理由」のデータでも裏付けられます。


「やめとけ」と言いたくなる人の特徴|面接官20人が答えた向いていない人

採用側から見た「やめとけ」と言いたくなる人の特徴(X3)

「この業界(SE/IT)やめとけと言いたくなるような新人・若手の特徴」を採用担当者に聞きました。競合の「向いていない人」に、採用側の票数データで差別化した内容です。

回答内容票数
志望動機が曖昧で、「なんとなく」「安定しそうだから」のような話し方14票(最多)
「開発ばかりしたい」など、テスト・運用から始まる現実を理解していない12票
勉強した内容や作ったものを、具体的に説明できない11票
給料・待遇の話が中心で、仕事そのものへの関心が見えない8票
環境の変化に対応できなさそう/細かで地道な作業が苦手そう7票
自ら学び続ける姿勢が伝わってこない7票

14票で最多だったのは「志望動機が曖昧で、なんとなく・安定しそうのような話し方」でした。12票「開発ばかりしたいと現実を理解していない」11票「勉強内容や作ったものを具体的に説明できない」と続きます。よく言われる「環境変化への対応」「地道な作業」「学び続ける姿勢」に対応する選択肢も7票ずつあり、採用側の実感として裏付けられています。

一般的に言われる「向いていない人」との対応

よく言われる向いていない人の特徴(環境の変化に対応できない、細かで地道な作業が苦手、自ら学び続ける姿勢がない)は、本調査でも7票ずつ選ばれています。加えて、志望動機の曖昧さ(14票)や現実理解の不足(12票)、具体的に説明できない(11票)が採用側からはより強く指摘されており、面接の段階で判断できる特徴として重視されていることが分かります。

選考へのヒント(やめとけと言いたくなる人に当てはまる場合)

  • 志望動機を「なんとなく」で終わらせず、具体的な理由や学び・作品と結びつけて話す
  • 「最初はテスト・運用から始まる」現実を理解していることを面接で伝える
  • 勉強内容・作ったものを具体的に説明できるように準備する
  • 待遇より仕事内容への関心を前面に出す
  • 環境変化への対応力、地道な作業への姿勢、学び続ける意欲を、具体例を交えて伝える

採用側が答えた「SEに向いている人」の特徴(X10)

「採用してうまくいっている人・SEに向いている人の特徴」を採用担当者に聞きました。

回答内容票数
柔軟性や適応力がある(仕様変更や環境の変化にうまく対応できる)11票
物事を論理的に考えて問題を解決する力がある10票
コミュニケーション能力が高い(チームやクライアントとの連携ができる)10票
自ら学び続ける姿勢がある9票
細かい作業もコツコツ取り組める7票

柔軟性・適応力が11票で最多。論理的思考・問題解決コミュニケーションがそれぞれ10票で並び、自ら学び続ける姿勢が9票、細かい作業をコツコツが7票と続きます。よく言われる「向いている人」の特徴と一致する点が多く、採用側の実感としても裏付けられています。

向いていない人と向いている人の対比

やめとけと言いたくなる人(X3)向いている人(X10)
志望動機が曖昧具体的な理由や学びと結びつけて話せる
現実を理解していない仕様変更・環境変化に柔軟に対応できる
具体的に説明できない論理的に考え、問題を解決する力がある
待遇中心チーム・クライアントとの連携ができる
地道な作業が苦手そう細かい作業もコツコツ取り組める
学び続ける姿勢が伝わらない自ら学び続ける姿勢がある

「やめとけ」を冷静に見る|面接官が転職希望者に伝えたいこと

やめとけの理由への採用側の見解(X8)

「転職者や業界の人がやめとけと言う理由・背景について、採用側としてどのような見解をお持ちですか?」を聞きました。

回答内容票数
転職者・従業員が挙げる理由の多くは、会社選びや配属のミスマッチが原因で、業界そのものの問題ではない11票
理由の背景には、入社前の情報不足や現実理解の甘さがあると思う9票
実際に辞めた人には、「配属後に希望と違うと分かっても何も言わず抱え込む」「メンターや上司に相談せず一人でつぶれた」といったパターンが多い10票
うまく乗り切った人には「配属先に希望を伝えて異動を試みた」「メンターに積極的に聞いて一人で抱え込まなかった」といった行動が見られた9票
職種・会社・プロジェクトによって大きく変わるので、「やめとけ」は一括りにできない9票
会社や教育体制の差が大きい。同じ理由でも環境次第で結果が変わる7票

11票「多くは会社選び・配属のミスマッチが原因で、業界そのものの問題ではない」と回答。10票「辞めた人には相談せず一人で抱え込むパターンが多い」9票「うまくいった人は配属に希望を伝えた・メンターに積極的に聞いた」と答えています。業界・会社・プロジェクトで大きく変わる(9票)、環境次第で結果が変わる(7票)といった声もあり、やめとけを一括りにせず、自分に当てはまる理由か、備えられるかを考えることが重要です。

転職希望者へ:やめとけをどう受け止め、どう動くべきか(X9)

「やめとけはつい感情的になりがちです。面接官として、転職希望者にはやめとけをどう受け止め、どう動いてほしいと伝えたいですか?」を聞きました。

回答内容票数
配属先・研修・メンターの有無など、入社前に聞くべきポイントを押さえて会社を選べば、「やめとけ」の多くは回避できる。その準備をしてほしい12票
入社後に「違う」と感じたら、我慢せず希望や相談を伝える。辞めた人の多くはそれをしなかった。ここをやるかやらないかで結果が変わる10票
志望動機が曖昧で「開発ばかり」と決めつけている人は、本当に慎重に検討してほしい。「やめとけ」が当てはまることもある11票
まず「やめとけ」と言う人の辞めた理由を分解する。残業・体調なのか、配属ミスなのか、研修体制なのか。自分に当てはまりそうな理由か確認する9票
業界の厳しさは事実だが、会社やプロジェクト次第で全然違う。一つの体験談で「やめとけ」と決めつけないでほしい8票
「やめとけ」と言う人が陥りがちな環境(残業多め、研修薄い、放置気味)を避ける選び方をすれば、十分やっていける人も多い9票

12票で最多だったのは「配属先・研修・メンターを押さえて会社を選べば、やめとけの多くは回避できる」というアドバイス。10票「違うと感じたら我慢せず希望や相談を伝える。辞めた人の多くはしなかった」と回答し、入社後の行動の重要性を強調しています。「やめとけの理由を分解して、自分に当てはまるか確認する」(9票)、「一つの体験談で決めつけない」(8票)、「やめとけ環境を避ける選び方をすればやっていける人も多い」(9票)といった声もあり、感情的にならず、理由を分解し、備えられる点は備えて会社を選ぶ姿勢が推奨されています。

業界・会社・プロジェクトによって全然違う

X8では「職種・会社・プロジェクトによって大きく変わる」(9票)、X9では「会社やプロジェクト次第で全然違う」(8票)と、環境による差を指摘する回答が多数ありました。やめとけと言う人が多く挙げる理由(残業、研修、配属)も、会社選びや入社後の相談次第で回避・軽減できるケースがあるため、一括りに「業界が悪い」と決めつけず、自分が選べる範囲で備えることが大切です。


早期退職を防ぐ会社選び|面接官のアドバイス vs 辞めた人が後から気づいたこと

採用側が答えた「見ておいてほしい」ポイント(X7)

「候補者には、入社後の早期退職を防ぐために、会社選びでどんな点を見ておいてほしいですか?」を採用担当者に聞きました。

回答内容票数
入社後にどこに配属されるか、曖昧なまま入らない。配属先がはっきりしてる求人かどうか13票(最多)
研修やOJTが本当にあるか、期間や中身をしっかり聞いておく10票
メンターや相談できる人がいるか、質問しやすい環境か9票
残業の実態や口コミ。求人票の「残業少なめ」を鵜呑みにしない7票
キャリアパスが示されているか、何年後くらいにどんな仕事を任される想定か6票
未経験を何人くらい採用しているか、育てる実績がある会社か4票

13票で最多だったのは「配属先がはっきりしてるか」。採用側は配属ガチャを避けることを最優先にアドバイスしています。研修の実態(10票)、メンター・相談体制(9票)、残業の実態・口コミ(7票)と続き、キャリアパス(6票)も確認すべきポイントとして挙がっています。

辞めた人が「入社前に知っておきたかった」こと(Y7)

実際に辞めた転職者に「入社前にもう少し知っておけばよかったこと」を聞きました。

回答内容票数
研修やOJTが本当にあるか、期間や中身をしっかり聞いておく14票(最多)
入社後にどこに配属されるか、曖昧なまま入らない11票
メンターや相談できる人がいるか、質問しやすい環境か10票
残業の実態や口コミ。求人票の「残業少なめ」を鵜呑みにしない9票
キャリアパスが示されているか、何年後くらいにどんな仕事を任される想定か5票
未経験を何人くらい採用しているか、育てる実績がある会社か4票

14票で最多だったのは「研修の実態をしっかり聞く」こと。転職者は、辞めてから「研修の中身や体制の重要性」に気づく人が多くなっています。配属先(11票)、メンター・相談体制(10票)、残業の実態(9票)も重要なポイントとして挙がっており、採用側のアドバイスと重なる部分が多い一方で、転職者は研修の実態をより強く後から重要だと認識している傾向があります。

視点差の活用:面接官は配属先、辞めた人は研修の実態を後から重要だと気づく

  • 面接官は配属先を最優先(13票):採用側から見ると、配属不明確が退職につながりやすい
  • 辞めた人は研修の実態を後から重要だと気づく(14票):実際に入ってから、研修の薄さや放置気味の環境のつらさを実感した人が多い

どちらも押さえておくことが重要です。配属先・研修・メンター・残業の実態を、選考の段階で具体的に確認しましょう。

会社側の対策(X6)|良い会社の見分け方

「入社後の早期退職を防ぐために、御社で採用時や配属で気をつけていること」を聞きました。

回答内容票数
配属先を明確にしてから採用し、曖昧なまま入社させない12票
研修・OJTの期間や中身をしっかり説明し、現実を伝えてから入社してもらう10票
メンターや相談役を決め、質問しやすい環境を整える9票
「開発ばかりではない」など、最初の業務内容を具体的に伝える8票
面接で現実(テスト・運用から始まる等)を理解しているか確認する7票

12票「配属先を明確にしてから採用」10票「研修・現実を説明してから入社してもらう」と回答。メンター配置(9票)、業務内容の具体的な説明(8票)、面接での現実理解の確認(7票)と続きます。これらの対策をしている会社は、早期退職のリスクを抑える体制が整っている可能性が高く、選考時に「配属の決め方」「研修の内容」「メンターの有無」を確認すると、良い会社の見分け方の参考になります。


辞めた人、今どうしてる?転職者20人のその後のキャリア

今の働き方(Y8)

実際に辞めた転職者に「今はどのような働き方をしていますか?」を聞きました。

回答内容票数
他業界の正社員(IT以外)8票
IT業界の別会社(同じ職種)4票
IT業界の別会社(別職種・職種変更)2票
フリーランス・自営業(IT関連)2票
フリーランス・自営業(IT以外)1票
専業主婦・主夫1票
まだ転職活動中・就職準備中2票

8票が他業界の正社員として働いています。一方で6票(同職種4+別職種2)がIT業界の別会社に移り、3票がIT関連のフリーランス・自営業として働いています。つまり、辞めた人のうち約半数はIT業界に残るか、IT関連で働き続けていることが分かります。

IT業界に残った人(8名)が続けた理由(Y9)

Y8で「IT業界の別会社」「フリーランス(IT関連)」を選んだ8名に、IT業界に残った理由を聞きました。

回答内容票数
転職先で残業・研修・配属など、前の会社で嫌だった点を避けて選べたから6票
辞めた理由は会社・プロジェクトにあり、業界そのものではなかったから5票
技術や開発の仕事には興味が残っていたから5票

6票「転職先で嫌だった点を避けて選べた」と回答。5票「辞めた理由は会社・プロジェクトにあり、業界そのものではなかった」5票「技術・開発への興味が残っていた」と答えています。

「やめとけ」=業界をやめろではない

「やめとけ」と言うとき、業界全体の話として語られることが多いですが、本調査では辞めた人の約4割がIT業界に残っていることが分かりました。辞めた理由が会社・プロジェクトにあったと感じる人や、技術への興味が残っている人は、業界を変えずに会社を変えて続ける選択肢を選んでいる人がいます。やめとけと言う理由を分解し、自分に当てはまる部分と当てはまらない部分を見極めたうえで、会社選びや働き方を考えていくことが有効です。


よくある質問(Q&A)

Q1. システムエンジニアはやめたほうがいいですか?

一概に「やめたほうがいい」とは言えません。本調査では、辞めた理由の多くが会社選び・配属のミスマッチや、入社前の情報不足に起因するとの見解が採用側から11票挙がっています。職種・会社・プロジェクトによって環境は大きく異なり(9票)、配属先・研修・メンターを押さえて会社を選べば、やめとけの多くは回避できると答えた面接官も12票いました。やめとけと言う理由を分解し、自分に当てはまるか、備えられるかを考えたうえで判断することが大切です。

Q2. やめとけと言われる主な理由は何ですか?

面接官が挙げた理由では「開発すると思ってたのにテスト・運用ばかりだった」というギャップが12票で最多。転職者が挙げた理由では、残業・体調(10票)、ギャップ(9票)、研修不足(8票)が上位です。採用側はギャップを、本人は体調・残業を強く感じる傾向があり、どちらもサポート不足(研修・質問できる人)を挙げています。詳しくは本記事の「辞めた人の理由」の章を参照してください。

Q3. 職種別で辞めやすい職種はありますか?

採用側の回答では、SEは設計・クライアント対応の板挟みでストレス辞め(11票)、プログラマーは納期・デスマーチの残業で体調面で辞める人が多い(10票)、保守・運用は緊急対応の負担(7票)、SESは案件ガチャでギャップ辞め(6票)という傾向があります。一方で「職種より環境次第」とする回答も5票あり、配属先・プロジェクトの実態を見極めることが重要です。

Q4. やめてよかったと思うことは何ですか?

転職者20人の回答では、残業・休日出勤から解放されて心身に余裕ができた(12票)が最多。夜間・休日の緊急対応がなくなった(10票)、帰宅後・休日の勉強に追われなくなった(9票)、納期・プレッシャーから解放された(8票)と続きます。一方で後悔を挙げる人もおり、やめてよかった・後悔の両論を知ったうえで判断することがおすすめです。

Q5. 後悔している人は多いですか?

転職者20人のうち、8票が「もう少しスキルを積んでから転職したかった」、6票が「技術への興味が残っている」と回答。一方で6票が「とくに後悔はない・辞めて正解だった」と答え、両論が存在します。技術への興味が残っている人は、業界を変えずに会社を変えて続ける選択肢もあり、本調査では8名がIT業界に残っています。

Q6. 向いていない人・向いている人の特徴は?

採用側が挙げた「やめとけと言いたくなる人」は、志望動機曖昧(14票)、現実理解していない(12票)、具体的に説明できない(11票)が上位。「向いている人」は、柔軟性・適応力(11票)、論理的思考・コミュニケーション(各10票)、学び続ける姿勢(9票)、細かい作業をコツコツ(7票)です。詳しくは本記事の該当章を参照してください。

Q7. 早期退職を防ぐ会社選びのポイントは?

面接官は配属先がはっきりしてるか(13票)を最優先に挙げ、辞めた人は研修の実態(14票)を後から重要だと気づく人が多いことが分かりました。どちらも押さえつつ、メンター・相談体制(9〜10票)、残業の実態・口コミ(7〜9票)、キャリアパス(5〜6票)を選考の段階で確認することをおすすめします。

Q8. やめとけと言われたけど、転職して続けられる人はいますか?

はい。本調査では、辞めた20人のうち8人がIT業界の別会社やIT関連のフリーランスとして働き続けています。続けた理由として「転職先で嫌だった点を避けて選べた」(6票)、「辞めた理由は会社・プロジェクトにあり、業界そのものではなかった」(5票)、「技術への興味が残っていた」(5票)が挙がっています。会社選び次第で、IT業界を続ける選択肢はあります。


まとめ

1. 辞めた理由は面接官と本人で視点が違う。両方知って判断する

採用側はギャップを最も多く挙げ(12票)、本人は体調・残業を強く感じていた(10票)。どちらの視点も知ったうえで、自分に当てはまりそうな理由を事前に避ける判断をしましょう。

2. やめてよかった・後悔の両論がある。会社選び次第でITを続けられる人もいる

やめてよかったと感じる人が多い一方、後悔を挙げる人も一定数います。辞めた人の約4割はIT業界に残っており、会社・プロジェクトが原因だったと感じる人は、業界を変えずに会社を変えて続ける選択肢を選んでいます。

3. 配属先・研修・メンター・残業の実態を押さえて会社を選ぶ

面接官は配属先を最優先(13票)にアドバイスし、辞めた人は研修の実態(14票)の重要性を後から気づく人が多いことが分かりました。選考の段階で、配属の決め方、研修の期間・内容、メンターの有無、残業の実態・口コミを具体的に確認しましょう。

4. 今日からできること

  • 「やめとけ」の理由を分解し、自分に当てはまる部分と当てはまらない部分を整理する
  • 配属先・研修・メンター・残業の実態を確認する観点で、興味のある求人をチェックする
  • 志望動機や学習内容を具体的に説明できるように準備する(採用側がやめとけと言いたくなる人の特徴に当てはまらないように)
  • 違うと感じたら我慢せず希望や相談を伝える重要性を頭に入れておく