【面接官20人インタビュー】「新しいことに挑戦したい」はこう伝えれば通過する|面接官20人が語る未経験への転職理由の書き方と例文10選

  • 転職理由を「新しいことに挑戦したい」で書きたいが、面接官どう思うかの本音を聞いてみたい
  • どう書けば好印象になるか、通る例文と書き方が知りたい
  • 成長・挑戦を伝えるときのNG例と改善ポイントを例文で参考したい

こんな方向けの、実体験&リアルインタビュー記事です。

初めての読者のため、簡単に自己紹介させてください。

  • 私は28歳まで2回未経験転職してきたキャリア迷い子のタマネギです
  • 未経験・第二新卒で転職したい人向けに、参考になる情報を提供しています
  • 「ありきたりのランキング記事」ではなく、実体験やインタビューでリアルの参考情報を届けるのがこのサイトのポイントです

この記事では、面接官20人へのインタビュー結果をもとに、「新しいことに挑戦」を転職理由にするときの通る書き方と、リアルな例文10選をお伝えします。

この記事で得られること

  • 通る転職理由の決め手と、不採用になりやすいパターン(面接官20人のデータ)
  • 「新しいことに挑戦」を3パターン(未経験職種・未経験業種・両方)に分けた例文10選(Before/After付き)
  • 転職理由を語った後に聞かれやすい追加質問と回答例

この記事の根拠

本記事は、未経験採用の面接経験がある面接官20人(人事担当者10名・現場マネージャー10名)へのインタビュー調査に基づいています。転職理由・志望動機において「採用を決めた理由」「不採用にした理由」をヒアリングし、その傾向を可視化しました。

この記事を読んで、あなた自身の状況に当てはめて、転職理由「新しいことに挑戦」を好印象に伝えるヒントが得られれば嬉しく思います。


目次

面接官20人に聞いた「通る転職理由」「落ちる転職理由」

転職理由「新しいことに挑戦」が通るかどうか。まずは面接官の本音をデータで見ていきましょう。

  • 調査概要
  • 採用の決め手Top5
  • 不採用の理由Top5
  • リアルインタビューから分かった4つのインサイト

の順でお伝えします。

調査概要

面接官20人へのインタビュー調査

  • 調査対象: 面接官経験者20名(人事担当者10名・現場マネージャー10名)
  • 調査方法: オンラインインタビュー(クラウドソーシング経由)
  • 設問内容: 未経験者の志望動機(転職理由)で「採用を決めた理由」「不採用にした理由」

採用の決め手Top5

回答選択肢票数
仕事の大変な点や地味な業務も理解したうえで、それでもやりたい理由を語っていた12票
未経験である前提に立ち、入社後の学習や立ち上がりのイメージが具体だった8票
なぜこの会社・この仕事なのかを、自身の過去経験と結びつけて説明できていた6票
他社比較ではなく、「この環境でなければならない理由」が明確だった6票
前職の不満ではなく、将来どうなりたいかを軸に話していた4票

不採用の理由Top5

回答選択肢票数
仕事内容よりも、待遇や働きやすさの話が中心だった10票
なぜこの業界・この会社なのかを深掘りすると話が崩れた6票
現職・前職への不満が動機の中心になっていた6票
成長したい・挑戦したいなど、どこでも通じる話で終わっていた4票
未経験なのに、入社後すぐ評価される前提で話していた4票

リアルインタビューから分かった4つのインサイト

ここまでのインタビュー結果から、「新しいことに挑戦」を転職理由にするときに押さえたいポイントを4つにまとめました。

  • インサイト1:「成長・挑戦」だけではなぜ弱いか(不採用理由4票)
  • インサイト2:不採用の転職理由の共通点(4つのNGパターン)
  • インサイト3:人事面接官と現場面接官の「見るポイント」が違った
  • インサイト4:通る転職理由は4つのパターンに分類できる

【インサイト1】「成長・挑戦」だけではなぜ弱いか(不採用理由4票)

面接官20人中4人が「成長したい・挑戦したいなど、どこでも通じる話で終わっていた」を不採用理由に挙げています。「新しいことに挑戦したい」は悪い表現じゃない。ただ、そのままでは弱いんです。

どこでも通じる話で終わる問題

「新しいことに挑戦したい」は、志望動機・転職理由として誰でも言える表現です。どの会社でも使えるため、この会社でなければならない理由が伝わりにくくなります。

具体的に伝えるための3つの要素

面接官が「通る」と評価する転職理由には、以下の3要素が含まれます。

1. 仕事の現実理解(12票):仕事の大変さ・地味な業務も理解した上で、それでもやりたい理由を語る

2. 立ち上がりの具体性(8票):入社後の学習計画・独り立ちまでのイメージが具体的

3. 過去経験との接続(6票):前職の経験を応募職種に結びつけて説明できている

【インサイト2】不採用の転職理由の共通点

不採用になった転職理由には、4つのNGパターンがありました。

NGパターン①:「待遇・働きやすさが中心」(10票)

転職理由の中心が「給与」「残業が少ない」「ワークライフバランス」になっている場合。仕事への意欲よりも、条件面が主軸になりやすいです。

NGパターン②:「深掘りすると話が崩れる」(6票)

「なぜこの業界・この会社なのか」を質問すると、矛盾や曖昧さが出る。会社研究・業界理解が不足している印象を与えます。

NGパターン③:「前職への不満が中心」(6票)

現職・前職への不満や愚痴が転職理由の主軸になっている。ネガティブな動機として受け取られやすいです。

NGパターン④:「成長・挑戦だけ」(4票)

「成長したい」「挑戦したい」で終わり、具体化・根拠化がない。本記事のKWに関連する最重要NGパターンです。

【インサイト3】人事面接官と現場面接官の「見るポイント」が違った

人事と現場では、重視するポイントが異なります。

人事担当者が重視するポイント

  • リスク管理(短期離職しそうか)
  • 適性(社風・文化に合うか)
  • 一貫性(転職理由・志望動機・履歴書の整合性)
  • 条件面の優先度(給与・勤務地の希望が現実的か)

現場担当者が重視するポイント

  • 戦力になるまでのコスト(教育にどれだけかかるか)
  • 一緒に働けるか(チームに馴染めそうか)
  • 自走できそうか(指示待ちにならないか)

両者に共通して重視するポイント

  • 仕事の現実理解:大変な点も理解した上で、それでもやりたい理由
  • 具体性:曖昧な「成長したい」ではなく、何をどう学ぶか・いつまでに独り立ちするかを語る

転職理由に活かすポイント

人事向けには短期離職リスクを感じさせない(覚悟・継続の意思を示す)。現場向けには立ち上がり計画を具体的に語る(学習中・入社後のイメージ)。

【インサイト4】通る転職理由は4つのパターンに分類できる

通る転職理由は、以下の4パターンに整理できます。

パターン1:「過去経験→職務接続型」

前職の経験を応募職種に結びつけて説明する。例:営業事務のサポート経験 → 営業職への転職理由。接点を具体的に語ることがポイントです。

パターン2:「現実理解→覚悟・継続型」

仕事の大変さや地味な業務を理解した上で、それでもやりたい理由を語る。覚悟・継続の意思を示すパターンです。

パターン3:「未経験前提→立ち上がり設計型」

入社後の学習計画・独り立ちまでのイメージを具体的に示す。資格取得中・学習中などの具体的事実を入れると伝わります。

パターン4:「会社固有→選択理由明確型」

その会社の独自性(事業・顧客・文化)への共感を語る。「他社でもいい」にならない理由を明確にします。


リアルインタビューに基づいた転職理由「新しいことに挑戦」例文10選

では、実際の例文を見ていきましょう。「新しいことに挑戦」を、3パターンに分けて10例用意しました。

  • 未経験職種に転職(業種は同じ、職種が変わる)→ 例文1〜3
  • 未経験業種に転職(職種は同じ、業種が変わる)→ 例文4〜6
  • 未経験業種・職種の両方に転職(業種も職種も変わる)→ 例文7〜10

各例文は添削前(Before)→ 添削後(After)→ 添削のポイントの順です。

未経験職種に転職するパターン(業種は同じ、職種が変わる)

例文1:製造業営業事務 → 同業界法人営業

添削前

製造業で営業事務を5年やってきました。新しいことに挑戦したくて、法人営業に転職したいと考えています。貴社は研修制度が充実していると聞き、未経験でも育てていただけると思いました。事務経験を活かして頑張ります。

添削後

前職では製造業の営業事務として5年間、営業担当のサポートとして顧客からの問い合わせ対応や見積書作成を担当してきました。商談に同席する機会も多く、営業担当が顧客の課題をヒアリングし、最適な提案をする様子を間近で見てきました。その経験から、自ら顧客と向き合い提案する法人営業に挑戦したいと考え志望しました。

貴社の中小企業向け製造機械は、顧客ニーズに合わせたカスタマイズ体制と、導入後のアフターフォローが強みだと理解しています。法人営業は未経験ではありますが、営業事務で培った「顧客対応力」「見積・納期管理の正確性」は活かせると考えています。現在は営業の基礎知識を学習中で、入社後3ヶ月で既存顧客を担当し、貴社の売上拡大に貢献したいと考えています。

添削のポイント

  • 「研修制度が充実」という待遇中心の動機を削除し、仕事内容への意欲に置き換え
  • 営業の大変さを理解した上で、それでも挑戦したい理由を「商談を間近で見た経験」から語る(面接官20人中12人が重視する「仕事の現実理解」
  • 営業事務のサポート経験を法人営業への接点として明確化

例文2:アパレル販売スタッフ → 同社・同業界のWebマーケ

添削前

アパレルで販売スタッフを3年やってきました。成長したいと思い、Webマーケに転職したいです。SNSはよく使うので、その経験を活かせると思います。

添削後

前職のアパレルでは3年間、販売スタッフとして月間売上目標を平均110%達成し、SNS発信や売上分析に携わってきました。在庫と売れ筋の関係を可視化する中で、顧客ニーズをデータで捉える面白さを実感しました。この経験から、Webマーケティングに挑戦したいと考え志望しました。

貴社はECと実店舗を連動させたマーケティングに強みがあり、SNSと売上データを結びつけた施策を展開されています。Webマーケは未経験ではありますが、販売現場で培った「顧客ニーズの可視化力」は活かせると考えています。現在はGoogleアナリティクスを学習中で、入社後6ヶ月で基本業務を習得し、貴社のEC売上拡大に貢献したいと考えています。

添削のポイント

  • 「成長したい」だけを削除し、SNS発信・売上分析という具体的接点を明示
  • 販売でのSNS・分析経験をWebマーケへの接点として具体化
  • 「Googleアナリティクス学習中」「6ヶ月で基本業務習得」で立ち上がり計画を明示

例文3:IT企業カスタマーサポート → 同社・同業界の社内SE

添削前

IT企業のカスタマーサポートを4年やってきました。スキルアップしたくて、社内SEに転職したいと思っています。お客様対応の経験はあるので、それを活かしたいです。

添削後

前職のIT企業ではカスタマーサポートとして4年間、月間約300件のお問い合わせ対応を担当してきました。トラブル内容を分析する中で、システムの仕組みや障害の原因を深く理解する必要性を感じました。この経験から、技術的に深く関わる社内SEに挑戦したいと考え志望しました。

貴社が社内システムの内製化を推進し、運用と開発を一体的にサポートする体制に、技術習得の機会を感じています。社内SEは未経験ではありますが、カスタマーサポートで培った「ユーザー視点での課題把握力」は活かせると考えています。現在はネットワークとデータベースの基礎知識を学習中で、入社後6ヶ月で基本業務を習得し、貴社のシステム安定運用に貢献したいと考えています。

添削のポイント

  • 「スキルアップしたい」を削除し、「トラブル分析で技術理解の必要性を感じた」という具体化
  • 社内SEの業務(運用と開発の一体サポート)を理解した上で語る
  • ネットワーク・DB学習中、6ヶ月で基本業務習得を明示

未経験業種に転職するパターン(職種は同じ、業種が変わる)

例文4:製造業営業事務 → 生命保険会社営業事務

添削前

製造業で営業事務を6年やってきました。働きやすい環境を求めて、生命保険会社の営業事務に転職したいです。事務経験は長いので、すぐに戦力になれると思います。

添削後

前職では製造業の営業事務として6年間、顧客対応・書類管理・請求処理を担当してきました。既存顧客100社のフォローを一人で担当し、納期遅延ゼロを維持してきました。この経験から、異業種で新たな知識を身につけながら、事務スキルを活かしたいと考え志望しました。

貴社の生命保険会社営業事務では、顧客の契約内容に合わせた書類作成や、営業担当との連携が重要だと理解しています。保険業界は未経験ではありますが、製造業で培った「正確な書類管理」「顧客対応力」は活かせると確信しています。現在は保険の基礎知識を学習中で、入社後3ヶ月で基本業務を習得し、貴社の営業サポート体制強化に貢献したいと考えています。

添削のポイント

  • 「働きやすい環境」を削除し、仕事内容への意欲に置き換え
  • 生命保険会社営業事務の業務理解を明示(会社固有の理由)
  • 保険の基礎知識学習中、3ヶ月で基本業務習得を明示

例文5:製造業経理 → 生命保険会社経理

添削前

製造業で経理を5年やってきました。新しいことに挑戦したくて、生命保険会社の経理に転職したいです。貴社は安定していると聞きました。

添削後

前職では製造業の経理として5年間、経費精算・月次決算・入出金管理を担当してきました。月次閉鎖を遅延なく完了させる中で、正確な数字管理の重要性を実感しました。この経験から、異業種で保険会計という新分野に挑戦したいと考え志望しました。

貴社の生命保険会社では、保険業特有の会計処理や法制度への対応が必要だと理解しています。保険会計は未経験ではありますが、製造業で培った「正確な数字管理」「スケジュール管理力」は活かせると考えています。現在は保険会計の基礎知識を学習中で、入社後6ヶ月で基本業務を習得し、貴社の経営判断をサポートしたいと考えています。

添削のポイント

  • 「安定している」を削除
  • 保険業特有の会計処理への理解を示す(仕事の現実理解)
  • 製造業経理の経験を保険経理への接点として語る

例文6:広告代理店Webマーケ → 人材業界Webマーケ

添削前

広告代理店でWebマーケを4年やってきました。業界を変えて新しいことに挑戦したくて、人材業界のWebマーケに転職したいです。

添削後

前職では広告代理店のWebマーケとして4年間、SNS運用・LP制作・広告運用を担当してきました。月間のリード獲得数を前年比130%に伸ばし、ターゲットに刺さるコンテンツ制作の重要性を実感しました。この経験から、人材業界のWebマーケティングに挑戦したいと考え志望しました。

貴社は人材紹介サービスにおいて、求職者向けのコンテンツマーケティングと、採用企業向けのサービス訴求を両立されています。人材業界は未経験ではありますが、広告代理店で培った「ターゲット設計力」「コンテンツ制作力」は活かせると考えています。現在は人材業界のトレンドを学習中で、入社後6ヶ月で基本業務を習得し、貴社の採用支援力強化に貢献したいと考えています。

添削のポイント

  • 「業界を変えたい」だけを削除
  • 「人材業界のコンテンツマーケと採用企業向け訴求の両立」を理解して語る(会社固有の理由)
  • 広告代理店のマーケ経験を人材業界に結びつける

未経験業種・職種の両方に転職するパターン(業種も職種も変わる)

例文7:アパレル販売 → IT営業(法人営業・SaaS)

添削前

アパレルで販売を3年やってきました。大きな金額を扱う仕事に挑戦したくて、IT営業を志望しました。貴社は働きやすそうな雰囲気を感じました。お客様と話すことは得意なので、営業に挑戦したいです。

添削後

前職のアパレル販売では3年間、お客様のニーズヒアリングと最適な商品の提案が日常業務でした。月間売上目標を平均115%達成し、潜在ニーズを引き出すヒアリングの面白さを実感しました。この経験から、BtoCからBtoBの法人営業に挑戦したいと考え志望しました。

貴社が提供する中小企業向けのクラウド勤怠管理システムは、IT投資余力の少ない企業でも導入しやすい価格帯と手厚いサポート体制があり、「誰でも使えるIT」を届ける姿勢に強く共感しています。法人営業は未経験ではありますが、販売で鍛えた「ヒアリング力」「目標達成へのコミット力」は活かせると考えています。現在はITパスポートを取得し、クラウド・SaaSの基礎知識を学習中です。入社後は先輩の商談に同行し、3ヶ月で独り立ちを目指し、貴社の事業拡大に貢献したいと考えています。

添削のポイント

  • 「働きやすそう」を削除
  • 「中小企業向けの価格帯とサポート体制」「誰でも使えるIT」への共感を冒頭で語る(会社固有の理由)
  • ITパスポート取得済み、3ヶ月で独り立ちを明示(立ち上がり計画)

例文8:飲食店スタッフ → 人事・採用担当

添削前

飲食店で3年働いてきました。人と関わる仕事がしたくて、人事の採用担当に転職したいです。貴社は福利厚生が充実していると聞きました。

添削後

前職の飲食店では3年間、ホールスタッフとして年間約1,500組のお客様を対応してきました。お客様一人ひとりに合わせた提案や、新人スタッフのフォローを行い、「人を見る」「人の可能性を引き出す」経験を積んできました。この経験から、採用で「人」に寄り添う仕事に挑戦したいと考え志望しました。

貴社が「社員一人ひとりの成長を支援する人事制度」を掲げ、採用から入社後のオンボーディングまで一貫してサポートする体制に強く共感しています。人事は未経験ではありますが、飲食で培った「相手の本音を引き出すヒアリング力」「細やかな気配り」は、面接や候補者フォローで活かせると確信しています。現在は人事労務の基礎知識を学習中で、入社後6ヶ月で採用業務を独り立ちし、貴社の採用力強化に貢献したいと考えています。

添削のポイント

  • 「福利厚生が充実」を削除
  • 「社員一人ひとりの成長を支援する人事制度」を冒頭で語る(会社固有の理由)
  • 飲食での「人を見る」「人の可能性を引き出す」経験を採用業務に接続

例文9:家電量販店販売 → 経理

添削前

家電量販店で販売を4年やってきました。数字に興味があり、経理に転職したいです。売上管理や在庫管理の経験はあります。

添削後

前職の家電量販店では4年間、白物家電フロアを担当し、月間売上目標を平均120%達成してきました。売上管理・在庫管理・在庫回転分析に携わる中で、数字が経営判断にどう繋がるかを実感しました。この経験から、経理で専門性を深め、新しいキャリアに挑戦したいと考え志望しました。

貴社が製造業として、原価管理や予算管理を重視されていると理解しています。経理は未経験ではありますが、販売で培った「数字への感覚」「正確な記録管理」は活かせると考えています。現在は簿記3級を取得済みで、2級の取得に向けて学習中です。入社後6ヶ月で月次決算業務を習得し、貴社の経営判断をサポートしたいと考えています。

添削のポイント

  • 「数字に興味がある」だけを削除し、売上・在庫管理の具体経験を接点として明示
  • 簿記3級取得済み、2級学習中、6ヶ月で月次決算習得を明示
  • 販売での数字管理経験を経理への接点として語る

例文10:ホテルフロント → 人事コンサル

添削前

ホテルのフロントで4年働いてきました。人と関わる仕事がしたくて、人事コンサルに転職したいです。

添削後

前職のシティホテルではフロントとして4年間、年間約3,000組の宿泊客を対応してきました。お客様の要望を丁寧にヒアリングし、最適な提案を行う経験を積んでいます。ビジネス客には滞在目的を聞き、会食や観光の提案を行い、リピート率向上に貢献しました。この経験から、クライアントの課題ヒアリングと解決策提案に挑戦したいと考え、人事コンサルを志望しました。

貴社が中小企業の人事課題(採用・評価・組織開発)を一気通貫で支援する体制に、クライアントに寄り添うコンサルのあり方を感じています。人事コンサルは未経験ではありますが、ホテルで培った「潜在ニーズを引き出すヒアリング力」「最適な提案力」は活かせると確信しています。現在は人事労務の基礎知識を学習中で、入社後6ヶ月で基本業務を習得し、貴社のクライアント支援に貢献したいと考えています。

添削のポイント

  • 「人と関わる仕事がしたい」を削除し、ヒアリング・提案の具体経験で接点を明示
  • 「中小企業の人事課題を一気通貫で支援」への共感を語る(会社固有の理由)
  • ホテルでのヒアリング・提案経験を人事コンサルに接続

転職理由の内定まで最後の一歩:転職理由とセットで想定質問を考えておく

転職理由を語った後、面接官は「本当に理解しているか」「この会社で本当にやりたいのか」を深掘りします。想定質問を事前に考え、回答を準備しておくことが大切です。

例文1・4・7について、よく聞かれる質問と回答例をお伝えします。

例文1に対する追加質問(営業事務 → 法人営業)

Q. 営業事務と法人営業は何が違うと思っていますか?

A. 営業事務は商談のサポート・書類作成が中心で、顧客と直接契約を結ぶことはありません。法人営業は顧客の課題をヒアリングし、自ら提案して契約に至るまで一気通貫で携わる点が大きな違いだと考えています。

Q. 未経験で営業に転職する不安はありませんか?

A. 不安はあります。ただ、営業事務で5年間、顧客対応と商談フォローをしてきた経験があり、営業担当からも「顧客の話を聞く力がある」と言っていただきました。その強みを活かしつつ、現在は営業の基礎知識を学習中です。入社後は先輩の商談に同行し、3ヶ月で独り立ちを目指しています。

Q. なぜ当社の法人営業なのですか?

A. 貴社の中小企業向け製造機械は、顧客ニーズに合わせたカスタマイズと、導入後のアフターフォローが強みだと理解しています。御社であれば、営業事務で培った「顧客視点」を活かし、お客様の課題に寄り添った提案ができると考えました。

例文4に対する追加質問(製造業事務 → 保険業事務)

Q. なぜ製造業から保険業に転職したいのですか?

A. 製造業の事務スキルは活かしつつ、保険業界ならではの知識(契約内容の管理、営業担当との連携など)を新しく学びたいと考えました。異業種の経験は、将来のキャリアの幅を広げることにも繋がると考えています。

Q. 事務は同じでは?業種を変える理由は?

A. 基礎的な事務スキルは共通ですが、保険業界では契約の種類ごとの書類や、法制度に合わせた管理が求められると理解しています。製造業では扱わなかった業務に触れることで、事務の専門性を広げたいと考えています。

Q. 保険業界の事務で何を学びたいですか?

A. 保険契約に基づく書類管理や、営業担当との連携のあり方を学びたいです。現在は保険の基礎知識を学習中で、入社後3ヶ月で基本業務を習得し、営業サポート体制の強化に貢献したいと考えています。

例文7に対する追加質問(アパレル販売 → IT営業)

Q. BtoCとBtoB営業の違いをどう理解していますか?

A. BtoCは個人のお客様に、比較的短いスパンで提案します。BtoBは企業の意思決定者が複数いて、提案から契約まで時間がかかる分、課題ヒアリングと解決策提案の深さが問われると理解しています。販売で培ったヒアリング力は、BtoBの商談でも活かせると考えています。

Q. なぜIT業界・SaaS営業なのですか?

A. 貴社の中小企業向けクラウド勤怠管理システムは、IT投資余力の少ない企業でも導入しやすい価格帯と、手厚いサポート体制があると理解しています。「誰でも使えるIT」を届ける姿勢に共感し、法人営業としてその価値を伝えたいと考えました。

Q. 販売と営業の違いは何だと思いますか?

A. 販売は主に店頭でお客様に商品を提案します。営業は顧客先に赴き、課題をヒアリングしてから解決策を提案する点が違います。販売で培った「潜在ニーズを引き出す力」は、営業のヒアリングにも活かせると考えています。

追加質問対策の重要性

想定質問を事前に考え、回答を準備しておくことで、一貫性のある受け答えができ、採用担当者に安心感を与えられます。

準備のコツ

1. 転職理由の各要素(接点・会社固有の理由・立ち上がり計画)に対応する質問を想定する

2. 回答は簡潔に(1〜2文)→ 必要なら詳細を補足する構成にする

3. 独自調査で判明した「採用の決め手」を、追加質問の回答にも反映させる


よくある質問(Q&A)

では、転職理由「新しいことに挑戦」に関して、よくある質問と回答をまとめましょう。

Q1. 「新しいことに挑戦したい」だけで伝えると不採用になりやすいですか?

A. はい。面接官20人のインタビューでは、「成長したい・挑戦したいなど、どこでも通じる話で終わっていた」が不採用理由の1つ(4票)に挙がっています。「どの会社でも使える表現」だと、この会社でなければならない理由が伝わりにくくなります。

「新しいことに挑戦したい」は動機の入口としては有効です。その後に「何に」「なぜこの会社で」「どう活かすか」を具体化する必要があります。仕事の現実理解・立ち上がり計画・会社固有の理由のいずれかを盛り込みましょう。

  • NG:「新しいことに挑戦したいです」(ここで終わり)
  • OK:「製造業の営業事務で5年、顧客対応をしてきました。商談を間近で見る中で、自ら提案する営業に挑戦したいと考え、貴社の法人営業を志望しました」

Q2. 転職理由と志望動機の違いは何ですか?

A. 転職理由は「なぜ今の会社を辞めて転職するのか」、志望動機は「なぜこの会社・この仕事を選ぶのか」を指します。面接では両方聞かれることが多く、転職理由で「前職を離れたい理由」、志望動機で「御社を選ぶ理由」を分けて答えると伝わりやすくなります。

転職理由だけだと「会社を辞めたい」印象になりがちです。志望動機とセットで「御社でこうしたい」を語ると好印象になります。本記事の例文は、転職理由と志望動機を統合した形で書いています。

Q3. 面接で「なぜこの会社なのか」を深掘りされたらどう答えますか?

A. 会社の事業内容・顧客層・独自性を事前に調べ、自分なりの「ここでなければならない理由」を1〜2文で言えるようにしておきましょう。抽象的な「業界に興味がある」だけだと、深掘りで話が崩れやすく、不採用理由の1つ(6票)にもなっています。

会社固有の理由(商品・サービス・顧客・文化)を1つは押さえ、「他社でもいい」にならない表現にすることがポイントです。

Q4. 未経験転職で「挑戦」を伝えるときの注意点は?

A. 「挑戦したい」で終わらせず、「何に挑戦するか」「なぜその挑戦が御社でできるか」「入社後どう立ち上がるか」を具体的に語りましょう。面接官は「仕事の現実理解」(12票)と「立ち上がりの具体性」(8票)を重視しています。

挑戦の対象(職種・業種・業務)を明確にし、前職経験との接点を1つは示す。学習中・資格取得中などの事実があれば入れると伝わりやすくなります。

Q5. 転職回数が多いのですが、転職理由でどう伝えれば良いですか?

A. 転職理由は「なぜそのたびに転職したか」の一貫したストーリーで語ることを心がけましょう。各転職が「偶然の積み重ね」ではなく、「キャリアの方向性」に沿っているように伝えると、短期離職のリスクを感じさせにくくなります。

「新しいことに挑戦」を軸にするなら、各転職で「何に挑戦したか」を簡潔に。前職の不満が中心にならないよう、将来像を軸に語ります。

Q6. 転職理由が思いつかないのですが、どうすれば良いですか?

A. まず「なぜ今の会社を辞めたいのか」「なぜこの仕事・この会社に惹かれるのか」を紙に書き出してみましょう。「新しいことに挑戦したい」は入口としては有効なので、その後に「何に」「なぜ」を深掘りすると、転職理由の核が見えてきます。

4つの問いで深掘りする:①何に挑戦したいか ②なぜその挑戦が御社でできるか ③前職とどう接続するか ④入社後どう立ち上がるか。本記事の例文10選を参考に、自分に近いパターンを選んでカスタマイズしてください。

Q7. 「給与が良い」「残業が少ない」が本音の転職理由なのですが、どう言い換えれば良いですか?

A. 待遇面の動機を完全に隠す必要はありませんが、転職理由の「中心」にしないことが大切です。面接官20人中10人が「待遇や働きやすさの話が中心だった」を不採用理由に挙げています。仕事への意欲を主軸にし、待遇は補足程度に留めましょう。

「残業が少ない」「本業に集中できる環境で成果を出したい」など、仕事と結びつけて言い換えると伝わりやすくなります。

Q8. 面接で転職理由を聞かれたとき、何分くらい話せば良いですか?

A. 初回の回答は1〜2分(300〜500字程度)が目安です。長く話しすぎると要点が伝わりにくく、短すぎると具体性が足りない印象になります。要点を伝えた後、面接官の反応を見て補足する形がおすすめです。

構成の目安:①何に挑戦したいか ②前職との接点 ③なぜ御社か ④入社後のイメージ(各20〜30秒)。面接官が頷いたら簡潔に締め、質問されたら深掘りに答えます。


面接官20人が実際に使っている転職エージェント・転職サイト

転職理由を書いたあと、どの転職エージェント・転職サイトに登録すればいいか迷う方も多いですよね。面接官へのインタビュー結果から、20代異業種転職者/未経験者採用で実際に使われている傾向をお伝えします。

  • 調査概要(転職エージェント・サイトの設問)
  • 面接官の会社が20代異業種転職者/未経験者採用で利用したことのある転職エージェント
  • 面接官の会社が20代異業種転職者/未経験者採用で利用したことのある転職サイト
  • インタビュー結果を踏まえた、20代異業種転職者/未経験者採用におすすめの転職エージェント/転職サイト

でお伝えしていきます。

調査概要(転職エージェント・サイトの設問)

本調査は、20代異業種転職者/未経験者採用の面接経験がある面接官20名を対象に実施しました。転職エージェント・転職サイトに関する設問として、以下をヒアリングしました。

【設問】あなたの会社が20代異業種転職者/未経験者採用で利用したことのあるIT転職エージェントはありますか?

【設問】あなたの会社が20代異業種転職者/未経験者採用で利用したことのあるIT転職サイトはどれだと思いますか?

面接官の会社が20代異業種転職者/未経験者採用で利用したことのある転職エージェント

面接官20人に「自社が20代異業種転職者/未経験者採用で利用したことのあるIT転職エージェント」を聞いたところ、以下の結果になりました(全件)。

回答選択肢票数
キャリアスタート(第二新卒)16票
ウズウズ14票
Myvision(未経験コンサル)10票
テックゲート転職((未経験IT)8票
ハタラクティブ8票
第二新卒エージェントneo7票
ユニゾンキャリア(未経験IT)7票
Geekly2票
パソナキャリア0票
JAC0票
利用していない・覚えていない0票

キャリアスタート(第二新卒)が16票で最多、ウズウズが14票で続きました。いずれも20代・未経験者を専門とするエージェントです。総合系(Geekly、パソナ、JAC)の票数は少なく、第二新卒/20代未経験採用では20代/未経験専門のエージェントがメインで使われている傾向があります。

面接官の会社が20代異業種転職者/未経験者採用で利用したことのある転職サイト

「自社が20代異業種転職者/未経験者採用で利用したことのあるIT転職サイト」を聞いた結果は以下のとおりです(全件)。

回答選択肢票数
マイナビ20s18票
リクナビNEXT17票
リクルートエージェント16票
doda14票
ビズリーチ9票
Re就活8票
Green2票
その他0票
利用していない・覚えていない0票

マイナビ20sが18票で最多、リクナビNEXTが17票で続きました。

転職サイトは、転職エージェントほど、20代/未経験専門と総合大手の差が出ませんでした。

面接官にヒアリングしている中で分かったのは、転職サイトは、求人会社からすると掲載料金はパッケージで固定しているので、第二新卒/20代未経験採用向けの求人も一緒載せていることが多いです。もちろん、第二新卒と20代若手を狙って取りたい場合、専門のサイトに追加掲載しています。

僕自身からすると、特筆すべきなのは、ビズリーチも結構票数があったんですね。

個人的にも、第二新卒で未経験転職していた時に、ビズリーチを使って異業種の会社からも結構スカウト貰えていたので、「ハイクラス向けの印象はあるが、20代の異業種転職も併せて活用してみる価値がある転職サイト」だと自信を持って言えます。(最初は無料に使える期間があると記憶しています)

インタビュー結果を踏まえた、20代異業種転職者/未経験者におすすめの転職エージェント

調査結果から、採用側が実際に使っているのは総合系ではなく、20代・未経験者を専門とするエージェントが中心でした。その背景と、登録のポイントをまとめます。

総合系ではなく、20代異業種転職者/未経験者専門のエージェントがメイン

第二新卒/20代未経験採用で使われているのは、Geekly、ビズリーチ、JACといった総合系ではなく、20代・未経験者を専門とするエージェントが中心です。

  • キャリアスタート(16票)、ウズウズ(14票):第二新卒・未経験特化
  • Myvision(10票):IT未経験コンサル
  • テックゲート転職(8票)、ハタラクティブ(8票):IT未経験・転職者向け
  • 第二新卒エージェントneo(7票)、ユニゾンキャリア(7票):第二新卒・未経験特化

つまり、求職者も20代/未経験専門のエージェントに登録しておくことで、採用側の採用ルートと合致しやすくなります。総合系だけに絞ると、第二新卒/20代未経験向けの求人が少なく、機会を取り逃す恐れがあります。

20代を採用したい背景(単価・コスト面)と登録の意味

企業が20代・未経験者を採用したい背景には、人件費(単価)を抑えつつ、育てて戦力化したいという考えがあります。経験者よりも単価を抑えられる一方、未経験者は育成コストがかかるため、企業は「定着しそう」「伸びそう」な人材を求めます。

20代/未経験専門のエージェントは、こうした採用ニーズに合った求人を多く抱えており、転職理由・志望動機がしっかり書ける人は、エージェント経由で企業の採用ルートに乗りやすくなります。逆に、総合系だけだと中堅・経験者向け求人が多く、20代未経験者にはマッチしにくいケースがあります。

登録のポイント

1. キャリアスタート、ウズウズ、Myvision、テックゲート転職、ハタラクティブ、第二新卒エージェントneo、ユニゾンキャリアなど、調査で票数の多かった20代/未経験専門エージェントを優先して登録する

2. 複数登録して、求人の幅を広げる

3. 転職理由・志望動機の添削も依頼できる。エージェント経由で面接に進むとフィードバックを得やすい


まとめ

1. 転職理由で採用担当者の評価軸を押さえる

面接官20人へのインタビューから、転職理由で重視されるポイントと、不採用になりやすいパターンが明らかになりました。

通る転職理由の要素

  • 仕事の現実理解(12票)
  • 立ち上がりの具体性(8票)
  • 過去経験との接続(6票)
  • 会社固有の理由(6票)

避けるべきNGパターン

  • 待遇・働きやすさが中心(10票)
  • 深掘りすると話が崩れる(6票)
  • 前職への不満が中心(6票)
  • 成長・挑戦だけ(4票)※本記事のKWに関連

「新しいことに挑戦したい」は悪い表現ではありません。この後に「何に」「なぜ御社で」「どう活かすか」を具体化することが重要です。

2. 「挑戦したい」は具体化すれば強みになる

「成長・挑戦」だけでは弱いという不採用データがありますが、具体化すれば好印象に転じます。

具体化の3要素

1. 仕事の現実理解:大変さも理解した上で、それでもやりたい理由を語る

2. 立ち上がり計画:学習中・資格取得中・入社後の目標期間を明示

3. 接点:前職の経験を応募職種に結びつける

本記事の例文10選(未経験職種・未経験業種・両方の3パターン)を参考に、自分に近い例をカスタマイズして使ってみてください。

3. 今日から始められること

転職理由を固めるために、今日からできることを3つあげます。

1. 自己分析:何に挑戦したいか、前職で何を学んだかを紙に書き出す

2. 会社研究:応募企業の事業・顧客・独自性を調べ、「御社でなければならない理由」を1文で言えるようにする

3. 想定質問の準備:転職理由を語った後に聞かれそうな質問を想定し、回答を準備する(本記事の追加質問対策を参照)

「新しいことに挑戦したい」という気持ちは、具体化すれば採用担当者に伝わります。本記事の例文とデータを活用して、転職活動を進めてみてください。