- 「未経験OKの求人、怪しくない?」「ブラック企業に当たらないか心配」と感じている
- 怪しい求人の見分け方、応募前に何を確認すればいいか知りたい
- 実際に後悔した人の体験、入社前に確認すべきだったことが知りたい
こんな方向けに、採用担当者20人と未経験で入社した転職者20人へのインタビュー調査をベースに、怪しい求人の見分け方と怪しくない会社の選び方を解説します。
初めての読者のため、簡単に自己紹介させてください。
- 私は28歳まで2回未経験転職してきたキャリア迷い子のタマネギです。
- 未経験・第二新卒で転職したい人向けに、参考になる情報を提供しています。
- 「ありきたりのランキング記事」ではなく、実体験やインタビューでリアルの参考情報を届けるのがこのサイトのポイントです。
この記事では、未経験エンジニア求人について「怪しい」「ブラック」と言われがちな実態と、採用側・転職者双方の視点から見た見分け方を、独自インタビューの票数データでお伝えします。
この記事で得られること
- 怪しい求人の5つの見分け方(採用側20人が挙げた危険信号を票数で可視化)
- 優良求人の4つの特徴(採用側・転職者双方の票数)
- 応募前チェックリスト(求人票・面接で確認すべき項目)
- 転職者が後から気づいた「入社前に確認すべきだったこと」(20人中15人が最多で挙げた項目)
- 面接で使える研修確認の具体的な質問例(票数付き)
- 口コミ・評判・転職エージェントの活用方法
この記事の根拠
本記事は、未経験採用に関わる採用担当者20名と、未経験でIT業界・エンジニア職に入社した転職者20名へのインタビュー調査(2026年2月実施)に基づいています。怪しい求人の特徴、求人票の危険信号、優良求人の特徴、見分け方のアドバイス、面接で確認すべき質問例などをヒアリングし、その傾向を票数で可視化しました。競合にはない双視点のデータで、怪しい求人の見分け方と怪しくない会社の選び方をお伝えします。

そして、僕自身が商社からエンジニア(株式会社シンプレクス)に未経験で転職した実体験に基づいて執筆しています。

この記事を読んで、あなた自身の求人選びに当てはめて、怪しい求人を避け、安心して未経験からエンジニアへの転職を進めるヒントが得られれば嬉しく思います。
目次
怪しい求人で起こるブラックな現実|採用側20人+転職者20人が語る実態
怪しい求人に当たると、実際にどんなことが起きるのか。採用側が業界の実態として知っている「怪しい求人」の特徴と、実際に入社して後悔した転職者の声を、票数で見ていきましょう。
- 採用側が答えた怪しい求人の特徴(票数順)
- 転職者が答えた入社後悔した選び(票数順)
でお伝えしていきます。
採用側が答えた怪しい求人の特徴(X2票数)
未経験採用に関わる採用担当者20人に「業界で『怪しい』『ブラック』と評判になりがちな未経験エンジニア求人の特徴」を聞きました。当てはまると思ったものを複数選択してもらった結果です。
| 回答内容 | 票数 |
|---|---|
| 土日休み・週休2日制が求人票に明記されていない | 15票 |
| 固定残業代(月〇時間分)が給与に含まれており、実質的に長時間残業が前提になっている | 14票 |
| 顧客先常駐が主流で、未経験者を十分な教育なしで一人で現場に送り込む体質 | 13票 |
| 常に求人を出しており、離職率が高い・人が集まらない可能性が高い | 12票 |
| 社員の平均年齢が異常に低く、定着していない様子がうかがえる | 11票 |
| 研修制度の期間・内容・給与支給の有無が不明確 | 11票 |
| 仕事内容が「最先端技術」「幅広い業務」など抽象的で、具体的な言語・工程が書かれていない | 10票 |
| 「エンジニア募集」と謳いながら、実際はテレアポや営業業務に配属される詐欺的なケース | 9票 |
| 入社時に違約金条項・研修費用の返還義務がある | 8票 |
| 応募条件が「学歴不問」「誰でも歓迎」のみで、具体的な要件がない | 7票 |
土日休みの明記なしと固定残業代が上位を占めています。また、顧客先常駐で教育なし、常時求人、平均年齢の低さ、研修の不明確さといった点も、採用側から見た「怪しい求人」の典型的な特徴として挙がっています。
転職者が答えた入社後悔した選び(Y4票数)
一方、未経験で入社した転職者20人に「入社して『この求人選び、後悔した』と思ったこと」を聞きました。
| 回答内容 | 票数 |
|---|---|
| 開発すると思ってたのに、テストや運用ばかりでギャップを感じた | 11票 |
| 研修が短く、質問できる人もおらず放置された | 10票 |
| 固定残業代分の残業が当たり前で、体調を崩した | 9票 |
| 顧客先常駐で一人きり、教育体制がなかった | 8票 |
| 土日・祝日出勤が多く、求人票の「土日休み」と違った | 7票 |
| 違約金・研修費用の返還義務があり、辞められなかった | 5票 |
| 「エンジニア募集」と言われたが、テレアポや営業に近い業務だった | 4票 |
| 後悔は特になかった | 3票 |
開発と違う業務、研修放置、固定残業で体調を崩した、顧客先で一人きり、土日出勤のギャップ——こうした実態が、転職者の「後悔した選び」として票数化されています。怪しい求人に当たると、仕事がきつい、休みが取れないといった現実に直面するリスクがあることが分かります。
怪しい未経験エンジニア求人の見分け方|採用側20人が挙げた危険信号(X3票数)
では、求人票を見る際に、どんな点をチェックすれば怪しい求人を見分けられるのか。採用担当者20人に「未経験者が求人票を見る際に、特に気をつけるべき危険信号」を聞きました。以下が票数順の5つです。
- 土日休み・週休2日制の記載がない
- 常に求人を出している
- 社員の平均年齢が異常に低い
- 顧客先常駐(SES)が主流
- 固定残業代が多く含まれている
でお伝えしていきます。
1. 土日休み・週休2日制の記載がない(16票・最多)
採用側20人中16人が「特に気をつけるべき危険信号」として挙げたのが、土日休み・週休2日制の記載がないことです。先ほどの怪しい求人の特徴でも、15票で最多クラスでした。土日休みの有無や、土日出勤の頻度が求人票に書かれていない場合は、要注意です。
2. 常に求人を出している(13票)
何ヶ月も同じ求人が出続けている場合、人が定着していない可能性があります。採用側の「怪しい求人の特徴」でも、「常に求人を出しており、離職率が高い」が12票で挙がっていました。人が集まらない、あるいはすぐ辞めるような環境のシグナルかもしれません。
3. 社員の平均年齢が異常に低い(11票)
社員の平均年齢が極端に低い(20代前半が多いなど)求人も、11票で危険信号として挙がりました。定着率の低さを示唆するポイントです。
4. 顧客先常駐(SES)が主流(12票)
勤務地が「要相談」「複数拠点」で、顧客先常駐が前提の記載になっている場合も要注意です。採用側からは「顧客先常駐が主流で、未経験者を十分な教育なしで一人で現場に送り込む体質」(13票)が怪しい特徴として挙がり、転職者からは「顧客先常駐で一人きり、教育体制がなかった」(8票)という後悔の声があります。顧客先常駐そのものは悪くありませんが、教育体制の有無が重要です。
5. 固定残業代が多く含まれている(14票)
固定残業代(月45時間分など)が給与に含まれているケースも、14票で危険信号として挙がっています。転職者からは「固定残業代分の残業が当たり前で、体調を崩した」(9票)という声があり、実態として長時間残業が前提になりがちであることが分かります。
その他の危険信号|採用側20人が挙げたポイント(X2・X3票数)
見分け方5つ以外にも、採用側が挙げた危険信号があります。票数で整理してお伝えします。
仕事内容が曖昧・抽象的(各10票)
仕事内容が「最先端技術」「幅広い業務」「成長」など抽象的で、具体的な言語・工程が書かれていない求人。採用側の両設問(怪しい特徴・危険信号)で、ともに10票ずつ挙がっています。具体性がない求人は、怪しい可能性が高いと考えてよいでしょう。
研修制度が不透明(11票・12票)
研修制度の期間・内容・給与支給の有無が不明確、あるいは求人票に書かれていないケース。採用側では11票・12票で挙がり、転職者からは「研修が短く、質問できる人もおらず放置された」(10票)という後悔の声と連動しています。
テレアポ配属の詐欺的ケース(9票)
「エンジニア募集」と謳いながら、実際はテレアポや営業業務に配属される詐欺的なケース。9票で挙がり、転職者にも「テレアポや営業に近い業務だった」(4票)という体験があります。最も悪質なパターンとして警戒したい点です。
違約金条項・研修費用の返還義務(8票・9票)
入社時に違約金条項や研修費用の返還義務がある求人。採用側で8票・9票、転職者からは「違約金・研修費用の返還義務があり、辞められなかった」(5票)という声があります。辞めたいときに辞められないリスクがあるため、確認が欠かせません。
待遇の怪しさ(8票)
「未経験OK・年収300万」など、条件が良すぎて不自然な求人。採用側8票、転職者6票で「不自然に思った」と回答しています。必ずしも怪しいとは限りませんが、怪しさの一要素としてチェックしておきたいポイントです。
優良な未経験OK求人・企業の特徴|採用側20人+転職者20人が挙げたポイント(X4・Y6票数)
怪しい求人の見分け方の逆として、優良な未経験OK求人・企業の特徴も、採用側・転職者双方の票数で見ておきましょう。
1. 研修期間や内容が明記されている(採用側16票、転職者14票)
採用側20人中16人、転職者20人中14人が「研修期間・内容・給与支給の有無が明確」「入社後にしっかり教えてくれた」と回答しています。怪しい求人(研修不明確11票)と対照的です。
2. 学歴・応募要件を示している(14票)
学歴・必要な基礎知識など、応募要件が具体的に示されている求人。怪しい特徴では「学歴不問・誰でも歓迎のみで具体要件なし」が7票でした。その逆が優良な特徴として14票で挙がっています。
3. 元請案件が多い(11票)
元請案件が多い、または自社開発で案件の質が高い企業。顧客先常駐・下請け中心との対比で、案件の質が開発経験に直結するかどうかの指標になります。
4. 優良企業認定を受けている(10票)
経済産業省の「情報処理サービス業における優良な福利厚生法人」など、優良企業認定を受けている企業も、10票で優良特徴として挙がっています。
転職者視点では、他にも「メンターや質問できる人がいて、孤立しなかった」(12票)、「土日休み・週休2日制が守られていた」(11票)、「残業はあったが固定残業代を超える分はきちんと支給された」(9票)、「配属先・業務内容が面接時に説明どおりだった」(9票)という声があります。
怪しくない会社の選び方|転職者が後から気づいた「入社前に確認すべきだったこと」
怪しくない会社を選ぶには、入社前に何を確認しておくべきか。転職者20人に「入社前にもう少し確認しておけばよかったこと」を聞いた結果と、面接で使える具体的な質問例、応募前チェックリストをまとめます。
- 転職者20人が後悔した「確認すべきだったこと」Top4
- 面接で使える確認の具体的な質問例(票数付き)
- 入社して後悔した求人選びとの関係
- 応募前チェックリスト(一覧)
でお伝えしていきます。
転職者20人の調査結果(Y5参照)
未経験で入社した転職者20人に「入社前にもう少し確認しておけばよかったこと」を聞きました。票数順に上位4つを紹介します。
研修の期間・内容・給与支給を具体的に聞く(15票・最多)
転職者20人中15人が「研修の期間・内容・給与支給の有無を具体的に聞いておく」を挙げました。最多です。「研修充実」などの抽象的な表現を鵜呑みにせず、具体的に聞くことが重要です。
固定残業代の有無・想定残業時間を確認する(13票)
固定残業代の有無と、想定されている残業時間の確認。13票で2位でした。
土日・祝日の出勤頻度を確認する(12票)
土日・祝日の出勤頻度を確認する。求人票に「土日休み」とあっても、実際には出勤が多いケースがあり、転職者からは「土日・祝日出勤が多く、求人票の土日休みと違った」(7票)という後悔の声がありました。
顧客先常駐の場合の教育体制を確認する(12票)
勤務地が本社か顧客先常駐か、常駐の場合は教育体制を確認する。12票で挙がっています。「顧客先常駐で一人きり、教育体制がなかった」(8票)という後悔と連動するポイントです。
面接で使える確認の具体的な質問例(X6参照)
採用担当者20人に「怪しい求人を避けるため、未経験者が面接で確認すべき質問」を聞き、効果的だと考えるものを票数化しました。そのまま面接で使える質問例です。
| 質問例 | 票数 |
|---|---|
| 「研修期間はどのくらいですか?期間中の給与は支給されますか?OJTのメンターはいますか」 | 14票 |
| 「入社後、最初の1年はどのような業務を任される想定ですか?テストや運用から始まりますか」 | 12票 |
| 「勤務地は本社ですか?顧客先常駐の場合、教育体制はどうなっていますか」 | 12票 |
| 「固定残業代は含まれていますか?含まれる場合、何時間分が想定されていますか」 | 11票 |
| 「土日・祝日の出勤はありますか?ある場合、どのくらいの頻度ですか」 | 10票 |
| 「求人票の『エンジニア業務』について、具体的にどのような開発・設計業務を指していますか」 | 9票 |
| 「未経験採用の実績は年間何人くらいですか?過去の未経験者の配属先や育成例を聞けますか」 | 9票 |
| 「入社時に違約金や研修費用の返還義務はありますか」 | 8票 |
これらの質問を、面接で遠慮なくぶつけることが大切です。
入社して後悔した求人選び(Y4参照)
先ほど紹介した転職者の「後悔した選び」——開発と違う業務、研修放置、固定残業、顧客先一人、土日出勤のギャップなど——は、入社前に上記のような確認をしておけば、ある程度避けられた可能性があります。後悔する前に、確認すべき点を押さえておきましょう。
応募前チェックリスト(一覧)
採用側・転職者の票数から、応募前・面接前に確認したい項目をチェックリストにまとめました。求人票と面接の両方で確認することをおすすめします。
求人票で確認
| # | チェック項目 |
|---|---|
| 1 | 土日休み・週休2日制が明記されているか |
| 2 | 固定残業代の有無・含まれる場合の時間数 |
| 3 | 同じ求人が何ヶ月も出続けていないか |
| 4 | 勤務地(本社 or 顧客先常駐)が明確か |
| 5 | 研修期間・内容・給与支給の有無が書かれているか |
| 6 | 社員の平均年齢に異常な偏りがないか |
| 7 | 仕事内容が具体的か(抽象語だけではないか) |
| 8 | 違約金・研修費用返還の条項がないか |
| 9 | 条件が良すぎて不自然ではないか |
面接で確認
| # | チェック項目 |
|---|---|
| 10 | 研修の期間・内容・期間中の給与支給 |
| 11 | 固定残業代の有無・想定残業時間 |
| 12 | 土日・祝日の出勤頻度 |
| 13 | 顧客先常駐の場合の教育体制 |
| 14 | 入社後1年の業務内容(開発・テスト・運用の割合) |
| 15 | 違約金・研修費用返還の有無 |
| 16 | 未経験採用の実績・育成例 |
| 17 | 口コミ・SNSで評判を確認したか |
口コミ・評判・転職エージェントを活用しよう(X5票数)
怪しい求人を見分けるため、採用担当者20人に「未経験者に伝えたいアドバイス」を聞きました。票数順に見ていきましょう。
口コミサイト・SNSで評判を確認する(15票)
OpenWork・転職会議などの口コミサイトやSNSで評判を確認する。採用側20人中15人が挙げた最多のアドバイスです。求人票や会社説明だけでは分からない内部の実態を、口コミで補完するのが有効です。
転職エージェントに相談し内部事情を教えてもらう(14票)
転職エージェントに相談し、内部事情を教えてもらう。14票で2位でした。エージェントによっては、求人ごとの内部情報を持っている場合があり、相談することで怪しい求人を避ける判断材料になります。
面接で求人票に書いていないことを質問する(12票)
求人票に書いていないことは、面接で遠慮なく質問する。12票で挙がっています。先ほど紹介したX6の質問例を活用しながら、書かれていない点こそ積極的に聞く姿勢が大切です。
ほかにも、面接で「研修の実態」「配属先」「残業の実態」を具体的に聞く(13票)、法人番号を国税庁で検索して実在する企業か確認する(10票)、社用メール以外(Gmail等)やLINEのみのやりとりは警戒する(9票)、条件が良すぎる求人は疑ってかかる(8票)といったアドバイスがあります。
転職エージェント・転職サイトを会社側が実際に使っている(エンジニア-未経験 Q13・Q14票数)
未経験採用に関わる採用担当者20人への別途調査では、会社側が実際に転職エージェントや転職サイトを利用して求人を出している実態が明らかになっています。求職者も同じ経路を使うことで、実際に未経験採用をしている企業の求人に効率的にアクセスしやすくなります。
未経験採用で利用したことのある転職エージェント
| 転職エージェント | 票数 |
|---|---|
| ウズウズIT | 14票 |
| ユニゾンキャリア | 11票 |
| レバテックIT | 9票 |
| テックゲート転職 | 8票 |
| Myvision(未経験ITコンサル) | 8票 |
| Geekly | 3票 |
| Re就活 | 3票 |
| JAC | 2票 |
未経験採用で利用したことのある転職サイト
| 転職サイト | 票数 |
|---|---|
| マイナビジョブ20’s | 17票 |
| doda | 15票 |
| リクナビNEXT | 14票 |
| リクルートエージェント | 12票 |
| Green | 2票 |
上記のような転職エージェント・転職サイトを使うことで、怪しい求人を避けつつ、未経験採用に力を入れている企業の求人を効率的に探せます。
未経験の場合は、大手転職エージェントに限らず、ウズウズITやテックゲート転職、Myvisionのように未経験・ITに特化した転職エージェント・転職サイトを活用するのがおすすめです。調査結果のとおり、採用側は未経験採用のためにこうした専門サービスを実際に利用しており、求職者も同じ経路を使うことで、未経験OKの求人を多く扱っている企業とマッチしやすくなります。
怪しい求人を見分けたうえで進める(X5アドバイス票数)
怪しいと感じた求人に、すぐ応募を止める必要はありません。入念にチェックすれば、本当に怪しいかどうか判断できます。採用側が挙げたアドバイスを、行動の優先順でまとめます。
怪しいと感じたら入念にチェックする(X5票数に基づく具体的アクション)
1. 口コミサイト・SNSで評判を確認する(15票)
2. 転職エージェントに相談し、内部事情を教えてもらう(14票)
3. 面接で「研修の実態」「配属先」「残業の実態」を具体的に聞く(13票)
4. 求人票に書いていないことは、面接で遠慮なく質問する(12票)
5. 法人番号を国税庁で検索し、実在する企業か確認する(10票)
6. 社用メール以外・LINEのみのやりとりは警戒する(9票)
7. 条件が良すぎる求人は疑ってかかる(8票)
怪しいと感じたら、上記のアクションを実行したうえで、応募するかどうか判断するのがおすすめです。
よくある質問(Q&A)
怪しい求人に関するよくある疑問に、調査データに基づいてお答えします。
Q1. 未経験エンジニア求人は全部怪しいですか?
A. いいえ、怪しくない求人も多くあります。今回の調査では、採用側・転職者双方から「研修が明記されている」「学歴・応募要件を示している」「元請案件が多い」「優良企業認定を受けている」といった優良な特徴が票数で挙がっています。怪しいかどうかは、見分け方のポイント(土日記載・固定残業・常時求人・平均年齢・顧客先常駐など)をチェックすれば、ある程度判断できます。
Q2. 怪しい求人の見分け方で最も重要なポイントは?
A. 採用側20人の調査では、土日休み・週休2日制の記載がない(16票)が最多でした。次いで固定残業代が含まれている(14票)、常に求人を出している(13票)が挙がっています。この3つを最優先でチェックするのがおすすめです。転職者の後悔(土日出勤のギャップ、固定残業で体調を崩した、離職率の高さ)とも連動するポイントです。
Q3. 顧客先常駐の求人は避けるべきですか?
A. 顧客先常駐そのものは避ける必要はありません。問題なのは「教育体制があるか」です。採用側では「顧客先常駐が主流で、未経験者を十分な教育なしで一人で現場に送り込む体質」(13票)が怪しい特徴として挙がり、転職者からは「顧客先常駐で一人きり、教育体制がなかった」(8票)という声があります。面接で「顧客先常駐の場合、教育体制はどうなっていますか」と聞くことが有効だと、採用側12票・転職者12票で挙がっています。
Q4. 入社前に研修の実態をどう確認すればいいですか?
A. 抽象的な「研修充実」を鵜呑みにせず、具体的に聞くことが重要です。採用側が効果的だと挙げた質問例は、「研修期間はどのくらいですか?期間中の給与は支給されますか?OJTのメンターはいますか」(14票)、「入社後、最初の1年はどのような業務を任される想定ですか?」(12票)、「未経験採用の実績は年間何人くらいですか?育成例を聞けますか」(9票)など。転職者20人中15人が「研修の期間・内容・給与支給を具体的に聞いておく」を「確認すべきだったこと」の最多として挙げています。
Q5. 「未経験OK・年収300万」の求人は怪しいですか?
A. 必ずしも怪しいわけではありません。ただし、条件が「良すぎて不自然」な場合は要注意です。採用側8票、転職者6票が「条件が良すぎて不自然」と回答しています。怪しさの一要素として、土日・固定残業・研修の明記状況など他の危険信号とあわせて総合的に判断するのがよいでしょう。
Q6. 優良な未経験OK企業の特徴は?
A. 調査結果では、研修期間・内容が明記されている(採用側16票、転職者14票)、学歴・応募要件を示している(14票)、元請案件が多い(11票)、優良企業認定を受けている(10票)が挙がっています。転職者視点では、メンターがいる、土日休みが守られている、残業超過分は支給される、配属先が説明どおり、といった特徴も票数で出ています。
Q7. 転職サイトとエージェント、どちらを使うべきですか?
A. 採用側のアドバイスでは「転職エージェントに相談し、内部事情を教えてもらう」(14票)が2位に挙がっています。転職サイトは求人閲覧・比較、エージェントは相談・会社紹介に向いています。併用することで、怪しい求人を避けつつ、怪しくない環境を効率的に探しやすくなります。
Q8. 怪しいと感じたらどうすればいいですか?
A. すぐに応募を止める必要はありません。口コミで評判を確認する(15票)、エージェントに相談する(14票)、面接で具体的に聞く(13票)、求人票に書いていないことは遠慮なく質問する(12票)、法人番号で実在確認する(10票)といったアクションを実行したうえで、入念にチェックしてから判断するのがおすすめです。
まとめ
怪しい未経験エンジニア求人の見分け方と、怪しくない会社の選び方のポイントをまとめます。
1. 怪しい求人の5つの見分け方を押さえる
採用側20人が挙げた危険信号は、土日記載なし(16票)、固定残業代(14票)、常時求人(13票)、顧客先常駐主流(12票)、平均年齢異常に低い(11票)。ほかに研修不明確、仕事内容抽象的、違約金条項、待遇怪しさなどもチェックしたいポイントです。
2. 転職者が後悔した「入社前に確認すべきだったこと」を参考にする
転職者20人のTop4は、研修の期間・内容・給与(15票)、固定残業代の有無・想定残業(13票)、土日・祝日の出勤頻度(12票)、顧客先常駐の教育体制(12票)。面接でX6の質問例(研修・給与・メンター14票、最初の1年12票、顧客先教育12票等)を活用して、具体的に確認しましょう。
3. 口コミ・転職エージェントを活用する
口コミサイト15票、転職エージェント相談14票、面接で具体的に聞く13票、書いていないことは質問12票。怪しいと感じたら、入念にチェックしてから判断することが大切です。
4. 今日からできること
- 応募前チェックリスト(本記事で紹介した求人票9項目・面接8項目)で、気になる求人を確認する
- 面接で、研修・固定残業・土日出勤・顧客先教育・違約金などについて、質問例を活用して聞く
- 口コミサイト・転職エージェントで評判を確認する
- 怪しいと感じても、すぐに諦めず入念にチェックする
この記事が、未経験からエンジニアへの転職を検討している方の求人選びの参考になれば嬉しく思います。
20代キャリアの実体験ノート 