僕は、28歳まで、2回も第二新卒で未経験業界に転職したキャリア迷い子でした。
社会人一年目、志望企業に入り、順風満帆と思いきや、つらいつらいと思う日々に、思わず直面してしまっていました。
この記事を見ている君も、きっと、何かに思い悩んでいるのでしょう。
今日は、等身大に自分の一年目のリアルをさらけだしていきます。
- 自分が一年目の時に、何に思い悩んで、何が辛かったか
- 第二新卒で転職したシンプレクスでの同期、坂田君が一年目の辛かった話をインタビュー
- 世間的に、つらいと思う一年目がどれくらいいて、何をして乗り越えたか
を伝えていきます。
この記事から、何か細やかな勇気・心の余裕を感じてもらえたら嬉しく思います。頑張ってね!
私の第二新卒での2回未経験転職の実体験談を見たい人は、こちらをご参照ください。
目次
社会人一年目、何がつらいのか?
- 世間的に一般的にどうなっているのか?
- 私と坂田君のリアルの実体験
それぞれ、お話しましょう。
辛いと思っている若手社会人がどれくらいいるのか?何が辛いのか?
いくつかの統計データを見てみましょう。
1. 3年目以内の大卒社会人の離職率が合計30%、つまり3人に1人が、3年目以内に離職している
要注意なのは、これは実際早期退職した人の割合です。
早期退職には至らずとも、何かに思い悩んでいて辛いと思う社会人1年目は、もっと多いと言えるでしょう。

出典:厚生労働省
2.実際に社会人1年目の64%が、仕事を辞めたいと思ったことがあります。

そして、辛いと感じるポイントはこちらです。
- 「人間関係がうまくいかない」
- 「やりがいがない」
- 「仕事に向いていなくて成果を出せない」
などが比較的に多いです。


【実体験】僕が一年目の時に、何が辛いと思っていたのか?
僕の場合は、「現実と理想のギャップ」が一番辛いと思ってた理由です。
僕は新卒で商社に入りました。素直にいうと、内定取れた時から、完全に自分が勝ち組だと思って、浮いていました。
そして次第に、社会人生活に対する期待値も余計に膨らんでいました。
- スケールの大きい仕事ができる
- 一生お金に困らない、安泰な生活を送れる
そんな生活を想像していました。
でも、実際はどうだったのか?
- 毎日は議事録取り、船のブッキング、新聞コピー、資料印刷のようなつまらない仕事
- お金はある程度もらうけど、無意味な飲み会への参加がたくさん強要されて、むしろ借金している
- 厳しい上下関係で、先輩にいじめられたり、人間関係で会社に行くのが辛すぎる
ギャップが大き過ぎて、苦しんでいました。
そんな中でも、特に仕事においてのギャップが自分にとって辛かったです。
つまらないし、向いていない仕事に苦しまれ、ストレスで不整脈までになってしまいました。
社会人1年目はよく下積み時期だとよく言われますが、「下積み」はまだニュートラルな言い方で、実際にやる仕事は、議事録取り・船のブッキング・新聞コピー・資料印刷ような雑用が多いでした。
「こんな仕事をして何が成長できるんだ」と愚痴を言っていた自分もいると同時に、
つまらない仕事でもミスが多い自分に絶望し、「こんな仕事もできないの?」とだんだん自信喪失になっていました。
- 説明会でスケールの大きい仕事⇄毎日雑用仕事
- 勝ち組だと思い込んでいた自分⇄雑用仕事でもミス頻発
想像してもいなかったギャップに苦しまれて、日々ストレスが溜まっていくうちに、不整脈という聞いたことのなかった病気を患ってしまいました。
実際に何をして乗り越えたか?
これについては、段階を踏みながら、解決していくべきだと思います。
- 心に余裕を持たせて、精神を安定させるのが第一
- 余裕できてから、また解決策を探るのがその次
毎日辛い辛いと思う人に、いきなり「こうしてください、ああしてください」と言っても、聞いてもらえないし、行動する気力がないだからです。
【実体験】格好悪いけど、最初は「逃げ」で心に余裕を持たせた
僕もそうでした。
鬱鬱寸前だったので、まずは綺麗事を全部捨てて、とにかく心に余裕を待たせることを最優先してやっていました。
ある種、「逃げ」のようなことをしていました。
- つまらない仕事でもできないんです。何が悪い?と半分諦めた
- 仲が良い同期だけの飲み会を定期的に開催し、「ストレス殺し会」と呼んで愚痴言いまくってました
- 転職サイトに登録して、スカウトメールを見て、「一年目の自分でも、まだ他に選択肢がある」と、精神安定剤として使っていた
格好悪いことをしていたなと、今振り返ってみてもそう思います。でも、それが大事な第一歩です。
メンタルが崩壊した状態では、改善策に着手する気力がないだからです。
私が使っていた、一年目にもスカウトメールをもらえる転職サービスは、こちらの記事をご参考ください。

心に余裕がある程度できてから、仕事を辞めるかどうかを判断する
ある程度、心に余裕を持たせたら、
次に考えるべきなのは、今辛いと思っている理由は、自分がなんとかできることか、そうではないか、です。
- 自分がなんとかして乗り越えられそうな問題(自信がない/仕事内容が好きだけど慣れていないなど)
- 自分だけでは、どうにも乗り越えられない問題(配属/仕事内容/人間関係など)
これによって、辛いと思う状況の解決策が違ってくるからです。
- 【自分がなんとかして乗り越えられそうな問題の場合】:小さくても自分の領域を作っておくこと
- 【自分だけでは、どうにも乗り越えられない問題の場合】:転職を視野に入れて候補の選択肢を確保する
それぞれ、みてみましょう。
【自分がなんとかして乗り越えられそうな問題の場合】小さくても自分の領域を作っておくこと
「苦労して内定もらって入った会社だし、仕事自体は好きだから、なんとか状況を変えて仕事を続けていきたい」
そう思う人には、まずチーム内でも、「自分の領域を作っておく」のがおすすめです。
どんな小さい領域でもいいので、「このチーム以内で私よりうまい人はいません」のような領域を作っておくことだけで、心に余裕を持たせることができ、精神を安定させることができます。
小さいな領域を具体的に例えると、下記のようなものが挙げられます。
- EXCELではなく、EXCELの関数部分
- Wordではなく、Wordの目次作成部分
- PPTではなく、PPTのスライドデザイン部分
無理に大きいなジャンルでマウントをとることをせず、実行可能な小さい範囲から「自分の領域」を広がていく方がおすすめです。
一年目はスキルや経験が乏しいので、どうしても仕事上での存在感が低く自信を持ちにくいですが、
小さいな領域で自分ならではの強みをチーム内で作れれば、チーム内での存在感を高めることができて、自信と心の余裕にも繋がります。
そして、いつも先輩・上司に教わってばかりですが、逆にこの領域なら手伝いはできるとのアピールもできるので、周りからの信頼にも繋がります。
まだ一年目なので、無理に仕事の専門領域で先輩・上司を追い越す必要がなく、仕事に関連するExcel・Word・電話対応の言葉などのような小さいな領域でまずチーム内のNo.1を目指して磨いてみるのがいかがでしょう?
【自分だけでは、どうにも乗り越えられない問題の場合】転職を視野に、候補の選択肢を確保すること
例えば、仕事内容が好きになれないや、人間関係でメンタルがやられそうなど、もはや自分だけではどうに解決できる問題ではない場合、自分潔く決断をつけて、早めにキャリアの軌道修正をした方が良いと思います。
ただし、いきなり転職に踏み込んでくださいというわけではないです。
その第一歩として、まずは自分にどのような候補の選択肢(いわゆる市場価値)を確認しておいてください。
必ず転職してください、訳でもない
途中で、今の会社の良さに気づいて、そのまま残るもありかもしれない
どのみち、「自分には、どんな会社にどんな求人に応募できそうか?」「どんな会社から声かけられるのか?」といった情報を知っておくことで、精神安定剤にもなりますし、体が壊れるまでして今の仕事に付き合う必要がないことに気づきます。
お薦めするやり方として、20代向けのスカウト型転職サービスに登録することです。
スカウト型転職サービスとは:
レジュメを登録することだけで、会社・エージェントからオファー(スカウト)を出してくれます。どの会社・どの求人が自分にくるのかを確認することで、自分にどのような候補の選択肢があるのかを確認することができます。
そして、実際の転職やりとり(向こうから転職のヒアリング)が自分が希望しない限り、発生しないので、自分のペースに合わせて進めることができます。
僕も実際に20代で商社→IT会社に転職する時に、下記の転職サービスを使用して、数多くの会社から第二新卒を含めたスカウトをいただき、そして、最終的に内定をいただくこともできて、キャリアチェンジができました。
転職サイトに登録しておくことで、色なん会社から20代向けのスカウトをもらいました。
そして、最終的に、内定もいただくことができました。
自分は20代に2回未経験転職した実体験から、お勧めしない・お薦めする20代向けの転職サービスをまとめましたので、ぜひご参考ください。
