【実例公開】社会人一年目で辛いと思うあなたに、乗り越えるためにやるべきことは3つ

社会人一年目は、学生から社会人への身分転換のタイミングで、新しい人生ステージにワクワクするはずでしたが、現実と期待のギャップがあり過ぎて、「辛い」と思っていませんか?

1年目くん

期待していた社会人生活と全然違う、まだ一年目なのにもうこんなに辛いの?

そう思っているのが、決してあなただけではありません。

僕自身もセカンド第二新卒で、社会人3年以内で2回キャリアチェンジしてきましたので、「社会人一年目」を2回経験してきたわけなので、一年目の辛さも倍に味わってきました。

今日は、僕自身の経験を実例公開しながら、他の一年目の皆がどういった悩みを抱えていているのか、どのような対策をたればいいのか?をご紹介していきたいと思います。

辛いと思って会社やめる社会人一年目がどれくらいいる?

実際に社会人3年目以内の離職率を調べてみました。

※厚生労働省出典

  • 社会人1年目の離職率が12% ※社会人1-3年の中で一番高い
  • 社会人2年目の離職率が10%
  • 社会人3年目の離職率が9.5%

社会人3年目以内の離職率は全体でほぼ32%です。

tamanegi

3人に1人が、3年目以内に退職することを選んだとのことですね

どういったところに辛いと感じているのか

社会人一年目の皆が、それぞれどういったところに悩みを抱えて、仕事を辞めることに至ったのか?を調べてみました。

似ている項目もあるので整理しますと、主に、下記の理由があげられます。

  • 残業が多い、休みが取りにくい
  • やりたい仕事をさせてもらえなくて、やりがいを感じない
  • 人間関係がうまくいかず、ストレスが溜まる
  • 仕事を覚えられなくて、いつも上司・先輩に怒られる

残業が多く、休みが取りにくい

「新卒だからいろんなことを覚えて!」と言われて仕事に関係ない業務も任せられ、しかも上司や先輩からの雑用の仕事が多くて、そのため残業も多く、毎日くたくた。(デザイン事務所のデザイナー)

一年目なので毎日新しく覚えることばかりで、たくさんのことを教えてもらうのはありがたいのですが、あれやってこれやってと言われ、お客様への対応もあるし、優先順位のつけ方がわからず、パンクしてしまいそうです。(旅行会社営業)

「新人だから、これやるのが当然」

「ちょっとそれ手伝って、あれもお願い」

新人というだけで業務外のことを任せられてしまうことに、理不尽さを感じている人が多いでしょう。

入社まもない時期は、覚えることも多く自己研鑽に時間を使いたいのに、

資料コピーや重複作業など雑用の仕事が多くて、時間が取られしまうことに、不満や悩みを抱えている一年目も多くいます。

tamanegi

僕も新卒入社した商社で、新聞スキャンとか資料準備とか、コピー機に半日潰されたりことも結構ありました..

やりたい仕事がさせてもらえくて、やり甲斐を感じられない

大手小売業のバイヤーを志望して入社しましたが、販売員として店舗勤務しています。 覚えることは多いのですが、覚えてしまえば品出しや売り場作りといった仕事を毎日淡々とこなすだけになり、やりがいを感じません。(大手小売業の販売員 男性)

苦労して内定を得て入社したのに、「営業職志望だったのに、IT部かよ」、いわゆる配属リスクにぶつかった人が多くいるでしょう。

志望もしていない部署に配属させられて、思い描いたキャリアと大きくずれていくことに対して、不安を抱えながら、

仕事へのやりがいが感じられなくなり、辛いと思っている新卒が特に多いです。

人間関係がうまく行かず、ストレスが溜まる

学生時代とは異なり、上司と部下の関係性が生まれます。上司へのちょっとした言葉遣いに戸惑いますし、仕事が終わったあとの飲み会での対応の仕方が分かりません。(自動車部品製造会社)

人間関係は、新卒にとって、一番大きな壁になりがちです。

MEMO

新卒の6割が、人間関係起因で、仕事をやめたいとの調査データもあります。

出典:アックスコンサルティング調査

学生時代は、苦手な人いたら、関わらなければ良いでしたが、社会人になった時点で、同じようにはいかないものです。

その際に、下記の人間関係の壁として、下記のことが挙げられます。

  • 先輩にはきちんと業務を教えてもらえない
  • 同僚たちは派閥をつくってしまい、うまく馴染めない
  • 年の離れた上司とどのように接していいかわからない

人間関係の付き合い方が分からず、知らずのうちに孤立されてしまい、辛いと思ってる一年目も多いでしょう。

仕事が覚えられなくて、いつも上司・先輩に怒られる

初めこそ「仕事の覚えが早い」だとか「一生懸命やってくれている」と褒めてもらえましたが、仕事の量が増えるにつれ優先順位が上手くつけられなくなり、毎日叱責されるようになりました。 仕事を多少減らしてほしいと上司に相談しようとしていた矢先、「まだまだやってほしいことがある。もっと出来るはずだ」と叱責を受けており、そろそろ限界かなと思っています。(医療法人の経理職 男性)

社会人一年目なので、ミスや失敗はつきものです。

ただし、教わってもいないことができないときも、激しく怒られてしまうことに対して、

心の中では納得は行かないつつも、何回も怒られ続けているうちに、

「本当に自分の方がだめなのか?」とやがて自己否定をしてしまうになり、辛いと思っている人も多くいるでしょう。

社会人一年目の辛い時期を乗り越えるためにやるべきこと

ここからは、どうやって辛い状況から抜け出すかをお伝えいたします。

一人で抱え込み過ぎないこと

一人で考えすぎずに、まず誰かに相談して、ガス抜きするのが重要なことです。

MEMO

新卒が仕事で辛いと思うときに、7割の人が誰かに相談する行動を取っています。

出典:アックスコンサルティング調査

一年目の自分の力にはどうしても限界がある訳なので、「一人では処理しきれない」と思ったら、無理に自分を追い込むことはせず、先輩とか親友とか周りの人に相談するようにしましょう。

tamanegi

心に溜めていることを言葉にするだけでも、精神を安定させることができますよ

そして、もし相談したとしても、メンタル的に辛い状況が続く場合、それもまた今の環境は自分と合わないことを確証できたので、

そんな時は、潔く決断して転職活動して、新しい環境を選んだ方良いでしょう。

「努力の前には、まずは選択」

終身雇用も崩れ始めている今の時代は、何もかも根性で語る時代ではありません。

勇気を持って自分のキャリアは自分でコントロールするのも立派なご決断です。

チーム内で自分の領域を小さくても一つ作ること

「苦労して内定もらって入った会社だし、仕事自体は好きだから、なんとか状況を変えて仕事を続けていきたい」

そう思う人には、まずチーム内でも、「自分の領域を作っておく」のがおすすめです。

どんな小さい領域でもいいので、「このチーム以内で私よりうまい人はいません」のような領域を作っておくことだけで、心に余裕を持たせることができ、精神を安定させることができます。

小さいな領域を具体的に例えると、下記のようなものが挙げられます。

  • EXCELではなく、EXCELの関数部分
  • Wordではなく、Wordの目次作成部分
  • PPTではなく、PPTのスライドデザイン部分

無理に大きいなジャンルでマウントをとることをせず、実行可能な小さい範囲から「自分の領域」を広がていく方がおすすめです。

一年目はスキルや経験が乏しいので、どうしても仕事上での存在感が低く自信を持ちにくいですが、

小さいな領域で自分ならではの強みをチーム内で作れれば、チーム内での存在感を高めることができて、自信と心の余裕にも繋がります。

そして、いつも先輩・上司に教わってばかりですが、逆にこの領域なら手伝いはできるとのアピールもできるので、周りからの信頼にも繋がります。

まだ一年目なので、無理に仕事の専門領域で先輩・上司を追い越す必要がなく、仕事に関連するExcel・Word・電話対応の言葉などのような小さいな領域でまずチーム内のNo.1を目指して磨いてみるのがいかがでしょう?

MEMO

ただし、仕事上の成長ももちろん図りたいので、具体的な成長のやり方は下記の記事も合わせて参考してみてください

関連記事

転職情報を収集し始めること(転職はしなくて良い)【実例公開】

仕事が辛いと思う理由は下記のようなものなら、今の会社に潔く決断をつけて、早めに軌道修正に向けて動きましょう。

  • 仕事にやりがいを感じられない
  • やりたい仕事をやらせてもらえない
  • 成長が感じれない

やりたくもない仕事を、自分の成長を犠牲にしながらやるというより、自分のしたい仕事に軌道修正した方が、後のキャリアへのダメージを一番抑えられます。

逆に時間が経つほど、将来的にやりたいことに転職できる、キャリアを軌道修正できる確率がどんどん下がっていきます。

その時に、大事なのは、いきなり転職活動を始めることはせず、まず第一歩として、求人情報収集から始めることです。

転職活動を失敗しないように、具体的にやるべきことをまとめているので、合わせて参考してみてください。

関連記事

ただし、一年目なので、当然転職した経験もない中、

新卒くん

一年目の転職は、根性のないやつ見られて他の企業からも嫌われるのでは?

新卒くん

経験もスキルも無いので、一年目欲しがってる会社があるの?

このような心配をしている人もいると思います。

結論としては、そのような心配はしなく良いです。

実際に、社会人3年目以内の第二新卒を積極的に採用する会社もたくさんあります。

働く経験の無い学生が、初めての仕事の選択にミスマッチが起きるのがむしろ普通なこととして理解し、許容してくれている風潮に移り変わってきています。

僕自身も新卒の年から情報を収集し始めて、2年目のタイミングで転職をしました。

僕自身が第二新卒でビズリーチ (Bizreach)にレジュメを登録し、「リクルートライフスタイル」「楽天」などの会社から声をかけてもらいました。

そして、2年目で転職活動を開始し、最終的に内定をいただくこともできて、キャリアチェンジができました。

なので、第二新卒としての転職は全然可能で、キャリアチェンジしたい人にとっては大きいなチャンスでもあります。

キャリアチェンジの第一歩としては、まずは、求人情報を収集して、自分にある選択肢を確認しておきましょう。

その際に、お薦めするやり方として、20代向けのスカウト型転職サービスに登録することです。

スカウト型転職サービスとは:
レジュメを登録することだけで、会社・エージェントからオファー(スカウト)を出してくれます。

どの会社・どの求人が自分にくるのかを確認することで、自分にどのような候補の選択肢があるのかを確認することができます。

そして、実際の転職やりとり(向こうから転職のヒアリング)が自分が希望しない限り、発生しないので、自分のペースに合わせて進めることができます。

「スカウトメールをどうやったら入手できるのか?」「入手した後にどうすればいいのか」を具体的な紹介しているので、合わせてご参考ください。

関連記事

社会人一年目辛い時のやるべきことのまとめ

社会人一年目は、初めての会社生活ですので、悩みや不安がつきものです。
思い悩んで辛いと思った時に、ぜひ下記のようなことを思い出して試してみてください

  • 一人で抱え込みすぎないこと
  • チーム内で自分の領域を小さくても一つ作ること
  • 予備の選択肢を持つために、転職情報を収集し始めること

最後までありがとうございます。何か参考になれれば嬉しく思います^ ^

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です