【面接官20人×転職者20人インタビュー】転職で別ポジションを提案されたら?メールの返し方と不採用を避けるポイント

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  • 別ポジションを提案された。落ちたということ?メールでどう返せばいい?
  • 別の職種を勧められたのに不採用になった。なぜ?
  • 面接で「他の会社を勧められる」「応募者が多い」と言われた。意味は?
  • 感謝・承諾・辞退、どのメール例文を使うべき?

こんな悩みを持つ方向けの記事です。

初めての読者のため、簡単に自己紹介させてください。

  • 私は28歳まで2回未経験転職してきたキャリア迷い子のタマネギです。
  • 未経験・第二新卒で転職したい人向けに、参考になる情報を提供しています。
  • 検索上位の大手サイトの「一般論の営業記事」ではなく、実体験やインタビューでリアルの参考情報を届けるのがこのサイトのポイントです。

この記事では、僕が個人で有料ツールを使用して、採用担当者20名・転職者20名へのインタビュー調査をもとに、転職で別ポジションを提案されたときのメールの返し方と不採用を避けるポイントをお伝えします。

この記事で得られること

  • 採用担当者20人が答えた「提案する理由」「メール返信で重視する点」(票数付き)
  • 転職者20人の実体験:返信の仕方、内定を得た割合、不採用になった理由
  • シチュエーション別メール例文(検討・承諾・辞退・元ポジション希望)
  • 「他社を勧められる」「応募者が多い」と言われたときの意図と対処法
  • 返信前に確認したい5つのこと

この記事の根拠

本記事は、別ポジション提案に特化したインタビュー調査に基づいています。採用担当者20名・転職者20名に対して、提案する理由、メールで重視する返信のポイント、不採用になる理由、「他社を勧められる」「応募者が多い」と言う意図などをヒアリングし、その傾向を可視化しました。知恵袋・口コミのリアルな悩みを選択肢に反映した独自調査です。

この記事を読んで、あなた自身の状況に当てはめて、別ポジション提案への対応のヒントが得られれば嬉しく思います。


目次

別ポジション提案とは?面接官20人が答えた「提案する理由」

別ポジションを提案されたとき、まず気になるのは「なぜ提案されるのか」「落ちたということなのか」ではないでしょうか。採用担当者20人の声をまとめました。

  • 調査概要
  • 採用側が挙げた「別ポジションを提案する理由」Top5
  • いつ提案される?面接中とメールの割合
  • 提案=落ちたわけではない。評価の証であることが多い

でお伝えしていきます。

調査概要

採用担当者20人へのインタビュー調査(別ポジション提案特化)

  • 調査対象: 採用担当者・面接官20名(マルチインタビュー)
  • 実施: 2026年3月
  • 設問内容: 別ポジションを提案する理由、提案のタイミング、メール返信で重視する点、不採用になる理由、「他社を勧められる」「応募者が多い」と言う意図など
インタビュー画像

採用側が挙げた「別ポジションを提案する理由」Top5

応募者が希望したポジションとは別のポジション・職種を提案する主な理由として、どのような回答があったかまとめました。

理由票数
応募者の経験・スキルが別の職種の方が活きると判断した14票
希望ポジションは求めるレベルに達していないが、他職種なら採用したい12票
希望ポジションの採用枠は他の候補者で充足したが、別部署で人手が足りない11票
社内の採用計画上、優先して採用したい職種が変わった7票
そもそも別職種の採用が目的で、希望職種に応募させて書類を見た4票

20人中14人が「経験・スキルが別の職種の方が活きる」と回答しています。役不足ではなく、あなたの強みを活かせる職種があると評価している証とも言えるでしょう。12票の「レベル未達だが他職種なら採用したい」、11票の「他候補で充足したが別部署で人手不足」も、落ちたのではなく別の可能性を提示していると考えられます。

いつ提案される?面接中とメールの割合

別ポジションの提案は、どのタイミングで行われることが多いか聞きました。

タイミング票数
面接中に口頭で提案する13票
面接後、メールで別ポジションを提案する9票
書類選考後、面接前にメールで打診する6票
最終面接後、内定前に打診する5票

面接中13票が最多ですが、メールでの提案(面接後9票+書類選考後6票=15票)も多く、読者が「メールで返信する」場面に遭遇する可能性は十分にあります。

提案=落ちたわけではない。評価の証であることが多い

転職者20人に「別ポジションを提案されたとき、最初にどう感じたか」を聞いたところ、12人が「なぜ自分が別職種なのか、理由が知りたかった」、11人が「希望ポジションで落ちたのかと落ち込んだ」、9人が「まだチャンスがあるのかと安心した」と答えています。

落ち込む気持ちはよくわかります。しかし、提案は門前払いではありません。採用側の理由(経験・スキルが別職種で活きる14票、他職種なら採用したい12票)からも、別の評価軸で活かせると判断された証と言えるでしょう。


メールでどう返す?採用担当者20人が重視するポイント

別ポジションをメールで提案されたとき、どう返信すればよいのでしょうか。採用担当者20人が重視する返信のポイントをまとめました。

  • 返信で重視する点Top5
  • 返信期限は伝える?伝えない?
  • NG返信(曖昧な表現・遅すぎる返信・否定的な言い回し)

でお伝えしていきます。

返信で重視する点Top5

別ポジションをメールで提案した際、候補者の返信で重視する点を聞きました。

重視する点票数
感謝の気持ちが伝わっている15票
承諾・辞退・検討のいずれかが明確に書かれている14票
返信が速い(遅いと関心が薄いと感じる)11票
検討中なら、どの程度の期間で返答できるか書いてある10票
具体的な質問(職種の詳細・条件など)をしている9票
否定的な言い回しがなく、丁寧な表現である8票

感謝15票、明確14票、迅速11票が上位3つです。メール返信の3本柱として心がけるとよいでしょう。検討中なら期間を書くことが10票で重視されており、「考える時間が欲しい」と伝えるときは、〇日以内にご返答する旨を明記すると好印象です。

返信期限は伝える?伝えない?

別ポジション提案のメールに対する返信期限を、候補者に伝えるかどうか聞きました。

回答票数
伝える(○日以内など具体的に)12票
伝えるが、目安程度(「ご検討の上お返事を」等)5票
伝えないことが多い3票

20人中12人が具体的な期限を伝えると答えています。メールに期限が書いていない場合でも、返信時に「〇日以内にご返答いたします」と自分から伝えると、関心があることが伝わりやすいでしょう。返信が遅いと関心が薄いと判断されやすいため、迅速な返信を心がけてください。

NG返信(曖昧な表現・遅すぎる返信・否定的な言い回し)

採用担当者20人の回答から、避けた方がよい返信のポイントを整理します。

曖昧な表現

承諾・辞退・検討のいずれかが明確に書かれていることを14票が重視しています。「考えます」「検討します」だけで期限や意思が不明確だと、本意が読み取りにくく、不採用につながることもあります(曖昧で本意が読み取りにくい7票)。

遅すぎる返信

返信が速いことを11票が重視しており、返信が遅く関心が薄いと判断したとして不採用になった事例が9票ありました。できるだけ24〜48時間以内に返信することを目安にするとよいでしょう。

否定的な言い回し

8票が「否定的な言い回しがなく、丁寧な表現である」ことを重視しています。「〜できません」「〜は難しいです」といった否定表現より、「〜の理由で、こちらの方向で検討いたします」など、前向きな言い回しを心がけるとよいでしょう。


シチュエーション別メール例文(検討・承諾・辞退・元ポジション希望)

状況に応じた4パターンのメール例文をまとめます。採用担当者が重視するポイント(感謝・明確・迅速・期間・質問)を意識した構成にしています。

  • ①考える時間が欲しいときのメール例文
  • ②提案を承諾するときのメール例文
  • ③当初希望のポジションを再度お願いするメール例文
  • ④辞退するときのメール例文
  • 転職者20人はどう返した?実体験

でお伝えしていきます。

①考える時間が欲しいときのメール例文

検討させていただきたい場合の例文です。採用担当者20人中10人が「検討中なら期間を書いてある」ことを重視しているため、返答できる目安の期間を明記するのがポイントです。

“`

お世話になっております。〇〇です。

このたびは別ポジションのご提案をいただき、誠にありがとうございます。

内容を拝見し、大変ありがたいお申し出と存じます。

職種の詳細や勤務条件などを確認したうえでご返答させていただきたく、

〇日以内を目安にご連絡いたします。

ご回答期限のご指定があればお知らせください。よろしくお願いいたします。

“`

②提案を承諾するときのメール例文

提案されたポジションで選考を進めたい場合の例文です。感謝の言葉と意思表明を明確に書き、必要に応じて質問を添えるとよいでしょう(具体的な質問をしていることを9票が重視)。

“`

お世話になっております。〇〇です。

このたびは別ポジションのご提案をいただき、誠にありがとうございます。

ご提案いただいた〇〇職での選考を進めさせていただきたく存じます。

職種の詳細や今後の選考の流れについて、ご案内いただけますと幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。

“`

③当初希望のポジションを再度お願いするメール例文

当初応募したポジションでの選考継続を希望する場合の例文です。否定的な言い回しを避け、「当初希望の職種でチャレンジさせていただきたい」と前向きに伝えるのがポイントです。

“`

お世話になっております。〇〇です。

このたびは別ポジションのご提案をいただき、誠にありがとうございます。

ご検討いただき大変光栄に存じます。

引き続き、当初応募いたしました〇〇職での選考継続をご希望しております。

〇〇職において、これまでの経験を活かして貢献できればと考えております。

ご検討のほど、何卒よろしくお願いいたします。

“`

④辞退するときのメール例文

キャリアプランなどから辞退する場合の例文です。断る際も丁寧な表現を心がけ、感謝の気持ちを伝えましょう。

“`

お世話になっております。〇〇です。

このたびは別ポジションのご提案をいただき、誠にありがとうございました。

大変恐れ入りますが、今回はキャリアプランの関係上、ご辞退させていただきたくご連絡いたしました。

貴重なお時間をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。

末筆ではございますが、貴社の今後のご発展をお祈り申し上げます。

“`

転職者20人はどう返した?実体験

別ポジション提案への返信をメールで行った場合、どのような返し方をしたか転職者20人に聞きました。

返信の仕方票数
考える時間が欲しいと伝え、期限を聞いた6票
提案を承諾し、選考を進めたいと伝えた5票
当初希望のポジションでの選考を再度お願いした3票
キャリアプランと合わないため、辞退したと伝えた4票
電話で伝え、メールは補足のみだった2票

4パターンとも実践者がおり、読者の状況に合わせて選べることを示しています。検討・承諾・辞退・元ポジション希望のいずれかに当てはまる場合は、上記の例文を参考に、感謝・明確・迅速を意識して返信するとよいでしょう。


別の職種を勧められた後に不採用になる理由と対処法

別の職種を勧められたのに不採用になった——そんな経験がある方もいるかもしれません。面接官20人・転職者20人の票数から、不採用になる理由と対処法を整理します。

  • 面接官20人が挙げた「不採用になる主な理由」
  • 転職者の体験
  • 不採用を避けるには?提案への向き合い方

でお伝えしていきます。

面接官20人が挙げた「不採用になる主な理由」

別ポジションを提案した後に不採用になる主な理由を聞きました。

理由票数
提案した職種に対する反応や態度が消極的だった14票
他の候補者と比較して、総合的な評価が低かった11票
別職種の面接で、期待した意欲が伝わらなかった10票
返信が遅く、関心が薄いと判断した9票
メールの返信内容が曖昧で、本意が読み取りにくかった7票

20人中14人が「消極的な態度」を挙げており、不採用の最大要因と言えます。提案された職種に興味がなくても、感謝と前向きな表現を心がけることが大切です。他候補に負けた11票は選考の結果として仕方ない場合もありますが、意欲伝わらず10票・返信遅い9票・曖昧な返信7票は、態度や返信の仕方で防げる部分です。

転職者の体験

転職者20人に「別の職種を勧められた後、不採用になった経験はあるか」を聞きました。

回答票数
ある。返信や面接での態度が原因だと思った5票
ある。理由はわからない4票
ない。別職種で内定を得た4票
ない。辞退した2票

5人が「態度が原因では」と感じており、面接官の回答(消極的態度14票)と対応しています。理由不明と感じた人も4票おり、企業が理由を明らかにしないケースは少なくありません。一方で、別職種で内定を得た人も4票います。

不採用を避けるには?提案への向き合い方

データから導けるアドバイスを4点にまとめます。

1. 消極的態度を避ける(14票が最多):提案された職種に興味がなくても、感謝と前向きな表現を心がける

2. 返信を迅速に(遅いと関心薄いと判断9票):できるだけ24〜48時間以内に返信する

3. 明確に書く(曖昧な返信で本意が伝わらず7票):承諾・辞退・検討のいずれかを明確に、検討中なら期間を明記する

4. 面接で意欲を伝える(意欲が伝わらなかった10票):別職種の面接でも、仕事内容への関心や学習意欲を示す

即答する必要はありませんが、ネガティブな態度は避け、メリット・デメリットを洗い出したうえで意思表明することが推奨されます。


提案後に内定を得る可能性は?転職者20人の結果

「提案されたけど、結局内定は取れるの?」という疑問に、転職者20人の実体験でお答えします。

  • 提案=チャンス。内定を得た割合
  • 内定を得た人がやったこと・返信のポイント

でお伝えしていきます。

提案=チャンス。内定を得た割合

別ポジション提案を受けた後、内定を得た経験があるか転職者20人に聞きました。

結果票数
ある。提案されたポジションで内定を得た6票
ある。元々希望していたポジションで内定を得た2票
ない。不採用になった7票
ない。自分から辞退した0票

提案を受けた15人のうち、8人が内定を得ています(提案ポジション6票+元ポジション2票)。提案は「落ちた」の証ではなく、チャンスとして前向きに検討する価値があることがわかります。不採用になった7人については、消極的態度・返信遅れ・他候補との比較など、前章で触れた要因が考えられます。

内定を得た人がやったこと・返信のポイント

内定を得た人の共通点として、感謝・明確・迅速な返信が挙げられます。採用担当者20人も、感謝15票、明確14票、迅速11票を重視しており、実践と一致しています。

承諾して選考を進めた5票、考える時間を取った6票のうち、いずれも前向きに検討して返信した人が内定に結びついた傾向があります。消極的態度を避け、承諾・辞退・検討のいずれかを明確に伝えることが大切です。返信前には、職種・条件・転勤の有無など、次章で触れる5つのチェックポイントを確認しておくこともおすすめです。


「他の会社を勧められる」ときの意図と答え方

面接で「他の会社を勧められる」「他社の方が合っているのでは」と言われた経験はありますか?別ポジション提案とは意図が異なります。面接官20人・転職者20人の声をまとめました。

  • 面接官が他社を勧める主な意図
  • 本気で他社を勧めているわけではないことが多い
  • 転職者20人の体験
  • 答え方のポイント(企業の特徴を挙げる・他社把握済み・志望動機の一貫性)

でお伝えしていきます。

面接官が他社を勧める主な意図

面接で「他の会社を勧める」「他社の方が合っているのでは」と伝えることがある場合、主な意図を聞きました。

意図票数
志望度・本気度を確認したい12票
状況に応じて素早く判断・対応する力(機敏性)を見たい10票
本当に自社を第一志望にしているか試したい9票
本気で他社を勧めている(自社での採用は難しい)4票

20人中12人が「志望度・本気度の確認」、10人が「機敏性を見たい」、9人が「第一志望か試したい」と答えています。本気で他社を勧めているのは4票のみで、多くはテスト・確認が目的です。別ポジション提案(社内の他部署)と他社勧め(他企業の紹介)は意図が異なるため、混同しないようにしましょう。

本気で他社を勧めているわけではないことが多い

上記の通り、本気で他社を勧めていると答えたのは4票のみです。多くは志望度や機敏性の確認であり、落ち込まずに企業の特徴を挙げる・他社把握済みと伝えるなど、適切に答えることで好印象につながります。

転職者20人の体験

転職者20人に「他社を勧められた経験があるか」を聞いたところ、9人が「ある」と回答。勧められたときの対応としては、5人が「その企業にしかない特徴や、志望理由を改めて伝えた」、2人が「他社も見た上で、御社を選んでいると伝えた」、2人が「商品・サービスが好き、社員の人柄に惹かれたと伝えた」と答えています。

企業の特徴や志望理由を伝えることで、適切に対応できた人が多いことがわかります。

答え方のポイント(企業の特徴を挙げる・他社把握済み・志望動機の一貫性)

1. 企業の特徴を挙げる:転職者20人中5人が実践。その企業にしかない強みや、志望理由を具体的に伝える

2. 他社把握済みと伝える:他社も見たうえで御社を選んでいる旨を伝える(2票が実践)

3. 商品・人柄に惹かれた:商品が好き、社員の人柄に惹かれたなど、具体的な理由を伝える(2票)

4. 志望動機の一貫性:志望度の確認が目的のため、事前に志望理由を明確にしておく

5. 即答する:機敏性を見られているため、考えすぎず素早く答えることが好印象につながる場合もあります


「応募者が多い」と言われたときの意味と受け止め方

「応募者が多い」「競争率が高い」と言われたとき、不安になる方もいるでしょう。競合がほぼ扱っていないテーマを、面接官20人・転職者20人の声で可視化します。

  • 採用側が伝える意図
  • 転職者20人の体験
  • どう受け止める?落ち込まず対応するコツ

でお伝えしていきます。

採用側が伝える意図

「応募者が多い」「競争率が高い」と候補者に伝えることがある場合、主な意図を聞きました。

意図票数
選考の状況を正直に伝えたい8票
特別に伝える意図はなく、質問への回答として伝えた7票
候補者にプレッシャーをかけ、本気度を高めたい6票
辞退する人を早めにふるい落としたい5票

「選考状況を正直に」8票、「質問への回答」7票が上位です。悪意ではなく、説明や事実の伝達が主な意図と言えるでしょう。プレッシャー・ふるい落としの意図も6票・5票ありますが、過半数ではありません。

転職者20人の体験

転職者20人に「応募者が多いと言われた経験があるか」を聞いたところ、10人が「ある」と回答。言われたときの気持ちとしては、7人が「落ちる可能性が高いと不安になった」、5人が「選考状況の説明として受け止めた」、4人が「プレッシャーをかけられていると感じた」、4人が「本気で頑張ろうと思った」と答えています。

不安になる気持ちは自然ですが、説明として受け止めた人や、本気で頑張ろうと思った人もいます。

どう受け止める?落ち込まず対応するコツ

1. 事実として受け止める:選考状況の説明や質問への回答が主な意図。悪意ではないことが多い

2. プレッシャーを活かす:本気度を高めたい意図もあるため、逆にアピールのチャンスと捉える

3. 落ち込まない:採用側は状況説明が主。不安になりすぎる必要はない

4. 競争率が高い=人気企業の証:志望動機や経験などの差別化ポイントを伝える機会と捉える

5. 他社勧め・別ポジションとの違い「応募者が多い」は選考状況の説明であり、他社勧め(志望度確認)とは別の文脈であることを理解しておく


返信前に確認したい5つのこと

別ポジションを提案されたとき、返信前に確認しておくとよいポイントを5つにまとめます。採用担当者20人の重視ポイント(具体的な質問9票、期間の明記10票)とも一致しています。

  • 職種・仕事内容
  • 就業条件(給与・勤務時間・休日)
  • 転勤の有無
  • 関わる人・組織
  • 即決せず、考える時間をもらう

でお伝えしていきます。

職種・仕事内容

提案された職種の具体的な業務内容、キャリアパスを確認しましょう。採用担当者20人中9人が「具体的な質問(職種の詳細・条件など)をしている」ことを重視しており、質問する姿勢は歓迎される傾向があります。

就業条件(給与・勤務時間・休日)

給与レンジ、残業の有無、休日数を確認します。条件の確認は採用側も期待していることが多く、事前に把握しておくことが大切です。

転勤の有無

転勤の可能性や支店異動の有無を確認しておきましょう。

関わる人・組織

配属先、上司、チーム規模など、関わる人や組織について確認できると、より納得して決断しやすくなります。

即決せず、考える時間をもらう

即答する必要はありません。転職者20人中6人が「考える時間が欲しいと伝え、期限を聞いた」と回答しており、検討中なら「〇日以内にご返答いたします」と期間を明記すると、採用担当者20人中10人が重視するポイントに沿えます。返信期限は「具体的に伝える」企業が12票、「目安程度」が5票であり、期限を聞く・書くことは採用側も想定しています。


よくある質問(Q&A)

よくある疑問を5つに絞って回答します。

Q1. 別ポジション提案は「落ちた」ということですか?

いいえ、落ちたということではありません。採用担当者20人の回答では、14人が「経験・スキルが別職種で活きる」、12人が「レベル未達だが他職種なら採用したい」、11人が「他候補で充足したが別部署で人手不足」と答えています。提案は、希望ポジションでの評価が下がったのではなく、別の評価軸で活かせると判断された証であることが多いです。

転職者20人の調査では、提案を受けた15人のうち8人が内定を得ています。落ちたわけではなく、チャンスとして前向きに検討するのが得策です。

Q2. 面接で別の職種を勧められたとき、メールで返信すればいいですか?

はい、メールで返信するのが一般的です。採用担当者20人に提案のタイミングを聞いたところ、面接中13票、面接後メール9票、書類選考後メール6票でした。面接中に口頭で提案される場合も、その後メールで正式に打診されることが多く、メールで返信することが求められます。感謝15票、明確14票、迅速11票を意識して返すとよいでしょう。

Q3. 別ポジションを辞退したら、元のポジションで採用されますか?

可能性はあります。転職者20人の調査では、2人が「元々希望していたポジションで内定を得た」と回答しています。丁寧に「当初希望のポジションでの選考をお願いしたい」と伝えるメール例文(本文参照)を活用し、前向きに希望を伝えることが大切です。ただし、希望ポジションの枠が他候補で埋まっている場合(11票)は難しいケースもあるため、企業による部分があります。

Q4. 「他の会社を勧められる」のは不採用のサインですか?

必ずしも不採用ではありません。採用担当者20人のうち、本気で他社を勧めていると答えたのは4票のみ。12票が志望度確認、10票が機敏性を見たい、9票が第一志望か試したいと答えています。多くは志望度・機敏性の確認が目的であり、企業の特徴を挙げる・他社把握済みと伝えるなどの対処法で好印象になる可能性があります。

Q5. 「応募者が多い」と言われたら、受かる可能性は低いですか?

そうとは限りません。採用担当者20人のうち、8人が「選考状況を正直に伝えたい」、7人が「質問への回答として伝えた」と答えています。悪意ではなく説明が主な意図であることが多く、可能性が低いわけではありません。転職者20人でも、5人が「説明として受け止めた」、4人が「本気で頑張ろうと思った」と答えています。状況説明・事実伝達として受け止め、プレッシャーをアピールのチャンスと捉え、志望動機や経験をしっかり伝えることが大切です。


まとめ

最後に、この記事の要点を3つにまとめます。

1. 提案=評価の証。感謝・明確・迅速な返信を心がける

別ポジション提案は「落ちた」の証ではなく、別の評価軸で活かせると判断された証であることが多いです。採用担当者20人は感謝15票、明確14票、迅速11票を重視しており、提案を受けた15人中8人が内定を得たデータもあります。感謝・明確・迅速な返信で、チャンスを逃さないようにしましょう。

2. シチュエーション別メール例文を活用し、消極的態度は避ける

検討・承諾・辞退・元ポジション希望の4パターンのメール例文を、状況に合わせて活用しましょう。曖昧な返信・遅い返信・否定的な言い回しは不採用につながりやすく、採用担当者20人中14人が消極的態度を不採用の理由として挙げています。承諾・辞退・検討のいずれかを明確に伝えることが大切です。

3. 今日からできること

返信前に5つ(職種・条件・転勤・人・考える時間)を確認し、「他社を勧められる」「応募者が多い」と言われたら、志望度や企業の特徴を伝えるチャンスと捉えましょう。別ポジションを提案されたときは、まず感謝の気持ちを伝え、明確かつ迅速に返信することが第一歩です。